MacのVoiceOverの新機能
macOS MontereyのVoiceOverでは、Macを不自由なく操作できるように、新機能が導入されています。
注記: VOはVoiceOver修飾キーを表します。VoiceOver修飾キーを使用するを参照してください。
VoiceOverカーソルの項目に関する詳細情報が使用可能な場合に、そのことが示されます(この設定はVoiceOverユーティリティの「詳細度」カテゴリの「ヒント」パネルで変更できます)。その他のコンテンツが使用可能な場合、VO+Command+/を押すとコンテンツが読み上げられます。
Webサイトに表示されるグラフには、示されるデータのアクセシビリティを向上させるために、オーディオグラフが含まれる場合があります。オーディオグラフでは、トーンやピッチを使って、グラフに表示されているデータや傾向の音声での表現が作成されます。VoiceOverでは、オーディオグラフの再生が可能な場合にそのことが示され、グラフと各軸の概要(利用可能な場合)が読み上げられます。使用可能なオーディオグラフにアクセスするには、VO+Uキーを押してVoiceOverローターを開き、「オーディオグラフ」と読み上げられるまでローターを操作します。
VoiceOver認識用の追加言語をダウンロードできます。
VoiceOverユーティリティの「声」パネルでほかの言語をダウンロードすると、読み上げるときに必要に応じて言語が自動的に切り替わります。例えば、フランス語とスペイン語のテキストを含むWebページを開くか、アクセスしたとき、MacのVoiceOverでそれらの言語が使用可能であれば、書類またはWebページを読み上げるときにフランス語とスペイン語が自動的に切り替わります。
「プレビュー」やクイックルックなどで、マークアップを使って画像の説明を追加できます。追加した画像説明を読み上げるには、VO+Shift+Lキーを押します。
「プレビュー」やクイックルックなどでマークアップを使って署名を作成する場合、PDF書類に署名するときに使用可能な複数の署名を区別できるように、署名の説明を追加できます。マークアップで「完了」をクリックまたはタップして署名の作成を完了する前に、「説明」ポップアップメニューをクリックし、「イニシャル」などの説明を選択するか、「カスタム」を選択して独自の説明を作成します。
PDF書類に署名する準備ができたら、署名のリスト上を移動し、使用したい署名の説明が読み上げられたらVO+スペースバーを押します。
Webページ間を移動するときにローター内でデフォルトで使用可能な項目が変更されました: 「Webスポット」と「イメージ」はデフォルトでは含まれなくなり、「フレーム」が含まれます。ローターに含める項目をカスタマイズするには、VoiceOverユーティリティの「Web」カテゴリの「Webローター」パネルを使用します。
アプリケーションウインドウ内の追加の項目(ツールバーなど)のウインドウスポットが自動的に作成されます。
VoiceOverユーティリティの「トラックパッドコマンダー」、「テンキーコマンダー」、「キーボードコマンダー」、および「クイックナビコマンダー」を使って、VoiceOverコマンド「次のセクションに移動」および「前のセクションに移動」をキーボードのキー、テンキーのキー、またはジェスチャに割り当てて、ウインドウスポットやランドマークに簡単に移動できるようにすることができます。
VoiceOverと一緒に点字ディスプレイを使用する場合、選択したいテキストの上でルーターキーを押すと同時にキーボードのShiftキーを押したままにすると、テキストを選択できます。点字ディスプレイのShiftキーを使用するためのVoiceOverコマンドを割り当てることもできます。