
Mac のシステムイメージユーティリティでカスタムワークフローを作成する
macOS の NetBoot、NetInstall、および NetRestore イメージを作成するときは、イメージワークフローを使用します。ワークフローでは、「システムイメージユーティリティ」でイメージの内容を手動で定義できます。
カスタムワークフローを組み立てるには、管理者ユーザとしてログインする必要があります。ワークフロー内のアクションは接続されている必要があります。そうでない場合は、ワークフローは無効になり、アクションは実行されません。
一連のアクションからワークフローを組み立てるには、Automator ライブラリからアクションをドラッグ&ドロップして、実行したい順に並べます。ワークフロー内の各アクションは、手動で通常実行するときの各手順に対応します。
各アクションには、構成可能なオプションと設定があります。「システムイメージユーティリティ」によって、これらのアクションコンポーネントが接続され、アクション間で各種のデータが受け渡されます。
カスタムワークフローは、「イメージのソースを定義」アクションで始まり、「イメージを作成」アクションで終わる必要があります。
- Mac の「システムイメージユーティリティ」アプリケーション  で、ソース・ポップアップ・メニューをクリックして、構成済み Mac ボリューム、マウント済みディスクイメージ(構成済み Mac ボリュームとしても表示されます)、または macOS インストールアプリケーションを選択してから、「次へ」をクリックします。 で、ソース・ポップアップ・メニューをクリックして、構成済み Mac ボリューム、マウント済みディスクイメージ(構成済み Mac ボリュームとしても表示されます)、または macOS インストールアプリケーションを選択してから、「次へ」をクリックします。
- 「ネットワークディスクイメージ」パネルで、作成したいイメージのタイプを選択します。 
- 「カスタマイズ」ボタンをクリックして、「Automator」アプリケーションを開きます。 - 名称未設定のワークフローが開き、ワークフローの最初の手順として「イメージのソースを定義」アクションが含まれています。 
- 「Automator」アプリケーション  で、「表示」>「アクションの表示順序」>「アプリケーション」と選択して、Automator ライブラリ内の「システムイメージユーティリティ」をクリックします。 で、「表示」>「アクションの表示順序」>「アプリケーション」と選択して、Automator ライブラリ内の「システムイメージユーティリティ」をクリックします。
- 「イメージのソースを定義」アクションで、「ソース」ポップアップメニューをクリックしてから、イメージソースを選択します。 
- 必要に応じて、Automator ライブラリでその他のアクションを選択して、ワークフローエリアの「イメージのソースを定義」アクションの下にドラッグします。 
- 目的通りの順序になるようにアクションを追加し、構成していきます。 
- Automator ライブラリ内の「イメージを作成」アクションを選択し、ワークフローの最後にドラッグしてから、ソフトウェア使用許諾契約を読みます。同意する場合、「同意する」をクリックして続行します。 
- 「イメージを作成」アクションを構成する: - 作成したいイメージのタイプを選択します。 
- NetBoot または NetRestore イメージを作成する場合は、「インストールするボリューム」フィールドに名前を入力します。 これはイメージインストール先ボリュームの名前になります。 
- (オプション)NetRestore イメージを作成する場合は、「macOS 復旧用パーティションを含める」を選択します。 
- 「保存先」ポップアップメニューをクリックしてから、イメージの保存先を選択します。 
- 「イメージ名」フィールドに、イメージファイルの名前を入力します。 この名前は、コンピュータ上に保存されるイメージファイルの名前になります。 
- 「ネットワークディスク」フィールドに、イメージの名前を入力します。この名前は、クライアントコンピュータの「起動ディスク」環境設定パネルにイメージ名として表示されます。 
- (オプション)「説明」フィールドに、イメージを識別するために役立つメモやその他の情報を入力します。説明情報は、クライアント Mac には表示されません。 
- 「イメージ索引」フィールドに、イメージ ID を入力します: - このサーバで一意のイメージを作成するときは、1 〜 4095 の範囲で ID を入力します。 
- 複数のサーバに同じイメージを保存する予定で、そのうちの 1 つを作成するときは、4096 〜 65535 の範囲の ID を入力します。 
 - 注記:同じタイプの複数のネットワークイメージに 4096 〜 65535 の範囲内で同じ ID を付けると、それらはクライアントの「起動ディスク」環境設定パネルに 1 つの起動イメージとして表示されます。 
 
- 後で再利用するためにワークフローを保存したい場合は、タイトルバーの「名称未設定.workflow」をクリックして、ワークフローの名前と場所を入力します。 
- ワークフローを開始するには、「実行」をクリックし、必要に応じて認証を行います。 - 重要:イメージの作成中は、イメージの保存先フォルダの内容を編集しないでください。 
「ターミナル」アプリケーション  で
 で automator コマンドを使用してワークフローを実行することもできます。次のコマンドを入力すると、myworkflow.workflow ファイルの somevariable に somevalue を設定した状態でワークフローが実行されます:
$ automator -D somevariable=somevalue myworkflow.workflow