Apple セキュリティアップデートについて
Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。
セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。Apple との通信は、Apple Product Security PGP キーで暗号化できます。
Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。
macOS Sierra 10.12.4、セキュリティアップデート 2017-001 El Capitan、セキュリティアップデート 2017-001 Yosemite
2017 年 3 月 27 日リリース
Apache
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:リモートの攻撃者から、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:2.4.25 より前のバージョンの Apache に複数の脆弱性がありました。Apache をバージョン 2.4.25 にアップデートすることで、これらの脆弱性に対処しました。
CVE-2016-0736
CVE-2016-2161
CVE-2016-5387
CVE-2016-8740
CVE-2016-8743
2017 年 3 月 28 日に更新
apache_mod_php
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:5.6.30 より前のバージョンの PHP に、複数の脆弱性がある。
説明:5.6.30 より前のバージョンの PHP に、複数の脆弱性がありました。この問題は、PHP をバージョン 5.6.30 にアップデートすることで解決されました。
CVE-2016-10158
CVE-2016-10159
CVE-2016-10160
CVE-2016-10161
CVE-2016-9935
AppleGraphicsPowerManagement
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を改善することで、競合状態の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2421:@cocoahuke 氏
AppleRAID
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2438:360 Nirvan Team の sss 氏および Axis 氏
オーディオ
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2430:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者
CVE-2017-2462:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者
Bluetooth
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2420:Synopsys Software Integrity Group の Pekka Oikarainen 氏、Matias Karhumaa 氏、Marko Laakso 氏
Bluetooth
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2427:Qihoo 360 Nirvan Team の Axis 氏および sss 氏
Bluetooth
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2449:360 Nirvan Team の sss 氏および Axis 氏
Carbon
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成された .dfont ファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:フォントファイルの処理にバッファオーバーフローの脆弱性がありました。この問題は、配列境界チェック機能を改善することで解決されました。
CVE-2017-2379:Tencent Security Platform Department の riusksk (泉哥) 氏、John Villamil 氏、Doyensec 氏
CoreGraphics
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたイメージを処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、無限再帰に対処しました。
CVE-2017-2417:Tencent Security Platform Department の riusksk (泉哥) 氏
CoreMedia
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成された .mov ファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:.mov ファイルの処理に、メモリ破損の脆弱性がありました。この問題はメモリ管理を改善することで解決されました。
CVE-2017-2431:Tencent Security Platform Department の kimyok 氏
CoreText
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2435:John Villamil 氏、Doyensec 氏
CoreText
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2017-2450:John Villamil 氏、Doyensec 氏
CoreText
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたテキストメッセージを処理すると、アプリケーションがサービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:入力検証を強化し、リソース枯渇の問題に対処しました。
CVE-2017-2461:IDAoADI の Isaac Archambault 氏、匿名の研究者
curl
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:libcurl API への悪意を持って作成されたユーザ入力により、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、バッファオーバーフローに対処しました。
CVE-2016-9586:Mozilla の Daniel Stenberg 氏
EFI
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のある Thunderbolt アダプタによって、FileVault 2 の暗号化パスワードを取得される可能性がある。
説明:DMA の処理に脆弱性がありました。この問題は、EFI で VT-d を有効にすることで解決されました。
CVE-2016-7585:Ulf Frisk 氏 (@UlfFrisk)
FinderKit
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:リンクを送信すると、アクセス権が予期せずリセットされることがある。
説明:iCloud 共有の「リンクを送信」機能の処理に、アクセス権の問題がありました。この問題は、アクセス権の管理を改善することで解決されました。
CVE-2017-2429:Arnot Ogden Medical Center の Raymond Wong 氏 (DO)
