ポータブル環境設定を使用する
VoiceOver 環境設定を外部ドライブに保存することで、それらの環境設定を「ポータブル」にします。これで、別の Mac コンピュータで設定を使用したり、現在の設定の最新のコピーを常に復元したりすることも簡単にできるようになります。
注記:VO は VoiceOver 修飾キーを表します。
ポータブル環境設定ドライブを設定する
使用したい外部ドライブごとに、以下の手順を実行します。
Mac にドライブを挿入します。
「VoiceOver ユーティリティ」を開いてから(VoiceOver がオンのときに、VO + F8 キーを押す)、「ファイル」>「ポータブル環境設定を設定」と選択するか、または「一般」カテゴリで「設定」をクリックします。
外部ドライブのリストからドライブを選択し、「OK」をクリックします。
そのドライブに「VoiceOver」フォルダが作成されます。
ポータブル環境設定ドライブを使用する
ポータブル環境設定ドライブを Mac に接続すると、ドライブが検出され、それを使用したいかどうか確認されます。ポータブル環境設定ドライブがどのように使用されるかは、使っている Mac によって異なります。
ドライブを設定した Mac を使っている場合:ドライブを取り出すまでに VoiceOver 環境設定を変更した場合は、変更内容は自動的にドライブに保存されます。たとえば、読み上げ速度を上げた場合は、その変更内容はすぐにポータブル環境設定ドライブに保存されます。
別の Mac を使っている場合(ゲストとして):ドライブに保存された環境設定が使用されます。ドライブを取り出すまでに VoiceOver 環境設定を変更した場合は、変更内容は自動的にドライブに保存されますが、ゲストコンピュータには保存されません。ドライブが設定された Mac で次回ドライブを使用するときに、環境設定に対する最新の変更内容に基づいて、Mac とドライブの環境設定が同期されます。
ポータブル環境設定ドライブの使用を停止する
完了したら、Finder を使用してポータブル環境設定ドライブを取り出すか、または「VoiceOver ユーティリティ」の「一般」カテゴリで「停止」をクリックします(この場合、ドライブは取り出されません)。
ポータブル環境設定ドライブを使用するかどうかを確認されたときに使用しないことを選択したけれども、後で使用したくなった場合は、「VoiceOver ユーティリティ」を開いて、「一般」カテゴリで「開始」をクリックします。ポータブル環境設定ドライブを常に使用することを選択したけれども、後でときどき使用するだけに変更したい場合は、環境設定ファイルをドライブから削除してから、ポータブル環境設定ドライブをもう一度設定します。
ポータブル環境設定が外部ドライブにあり、Mac 上の基本またはすべての VoiceOver 環境設定をリセットした場合は、ポータブル環境設定ドライブをもう一度設定する必要があります。