Numbers for iCloudでの共同制作の概要
Numbers for iCloudのスプレッドシートへのリンクを共有することにより、ほかのユーザーとリアルタイムに共同制作できるようになります。共有するスプレッドシートやこれに施した変更内容はiCloudに保存され、関係ユーザーにも即座に伝わります。
スプレッドシートの所有者は、スプレッドシートを開くことができるユーザとユーザに許可する操作を制御できます:
スプレッドシートのアクセス権:リンクを送信すれば、受信した人はだれでもそのリンクを使ってスプレッドシートを開けます。特定のユーザを「招待」することも可能です。招待されたユーザがスプレッドシートを開くには、Apple IDでサインインしなければなりません。
編集の操作権限:共有する各ユーザーについて、変更可能もしくは、閲覧のみ可能のいすれかを選択できます。
iCloudのシステム要件
リンクを保持しているユーザーは誰でもスプレッドシートを開けるよう、アクセス権限を設定すると、iCloudアカウントやApple IDがなくても、共有スプレッドシートを閲覧または編集できるようになります。
スプレッドシートを共同制作するように特定のユーザだけを招待する場合、それらのユーザがスプレッドシートを閲覧または編集するには、Apple IDでサインインする必要があり、かつiCloud Driveがオンになっていなければなりません。「共同制作への参加依頼を承認する」を参照してください。
最小システム要件
共有スプレッドシートを閲覧、編集するためには、次の条件を満たしている必要があります:
macOS Catalina 10.15以降とNumbers 11.0以降がインストールされたMac
iOS 13.1以降とNumbers 11.0以降がインストールされたiPhone
iPadOS 13.1以降とNumbers 11.0以降がインストールされたiPad
サポートされるブラウザを搭載する、MacまたはWindowsコンピュータ
Androidデバイス、または最小システム要件を満たしていないiPhoneまたはiPadでは、スプレッドシートを表示できますが、編集はできません。
Numbers for iCloudでは、他のユーザを個々のスプレッドシートの共同制作に招待できます。複数のスプレッドシートを一度に共有するには、macOS Catalina 10.15.4、iOS 13.4、またはiPadOS 13.4以降のフォルダ共有機能を使用します。詳細については、「macOSユーザガイド」、「iPhoneユーザガイド」、または「iPadユーザガイド」をご覧ください。
注記:スプレッドシートがiCloudではなくBoxに保存されている場合は、Boxの共同制作コントロールを使用して共同制作を行うことができます。iWorkとBoxの併用に関するAppleサポートの記事を参照してください。