iPhone 17：バッテリー
始める前に
警告
始める前に「バッテリーの安全性」を読み、作業スペースとバッテリーの取り扱いに関するガイドラインに従ってください。
バッテリーは必ず、電子デバイスを修理するための知識と経験がある技術者が交換してください。不適切なバッテリー交換、部品の不適切な取り扱い、提供された指示に従わないことなどがあると、火災、ケガ、データ損失、またはデバイス、部品、その他の財産の損傷につながる可能性があります。
ツール
9Vバッテリー
9Vバッテリークリップ
バッテリープレス
静電気放電防止ピンセット
エタノールワイプまたはイソプロピルアルコール（IPA）ワイプ
耐熱グローブ
ナイロン製プローブ（ブラックスティック）または吸着カップ
サイドシールド付きの安全ゴーグル
砂
砂の入った容器
すべての修理に必要なツールの一覧を参照してください。
重要
この部品を交換する場合は、修理アシスタントを実行して修理を完了することをおすすめします。すべての取り付け手順を完了すると、修理アシスタントがデバイスで利用可能になります。
取り外し
注：取り外しの手順がすでに完了している場合は、「取り付け」に進んでください。
重要
背面ガラスを取り外します。その後、手順1に進みます。
静電気放電防止ピンセットを使って、バッテリーから銀色の接着シートのタブを約45度に達するまで慎重にはがします。
9Vバッテリーの赤（プラス）のコネクタを、iPhoneバッテリーの銀色の接着シートのタブに接続します。次に、9Vバッテリーの黒（マイナス）のコネクタを、下部スピーカー右下の接地用ネジに接続します。
接続を1分30秒保ちます。
重要：接続を保たないと、接着剤ははがれません。どちらか一方、または両方のクリップが外れた場合は、手順1からやり直してください。
注：接着剤がはがれるまでの時間は、製品の製造から時間が経つにつれて長くなる場合があります。接着剤の除去は、DC電源などの代替電源を使用して、最大30ボルトを適用することで実施できます。より高い電圧を使用すると、除去にかかる時間が短縮されます。
吸着カップまたはブラックスティックを使用してバッテリーを持ち上げ、筐体から取り外します。
注意：バッテリーを取り外そうとしたときに抵抗を感じた場合は、手順1から3を繰り返します。- 警告：バッテリーを取り外すことができない場合は、修理を中止してください。修理サービスオプションはsupport.apple.com/ja-jp/repairで確認できます。
取り付け
警告
筐体を目視で検査して、緩んでいるネジや余分なネジ、磁気を帯びた部分に付着した小さな部品がないか確認します。これらはバッテリーに損傷を与え、安全性に関わる問題を引き起こす可能性があります。
エタノールワイプまたはIPAワイプを使って、筐体に残っている接着剤をすべて取り除きます。
- 注意：接着剤は透明です。接着剤を確実に除去するには、筐体を5～10回拭く必要があります。
注：清掃後にハウジングのわずかな変色が見られることがありますが、問題はありません。
交換用バッテリーの裏面からピンクの裏紙をはがします。
重要：バッテリー上部にある保護カバーはまだ取り外さないでください。
保護カバーを上向きにして、バッテリーを筐体の上で持ちます。バッテリーをロジックボードと筐体の左側に合わせます。ここで、バッテリーを筐体の中に下ろします。
修理トレイの中央に2つのスロットがあります。修理トレイの1つのスロットがバッテリープレスの一方の側に接するように、修理トレイと筐体をバッテリープレスの上に配置します。
バッテリープレスの上部にある赤いレバーを下ろし、ローラーをバッテリー上に下げます。バッテリープレス内で修理トレイを前後に3回スライドさせ、バッテリーを筐体に接着させます。
バッテリープレスの上部にある赤いレバーを上げます。
修理トレイと筐体をバッテリープレスの反対側に配置します。
手順5と6を繰り返します。その後、バッテリープレスから修理トレイを取り出し、手順9に進みます。
保護カバーの端を押さえます。保護カバーのリリースタブを引っ張って、バッテリーから取り除きます。
重要：引き出そうとしているタブの上部は押さないでください。
以下の部品を取り付けて組立てを完了します。
警告
iPhoneをそっと振ってみます。バッテリーが動いているように感じたら、背面ガラスとバッテリーを取り外します。次に、別の交換用バッテリーを使ってバッテリーの組立てを完了します。
重要
新しいバッテリーは充電されていません。すべての取り外しと取り付けの手順を完了したら、数分間デバイスを充電してください。
取り付け手順をすべて完了したら、修理アシスタントがデバイスで利用可能になるので、実行して修理を完了することをおすすめします。修理アシスタントの起動方法について詳しくはこちらを確認してください。