iPhoneのNumbersで日付や通貨などをフォーマットする
表セルを指定したデータフォーマット(数値、通貨、割合(%)など)にできます。これにより、セル内のデータの表示方法や計算での使用方法が決まります。
数値、通貨単位、または割合(%)の値を含むセルに表示される小数の桁数を選択することもできます。セルに入力された正確な値の桁数が、表示したい桁数より多い場合も、この桁数に従います。セルに表示される小数の桁数にかかわらず、計算に使用される値は常に、入力された実際の値です。数式がセル内のテキストを参照する場合は、表示されている値が計算に使用されます。
セルのフォーマットは、セルの内容がすでに入力されている場合でも変更できます。例えば、毎月の予算の表がある場合、すべてのセルを通貨用にフォーマットし、目的の記号を選択することで、それらのセルに選択した通貨記号(ドル記号など)を自動的に追加できます。
セルを自動的にフォーマットする
数字
通貨(金額の単位)
デフォルトでは、通貨としてフォーマットされたセルには小数の2桁が表示されます。この設定を変更して、セルに入力した小数の桁がすべてセルに表示されるようにしたり、すべてのセルで同じ小数の桁数が表示されるようにしたりすることができます。
「通貨」の右側にある をタップします。
表示される小数の桁数を変更するには、以下のいずれかを行います:
各セルに入力する小数の桁をすべて表示する: 「自動」設定が表示されるまで、「小数の桁数」の横にある をタップします。
小数の表示桁数を増減する: 「小数の桁数」の横にある をタップします。
3桁区切りを表示するには、「3桁区切り」をオンにします。
負の値を丸かっこで囲んで表示するには、「会計スタイル」をオンにします。別の表示スタイルを選択する場合は、赤または黒のオプションをタップします。
通貨記号を選択するには、「通貨」をタップしてから、目的の記号をタップします。
割合(%)
デフォルトでは、割合(%)としてフォーマットされたセルでは、セルに入力した小数の桁がすべて表示されます。この設定を変更して、すべてのセルで同じ小数の桁数が表示されるようにすることができます。
小数の桁数の設定変更は、選択された範囲内のセルにある割合(%)と数値の両方に適用されます。例えば、セルのフォーマットを割合(%)から10進数に変更しても、表示される小数の桁数は変わりません。
「割合(%)」の右側にある をタップします。
以下のいずれかを実行します:
各セルに入力する小数の桁をすべて表示する: 「自動」設定が表示されるまで、「小数の桁数」の横にある をタップします。
小数の表示桁数を増減する: 「小数の桁数」の横にある をタップします。
3桁区切りを表示するには、「3桁区切り」をオンにします。
負の値の表示方法を選択するには、赤または黒のオプションをタップします。
すでに値が入っているセルにフォーマットを適用すると、元の値は10進数であったと見なされて割合(%)に変換されます。例えば、3は300 %になります。
割合(%)の値を数式内で使う場合、これを10進数値にした値が使われます。例えば、3 %と表示される値は、数式では0.03として使用されます。
日付と時刻
日付として認識できるフォーマットでテキスト文字列を入力すると、自動的に日付として解釈されます(6/10/17など)。
「日付と時刻」の右側にある をタップします。
日付と時刻に適用したい表示フォーマットにマッチするオプションをタップします。
「なし」をタップした場合、日付または時刻が入力されて計算に使用される場合でも、その日付または時刻はセルに表示されません。
日付と時刻のどちらかを入力しない場合、Numbersによってデフォルト値が追加されます。例えば、「1:15 PM」と入力した場合、今日の日付がデフォルトで追加されます。
ヒント: Numbersには、日付と時刻を素早く編集できるキーボードがあります。このキーボードを開くには、日付や時刻のデータを含むセルをタップしてから、 をタップするか、またはキーボードの をタップします。
期間(時間の単位)
デフォルトでは、期間のデータを含むセルは、入力したすべての時間単位を表示するように自動的にフォーマットされます。より精度の高い期間の値がセルに入力されている場合でも、この設定を変更して、期間セルに特定の時間単位のみが表示される(例えば、時間のみが表示され、分、秒、ミリ秒は表示されない)ようにすることができます。その場合でも、時間単位に基づいた計算を行う数式では、より精度の高い値が使用されます。
「期間」の右側にある をタップします。
時間単位ラベルを表示または非表示するには、「フォーマット」の下にあるオプションをタップして選択します:
なし: すべての時間単位ラベルを非表示にします。
短: 時間単位ラベルを短縮形で表示します。
長: 時間単位ラベルを一切省略せずに表示します。
同じ種類の単位を表示するには、「自動単位」をオフにします。
範囲セレクタが表示されます。
範囲セレクタの左右の端をドラッグして、週(Wk)からミリ秒(ms)まで、使用したい期間を囲みます。
ヒント: Numbersには、期間を素早く編集できるキーボードがあります。このキーボードを開くには、期間のデータを含むセルをタップしてから、 をタップするか、またはキーボードの をタップします。
セルにデータを入力したあとに期間フォーマットを変更すると、設定した新しい期間フォーマットに合わせてデータが自動的に調整されます。