iPhone や iPad をアップデート/復元する際にエラー 53 が表示される場合

エラー 53 について、また、コンピュータにこのエラーが表示された場合の対処法について説明します。

エラー 53 について

macOS Catalina 10.15 以降の Finder で、または macOS Mojave 10.14 以前や Windows パソコンで iTunes を使って、iPhone や iPad をアップデートまたは復元しようとした場合に、コンピュータにエラー 53 が表示されることがあります。

エラー 53 が表示された場合の対策として、Apple では、iOS 9.3 でアップデートをリリースしました。2016 年 2 月以前にこのエラーが表示された場合は、このアップデートを適用すれば、Mac または Windows パソコンを使ってデバイスを正常に復元できます。この記事の手順にそって、デバイスを復元および復旧してください。エラー 53 の症状でデバイスを保証対象外の扱いで有償で交換をされた場合は、Apple サポートにお問い合わせの上、返金についてご相談ください。

対処法

  1. Mac に最新のソフトウェアアップデートが適用されていることを確認します。iTunes をお使いの場合は、デバイスに最新バージョンの iTunes がインストールされていることを確認してください。

  2. デバイスを USB ケーブルでコンピュータに接続します。

  3. コンピュータでデバイスを探します

  4. 「復元」または「アップデート」のオプションが表示されたら、「アップデート」をクリックします。デバイスのデータを消去することなく、ソフトウェアの再インストールとデバイスの復元が試みられます。1

  5. Apple ロゴの画面より先に進まない場合は、デバイスを強制的に再起動2します。「復元」または「アップデート」のオプションが表示されたら、「復元」をクリックします。

  6. デバイスの「こんにちは」画面が表示されたら、画面の案内にそってデバイスの設定を進めます。

    • デバイスをバックアップしたことがある場合は、バックアップを基に設定できます。

    • Touch ID の画面が表示されたら、「Touch ID を後で設定」をタップします。

  7. エラー 53 が表示される前にデバイスの Touch ID が機能していなかった場合、この機能はデバイスをアップデートまたは復元後も依然として働きません。Apple サポートにお問い合わせの上、Touch ID の修理サービスオプションについてご相談ください。

iOS 9.3 以降のインストール時にエラー 53 が表示される場合は、コンピュータから Apple のサーバに接続できているか確認するか、別のコンピュータを使ってみてください。

  1. 復元が終わらず、エラーコード 53 以外のエラーコードが表示される場合の対処法については、こちらの記事を参照してください。

  2. デバイスを強制的に再起動するには、スリープ/スリープ解除ボタンとホームボタンまたはサイドボタンを同時に、Apple ロゴが再び表示されるまで押し続けます。

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