2017 年 8 月 23 日に更新
FontParser
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2487:Tencent Security Platform Department の riusksk (泉哥) 氏
CVE-2017-2406:Tencent Security Platform Department の riusksk (泉哥) 氏
FontParser
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを解析すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。
説明:入力検証を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2407:Tencent Security Platform Department の riusksk (泉哥) 氏
FontParser
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2017-2439:John Villamil 氏、Doyensec 氏
FontParser
対象 OS:OS X El Capitan v10.11.6 および OS X Yosemite v10.10.5
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:フォントファイルの処理にバッファオーバーフローの脆弱性がありました。この問題は、配列境界チェック機能を改善することで解決されました。
CVE-2016-4688:Alipay company の Simon Huang 氏
2017 年 4 月 11 日に追加
HTTPProtocol
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のある HTTP/2 サーバが、未定義の挙動を引き起こす可能性がある。
説明:1.17.0 より前のバージョンの nghttp2 に複数の脆弱性がありました。nghttp2 をバージョン 1.17.0 にアップデートすることで、これらの脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2428
2017 年 3 月 28 日に更新
ハイパーバイザ
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:ハイパーバイザフレームワークを使うアプリケーションによって、ゲストとホスト間の CR8 制御レジスタが予期せず漏洩する可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、情報漏洩の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2418:Veertu Inc. の Alex Fishman 氏および Izik Eidus 氏
iBooks
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成された iBooks ファイルを解析すると、ローカルファイルが漏洩する可能性がある。
説明:ファイル URL の処理に、情報漏洩の脆弱性がありました。この問題は、URL の処理を改善することで解決されました。
CVE-2017-2426:Stratum Security の Craig Arendt 氏、Jun Kokatsu 氏 (@shhnjk)
ImageIO
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2416:Tencent、KeenLab の Qidan He (何淇丹、@flanker_hqd) 氏
ImageIO
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3、OS X El Capitan v10.11.6、OS X Yosemite v10.10.5
影響:悪意を持って作成された JPEG ファイルを表示すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2432:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者
ImageIO
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたファイルを処理すると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2467
ImageIO
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたイメージを処理すると、アプリケーションが予期せず終了する可能性がある。
説明:4.0.7 より前のバージョンの LibTIFF に、領域外読み込みの脆弱性がありました。ImageIO の LibTIFF をバージョン 4.0.7 にアップデートすることで、この問題に対処しました。
CVE-2016-3619
Intel Graphics Driver
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2443:Google Project Zero の Ian Beer 氏
Intel Graphics Driver
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションによって、カーネルメモリが漏洩する可能性がある。
説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2489:Google Project Zero の Ian Beer 氏
2017 年 3 月 31 日に追加
IOATAFamily
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2408:Qihoo360 Qex Team の Yangkang 氏 (@dnpushme)
IOFireWireAVC
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2436:IBM Security の Orr A 氏
IOFireWireAVC
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:ローカルの攻撃者にカーネル権限で任意のコードを実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2437:Blue Frost Security の Benjamin Gnahm 氏 (@mitp0sh)
IOFireWireFamily
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションから、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:入力検証を強化し、ヌルポインタ逆参照に対処しました。
CVE-2017-2388:Brandon Azad 氏、匿名の研究者
カーネル
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2398:Qihoo 360 Vulcan Team の Lufeng Li 氏
CVE-2017-2401:Qihoo 360 Vulcan Team の Lufeng Li 氏
カーネル
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:カーネルに入力検証の脆弱性が存在します。この問題は、入力検証を強化することで解決されました。
CVE-2017-2410:Apple
カーネル
