iPad:機械的な問題に関するトラブルシューティング
ホームボタンまたはTouch IDに関する問題のトラブルシューティング
ボタンまたはスイッチの問題のトラブルシューティング
問題を特定する
以下のいずれかの問題を確認した場合は、リンクされている記事を参照してください。
トップボタンが反応しない(Touch IDの問題については、「ホームボタンまたはTouch IDに関する問題のトラブルシューティング」を参照)
ホームボタンが反応しない(「ホームボタンまたはTouch IDに関する問題のトラブルシューティング」を参照)
音量を上げる/下げるボタンが反応しない
本体横のスイッチが反応しない(旧モデルのiPad)
サポート記事の手順に従っても問題が解決しなかった場合は、次のセクションに進んでください。
簡単なトラブルシューティング手順を試す
すべてのボタンとスイッチの周囲を詳しく調べます。ボタンまたはスイッチがスタックしている場合や、押したり切り替えたりできなくなっている場合は、以下を確認します。
何らかの物質が原因でボタンまたはスイッチが一定の位置にスタックしている
異物などによってボタンまたはスイッチの動きが妨げられているため、ボタンまたはスイッチを押したり切り替えたりできない
ボタンまたはスイッチが物理的に破損している
iPadを再起動します。iPadが再起動しない場合は、iPadの強制再起動を試してみてください。
「iPadの画面を回転させる」を参照し、旧モデルのiPadに搭載されている本体横のスイッチの機能について確認します。
「トラブルシューティングを行う際のクイックチェック」を参照して、手順とサポートリソースを確認します。
手動テストと診断テストを実行する
サポート記事の手順に従ったり、考えられる原因をチェックしたりしても問題が解決しない場合は、以下の診断テストと手動テストを実行して、問題の原因の切り分けを試みます。
モバイルリソースインスペクタ(MRI)診断プログラムを実行します。
ボタン診断プログラムを実行して、ボタンの機能をテストします。
ボタンの動作を手動で検証します。すべてのボタンとスイッチを操作して、iPadがこれらのボタンやスイッチのアクションを認識するかどうかを確認します。
電源アダプタに接続するとデバイスの電源が入るものの、トップボタンを押しても電源が入らない場合は、トップボタンの交換が必要である可能性があります。
部品を交換する
上記の手順で問題の解決や切り分けができなかった場合は、iPad Air(M2)以降、iPad Pro(M4)以降、iPad mini(A17 Pro)、iPad(A16)モデルの以下の部品を交換してください。
ボタンの診断が不合格だった場合、または電源アダプタに接続するとデバイスの電源が入るものの、トップボタンを押しても電源が入らない場合は、トップボタンを交換します。
音量ボタンの問題がある場合は、音量ボタンを交換します。
ホームボタンの問題がある場合は、ディスプレイを交換します。
修理が完了したら、デバイスの電源を入れ、デバイスが起動すること、およびすべてのボタンが正しく機能することを確認します。
注:このセクションでは、部品とツールの注文が必要です。部品を交換してもデバイスの問題が解決しない可能性があります。上記以外のモデルの場合は、support.apple.com/ja-jp/repairで修理サービスオプションを確認できます。
ホームボタンまたはTouch IDの問題のトラブルシューティング
問題を特定する
注:この手順は、ホームボタンまたはTouch IDを搭載したiPadモデルを対象としています。技術仕様を参照して、iPadの機能を確認してください。ボタンやスイッチに関するその他の問題については、「ボタンまたはスイッチに関する問題のトラブルシューティング」を参照してください。
以下のいずれかの問題を確認した場合は、リンクされた記事を参照してください。
ホームボタンが反応しない
トップボタンがTouch IDに反応しない
指紋を読み取ることができない
Touch IDの設定で指紋を登録できない
Touch IDを使用して購入できない
サポート記事の手順に従っても問題が解決しなかった場合は、次のセクションに進んでください。
簡単なトラブルシューティング手順を試す
ユーザによっては、指紋のスキャン機能を使用できない場合があります。生体認証センサーが反応するために必要な電気抵抗が不足していることが原因ですが、これは正常な状態であり、修理が必要な問題ではありません。可能であれば、Touch ID搭載の正常に動作するiPadで生体認証が動作するか試して、お客様がこのようなユーザに該当するかどうかを確認してください。
iPadを掃除します。Touch IDセンサーの汚れやゴミを清潔で糸くずの出ない柔らかい布で掃除します。
指が清潔で乾いていることを確認してください。
注:水分、ローション、汗、油分、切り傷、特に乾燥肌などが指紋の認識に影響することがあります。運動をする、シャワーを浴びる、泳ぐ、料理をするなどの活動、または指紋に関係する変化によって、一時的に指紋の認識がうまくいかない場合があります。
Touch IDセンサーとリングの周囲に、画面保護シートなどの障害物がないことを確認します。
「トラブルシューティングを行う際のクイックチェック」を参照して、手順とサポートリソースを確認します。
