Macの音声コントロールで項目番号やグリッドのオーバーレイを使用する
Macで音声コントロールを使用するときは、通常、音声コントロールコマンドや項目名を使用して「“OK”をクリック」などの画面上の項目を操作できます。項目名が表示されていないとき、または画面の正確な領域を操作する必要があるときには、画面に各項目の番号またはグリッドをオーバーレイ表示すると、簡単に項目を選択したり画面間を移動したりできます。
ヒント: 「音声コントロール」環境設定で「オーバーレイ」オプションを設定すると、番号付きの項目やグリッドを画面に連続表示できるため、これらを表示するためにコマンドを言う必要はありません。
項目番号を使用する
項目番号がまだMacの画面に表示されていない場合は、コマンドとして「番号を表示」と言います。
「番号を連続表示」と言うこともできます。この操作を行うと、「音声コントロール」環境設定の「オーバーレイ」オプションが「項目番号」に設定されます。
このコマンドを言うと、各項目の横に番号が表示され、番号を言うことで項目を操作できるようになります。(メニュー項目には常に番号が表示されます。)
項目を操作するときは、項目の番号に続けてコマンドを言います。例えば、「36をクリック」のように言います。
項目番号が連続表示されていない場合、番号はコマンドを言ったあとで消えます。
クリック、ダブルクリック、トリプルクリック、長押しなど、さまざまなコマンドを使って項目を操作できます。使用できるすべてのコマンドを確認するには、「コマンドを表示」と言って「コマンド」ウインドウを表示します。
項目番号が連続表示されていて、今後表示したくない場合は、「番号を非表示」と言います。この操作を行うと、「音声コントロール」環境設定の「オーバーレイ」オプションが「なし」に設定されます。
グリッドを使用する
グリッドがまだMacの画面に表示されていない場合は、コマンドとして「グリッドを表示」と言います。
「グリッドを連続表示」と言うこともできます。この操作を行うと、「音声コントロール」環境設定の「オーバーレイ」オプションが「番号付きグリッド」に設定されます。
アクティブなウインドウにのみグリッドを表示するには、「ウインドウにグリッドを表示」と言います。
次のいずれかを実行します:
グリッド上の場所を操作する: 操作したい場所に番号がある場合は、グリッド番号と一緒に任意のコマンドを言います。たとえば、「15をクリック」や「11を拡大」などと言います。
グリッドの領域を絞り込む: 場所をさらに微調整する必要がある場合は、グリッド番号を言って、その領域に絞り込みます。絞り込みは、複数回行うことができます。領域の詳細を表示するために別のウインドウが表示されることがあります。領域をそれ以上絞り込めない場合は、番号を言うと「クリック」コマンドが実行されます。
使用できるすべてのコマンドを確認するには、「コマンドを表示」と言って「コマンド」ウインドウを表示します。
番号付きグリッドが連続表示されていて、今後表示したくない場合は、「グリッドを非表示」と言います。この操作を行うと、「音声コントロール」環境設定の「オーバーレイ」オプションが「なし」に設定されます。