MacでVoiceOverジェスチャのローターを使用する
VoiceOverジェスチャを使用する場合、ジェスチャローテーションを使って移動することができます。ジェスチャローテーションは、現在のコンテキストに基づいて移動方法を変更するための仮想ダイヤルのようなものです。
Webページのブラウズ中、ジェスチャローテーションの設定は、「VoiceOverユーティリティ」の「Web」カテゴリの「Webローター」パネルで選択した項目に基づいて変化します。デフォルトでは、「リンク」、「見出し」、「フォームコントロール」、「表」、「ランドマーク」、および「フレーム」が含まれています。
ほかのコンテキストでは、ジェスチャローテーションには「文字」、「単語」、「ウインドウスポット」、「コンテンツセレクタ」、「ナビゲーション」などの設定が含まれます。
使用したい設定(「単語」など)が読み上げられるまで、トラックパッドの任意の場所を2本の指で回転します。
ローテーションを「回転」していくと、各設定が読み上げられてクリック音が再生されます。設定を過ぎてしまった場合は、その設定がもう一度読み上げられるまで回転し続けます。
現在の設定に基づいて前または次の項目に移動するときは、上または下にフリックします。
たとえば、現在の設定が「単語」の場合は、下にフリックするとVoiceOverカーソルが次の単語に移動します。1単語ずつ次に移動するときは、下にフリックする操作を繰り返します。上にフリックする操作を繰り返すと、VoiceOverカーソルは1単語ずつ前に移動します。
「ナビゲーション」設定では、1行ずつ読み上げられます:
テキスト領域では、最初の上または下にフリックする操作でカーソルが置かれた場所の最初の行から読み上げが始まり、それ以降のすべての行が順番に読み上げられます。
ウインドウまたはダイアログでは、項目の配列によっては行の中の一部の項目が読み上げられないことがあります。それらの項目が読み上げるには、左または右にフリックしてからもう一度上または下にフリックすることをお勧めします。
Webナビゲーションモードに基づいて、ジェスチャローテーションによるWebページ上の移動方法が決まります。DOMモードでは、上または下にフリックすると、現在のローテーション設定に基づいて前または次の項目に移動します。たとえば、ローテーションが見出しに設定されている場合に、上または下にフリックすると、前または次の見出しに移動します。トラックパッドコマンダーを使って「WebナビゲーションのDOM/グループを切り替える」コマンドをジェスチャに割り当てると、要件に合わせてモードを簡単に切り替えることができます。VoiceOverでDOMまたはグループモードを使ってWebページ上を移動するを参照してください。