注:特定の指で問題が発生する場合、修理サービスは推奨されません。特定の指で問題が発生する場合、その指はTouch IDで必ずしも指紋を照合できない場合があります。その原因は通常、その指紋の状態(可読性)です。後ほど再度その指を登録してみるか、Touch IDに別の指を使うことができます。iPadでどの指も登録できない場合は、Touch IDセンサーに問題がある可能性があるため、iPadの修理が必要になります。
手動テストと診断テストを実行する
サポート記事の手順に従ったり、考えられる原因をチェックしたりしても問題が解決しない場合は、以下の診断テストと手動テストを実行して、問題の原因の切り分けを試みます。
モバイルリソースインスペクタ(MRI)診断プログラムを実行します。
ボタン診断プログラムを実行して、ボタンの機能をテストします。
ホームボタン搭載のiPadモデルの場合、以下の手順を試します。
ディスプレイがオフの状態でホームボタンを押し、ディスプレイがオンになることを確認します。
ホームボタンに指を載せます。指紋が認識されると、iPadのロックが解除されるはずです。
Touch IDがトップボタンに搭載されているiPadモデルの場合、以下の手順を試します。
ディスプレイがオフの状態でトップボタンを押し、ディスプレイがオンになることを確認します。
トップボタンに指を載せます。指紋が認識されると、iPadのロックが解除されるはずです。
部品を交換する
上記の手順で問題の解決や切り分けができなかった場合は、iPad Air(M2)以降、iPad Pro(M4)以降、iPad mini(A17 Pro)、iPad(A16)モデルの以下の部品を交換してください。
Touch IDの問題について、ボタンの診断が不合格だった場合、または電源アダプタに接続するとデバイスの電源が入るものの、トップボタンを押しても電源が入らない場合は、トップボタンを交換します。
ホームボタンの問題がある場合は、ディスプレイを交換します。
修理が完了したら、デバイスの電源を入れ、ホームボタン、トップボタン、Touch IDの機能を確認します。
注:このセクションでは、部品とツールの注文が必要です。部品を交換してもデバイスの問題が解決しない可能性があります。上記以外のモデルの場合は、support.apple.com/ja-jp/repairで修理サービスオプションを確認できます。
SIMカードの問題のトラブルシューティング
問題を特定する
注:この手順は、SIMトレイがあるiPadモデルを対象としています。一部のiPadモデルには、物理的なSIMカードとSIMトレイがありません。これらのモデルにはeSIMが搭載されています。技術仕様を参照して、iPadの機能を確認してください。
以下のいずれかの問題を確認した場合は、リンクされている記事を参照してください。
「不正なSIMカードが挿入されています」と表示される
「SIMカードが挿入されていません」と表示される
「異なるSIMが検出されました」と表示される
サポート記事の手順に従っても問題が解決しなかった場合は、次のセクションに進んでください。
簡単なトラブルシューティング手順を試す
iPadで通信事業者の有効なプランが設定されていることを確認します。
iPadでそのSIMカードの使用が許可されていることを確認します。Appleが認定していない通信事業者のSIMカードを使うと、SIMの警告メッセージが表示される場合があります。現在のiPadのアクティベーションに使ったSIMとは別のSIMカードを挿入すると、SIMの警告メッセージが表示される場合があります。
iPadに正しいSIMトレイが取り付けられていることを確認します。
注:SIMトレイはサイズや形状が若干異なります。
「トラブルシューティングを行う際のクイックチェック」を参照して、手順とサポートリソースを確認します。
手動テストと診断テストを実行する
サポート記事の手順に従ったり、考えられる原因をチェックしたりしても問題が解決しない場合は、以下の診断テストと手動テストを実行して、問題の原因の切り分けを試みます。
モバイルリソースインスペクタ(MRI)診断プログラムを実行します。
SIM取り外しツールを使って、SIMトレイを取り出します。トレイが取り出せることを確認します。トレイの取り出しが難しい場合は、SIMトレイを交換します。
SIMトレイに損傷がないかチェックします。損傷がある場合は、SIMトレイを交換します。
SIMトレイがiPadモデルに対応する正しいものであることを確認します。正しくない場合は、SIMトレイを交換します。
SIM取り外しツールを使ってSIMトレイを取り出し、SIMカードを取り外します。取り付けの際は、SIMカードがトレイに平らに収まっていることを確認します。SIMトレイの挿入が難しい場合は、トレイを交換します。
部品を交換する
上記の手順で問題の解決や切り分けができなかった場合は、SIMトレイを搭載したiPadモデルのSIMトレイを交換します。
注:このセクションでは、部品とツールの注文が必要となる場合があります。部品を交換してもデバイスの問題が解決しない可能性があります。その他の修理サービスオプションは、support.apple.com/ja-jp/repairで確認できます。