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、整数オーバーフローに対処しました。
CVE-2017-2440:匿名の研究者
カーネル
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のあるアプリケーションに root 権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を改善することで、競合状態の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2456:Google Project Zero の lokihardt 氏
カーネル
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2472:Google Project Zero の Ian Beer 氏
カーネル
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2473:Google Project Zero の Ian Beer 氏
カーネル
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、off-by-one エラーに対処しました。
CVE-2017-2474:Google Project Zero の Ian Beer 氏
カーネル
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:ロック処理を強化することで、競合状態の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2478:Google Project Zero の Ian Beer 氏
カーネル
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2482:Google Project Zero の Ian Beer 氏
CVE-2017-2483:Google Project Zero の Ian Beer 氏
カーネル
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションに権限を昇格され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2490:Google Project Zero の Ian Beer 氏、英国の National Cyber Security Centre (NCSC)
2017 年 3 月 31 日に追加
カーネル
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:蓋を閉じても、画面のロックが解除されたままになる場合がある。
説明:ステート管理を改善し、ロック不備の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7070:Ed McKenzie 氏
2017 年 8 月 10 日に追加
キーボード
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションに任意のコードを実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、バッファオーバーフローに対処しました。
CVE-2017-2458:Shashank 氏 (@cyberboyIndia)
キーチェーン
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:TLS 接続を傍受可能な攻撃者に、iCloud キーチェーンで保護されている機密情報を読み取られる可能性がある。
説明:特定の環境下で、iCloud キーチェーンによる OTR パケットの信頼性の検証ができていませんでした。この問題は、検証を強化することで解決されました。
CVE-2017-2448:Longterm Security, Inc. の Alex Radocea 氏
2017 年 3 月 30 日に更新
libarchive
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:ローカルの攻撃者が任意のディレクトリのファイルシステム権限を変更できる可能性がある。
説明:symlinks の処理に、検証不備の脆弱性がありました。この問題は、symlinks の検証を強化することで解決されました。
CVE-2017-2390:enSilo Ltd の Omer Medan 氏
libc++abi
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のある C++ アプリケーションをデマングルすると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2441
LibreSSL
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3 および OS X El Capitan v10.11.6
影響:ローカルユーザにより、重要なユーザ情報が漏洩される可能性がある。
説明:攻撃者にタイミング・サイド・チャネル攻撃を仕掛けられ、キーを取得される可能性がありました。この問題は、絶え間ない時間計算を導入することで解決されました。
CVE-2016-7056:Cesar Pereida García 氏および Billy Brumley 氏 (タンペレ工科大学)
libxslt
対象 OS:OS X El Capitan v10.11.6
影響:libxslt に複数の脆弱性がある。
説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2477
2017 年 3 月 30 日に追加
libxslt
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3、OS X El Capitan v10.11.6、OS X Yosemite v10.10.5
影響:libxslt に複数の脆弱性がある。
説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-5029:Holger Fuhrmannek 氏
2017 年 3 月 28 日に追加
MCX クライアント
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:複数のペイロードが使われた構成プロファイルを削除しても、Active Directory 証明書の信頼が削除されない可能性がある。
説明:プロファイルのアンインストール処理に脆弱性がありました。この問題は、クリーンアップ処理を改良することで解決されました。
CVE-2017-2402:匿名の研究者
メニュー
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションによって、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。
CVE-2017-2409:Sergey Bylokhov 氏
Multi-Touch
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のあるアプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2422:@cocoahuke 氏
OpenSSH
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:OpenSSH に複数の脆弱性がある。
説明:7.4 より前のバージョンの OpenSSH に、複数の脆弱性がありました。この問題は、OpenSSH をバージョン 7.4 にアップデートすることで解決されました。
CVE-2016-10009
CVE-2016-10010
