Remote Desktopを使用して構成内容の情報を取得する
Mac コンピュータに関するデータを取得し、そのデータに基づいてレポートを生成します。
調べたい Mac コンピュータ、取得したいデータ、およびそのデータを取得したい頻度を選択します。例えば、ユーザがMacを持ってクラスからクラスへと移動する際のネットワーク使用状況データを収集することで、帯域幅を最も消費しているユーザたちをよりよく把握することができます。また、ラボの共有 Mac コンピュータのアプリ使用状況に関する情報を収集して、特定のアプリを使用しているユーザを確認することができます。最新の情報が必要なためにレポート生成の直前にデータを収集したり、必要に応じて使用するためにデータを定期的に収集してRemote Desktopの組み込み構造化照会言語(SQL)データベースに格納するように予約したりすることができます。
また、タスクサーバ(「Remote Desktop」を実行して情報を収集し、そのデータベースを認証された Remote Desktop 管理者と共有する Mac)を作成することもできます。詳しくは、リモートのタスクサーバを設定するを参照してください。
システム概要レポートおよびハードウェアレポート
「Remote Desktop」では、収集したデータを使って、ユーザの仕様に合わせたレポートを生成します。
Mac コンピュータの Wi-Fi 設定、ポートやディスプレイの特性、装置、ネットワーク設定、システム環境設定、プリンタリスト、および重要なソフトウェア属性に関する情報を調べるときは、システム概要レポートを使います。
ハードウェアレポートでは、記憶装置、接続されているデバイス、ネットワークインターフェイス、およびメモリに関する詳細情報が提供されます。詳しくは、ハードウェアレポートを作成するを参照してください。
ソフトウェアレポート
インストールされているアプリのバージョンを表示するときは、ソフトウェアバージョンレポートを使用します。
古い、または標準でないバージョンのアプリを検出するときは、ソフトウェア差分レポートを使います。詳しくは、ファイルレポートを作成するを参照してください。
管理設定レポート
Mac コンピュータの「システム環境設定」の「共有」パネルで有効または無効になっている管理者権限を調べるときは、管理設定レポートを使います。詳しくは、管理設定レポートを取得するを参照してください。
Mac 使用状況レポート
ユーザのログイン履歴を表示するときは、ユーザ履歴レポートを使います。
使用されているアプリ、およびそれらのアプリを使用したユーザを調べるときは、アプリケーション使用状況レポートを使います。詳しくは、コンピュータ使用状況レポートを作成するを参照してください。
ネットワーク・テスト・レポートとネットワーク・インターフェイス・レポート
ネットワーク・テスト・レポートは、管理用 Mac コンピュータとクライアント Mac コンピュータ間の通信の問題を解決するのに役立ちます。
ネットワーク・インターフェイス・レポートは、ネットワークハードウェアの問題を解決するのに役立つことがあります。たとえば、管理用 Mac コンピュータから特定の Mac コンピュータにコピーできない項目がある場合、その Mac との接続に問題があることが分かることがあります。
独自のレポートを生成する
Remote Desktop データベースは標準的な SQL 形式なので、好きな SQL スクリプトを使って、収集したデータを照会、並べ替え、および分析することもできます。また、データをデータベースからファイルに書き出せるので、Numbersアプリなどの別のプログラムで確認することができます。詳しくは、レポートを書き出すを参照してください。
レポートを検索する
特定のファイルやフォルダについて Mac コンピュータを照会し、インストールされているアプリを監視するときは、ファイル検索レポートまたは Spotlight 検索レポートを使います。詳しくは、ファイルを検索するを参照してください。