CVE-2016-10011
CVE-2016-10012
OpenSSL
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:ローカルユーザにより、重要なユーザ情報が漏洩される可能性がある。
説明:絶え間ない時間計算を導入することで、タイミング・サイド・チャネル攻撃の脆弱性に対処しました。
CVE-2016-7056:Cesar Pereida García 氏および Billy Brumley 氏 (タンペレ工科大学)
プリント
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のある IPP(S) リンクをクリックすると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化することで、未指定の書式文字列の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2403:GrayHash の beist 氏
python
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成された zip アーカイブを Python で処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:zip アーカイブの処理に、メモリ破損の脆弱性がありました。この問題は、入力検証を強化することで解決されました。
CVE-2016-5636
QuickTime
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたメディアファイルを表示すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。
説明:QuickTime にメモリ破損の脆弱性がありました。この問題は、メモリ処理を改良することによって解決されています。
CVE-2017-2413:Qihoo 360 の IceSword Lab の Simon Huang 氏 (@HuangShaomang) および pjf 氏
セキュリティ
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:SecKeyRawVerify() による署名検証が、署名が空でも予期せず合格する場合がある。
説明:暗号化の API コールに、検証不備の脆弱性がありました。この問題は、パラメータ検証を強化することで解決されました。
CVE-2017-2423:匿名の研究者
セキュリティ
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:アプリケーションにルート権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、バッファオーバーフローに対処しました。
CVE-2017-2451:Longterm Security, Inc. の Alex Radocea 氏
セキュリティ
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成された x509 証明書を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:証明書の解析処理に、メモリ破損の脆弱性がありました。この問題は、入力検証を強化することで解決されました。
CVE-2017-2485:Cisco Talos の Aleksandar Nikolic 氏
SecurityFoundation
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成された証明書を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、ダブルフリー (二重解放) の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-2425:Tencent Security Platform Department の kimyok 氏
sudo
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:ネットワーク・ディレクトリ・サーバ上の "admin" という名前のグループの所属ユーザが、予期せず sudo を使って権限を昇格できる可能性がある。
説明:sudo にアクセス関連の脆弱性がありました。この問題は、アクセス権のチェック機能を改善することで解決されました。
CVE-2017-2381
システム整合性保護
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意のあるアプリケーションが、保護されたディスクの位置を変更できる可能性がある。
説明:システムのインストール処理に、検証不備の脆弱性がありました。この問題は、インストールプロセス中の処理と検証を改善することで解決されました。
CVE-2017-6974:Synack の Patrick Wardle 氏
tcpdump
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:ネットワーク上で特権的な地位を獲得した攻撃者が、ユーザアシスタンスを悪用し、任意のコードを実行できる可能性がある。
説明:4.9.0 より前のバージョンの tcpdump に複数の脆弱性がありました。tcpdump をバージョン 4.9.0 にアップデートすることで、これらの脆弱性に対処しました。
CVE-2016-7922
CVE-2016-7923
CVE-2016-7924
CVE-2016-7925
CVE-2016-7926
CVE-2016-7927
CVE-2016-7928
CVE-2016-7929
CVE-2016-7930
CVE-2016-7931
CVE-2016-7932
CVE-2016-7933
CVE-2016-7934
CVE-2016-7935
CVE-2016-7936
CVE-2016-7937
CVE-2016-7938
CVE-2016-7939
CVE-2016-7940
CVE-2016-7973
CVE-2016-7974
CVE-2016-7975
CVE-2016-7983
CVE-2016-7984
CVE-2016-7985
CVE-2016-7986
CVE-2016-7992
CVE-2016-7993
CVE-2016-8574
CVE-2016-8575
CVE-2017-5202
CVE-2017-5203
CVE-2017-5204
CVE-2017-5205
CVE-2017-5341
CVE-2017-5342
CVE-2017-5482
CVE-2017-5483
CVE-2017-5484
CVE-2017-5485
CVE-2017-5486
tiffutil
対象 OS:macOS Sierra 10.12.3
影響:悪意を持って作成されたイメージを処理すると、アプリケーションが予期せず終了する可能性がある。
説明:4.0.7 より前のバージョンの LibTIFF に、領域外読み込みの脆弱性がありました。AKCmds の LibTIFF をバージョン 4.0.7 にアップデートすることで、この問題に対処しました。
CVE-2016-3619
CVE-2016-9533
CVE-2016-9535
CVE-2016-9536
CVE-2016-9537
CVE-2016-9538
CVE-2016-9539
CVE-2016-9540
macOS Sierra 10.12.4、セキュリティアップデート 2017-001 El Capitan、セキュリティアップデート 2017-001 Yosemite には、Safari 10.1 のセキュリティコンテンツが含まれています。
ご協力いただいたその他の方々
XNU
Qihoo 360 Vulcan Team の Lufeng Li 氏のご協力に感謝いたします。