Apple Pro Display XDRまたはApple Studio Displayの補正をカスタマイズする
グラフィックデザインやビデオ編集など、カスタム補正が必要なワークフローの場合は、Pro Displayキャリブレータを使用して、Pro Display XDRおよびStudio Displayを必要に応じて再補正することができます。
はじめに
Pro Displayキャリブレータを使用する前に、以下を行います:
Macに最新バージョンのmacOS Venturaをインストールします。
ディスプレイのファームウェアが最新であることを確認してください。Appleのサポート記事「Apple Pro Display XDRのファームウェアアップデートの新機能」およびAppleのサポート記事「Apple Studio Displayのファームウェアアップデートの新機能」を参照してください。
Macを補正したいディスプレイに接続します。Pro Displayキャリブレータを使用する場合は、ディスプレイをApple製Thunderboltケーブルで接続することをおすすめします。
対応している分光測光器をMacに接続します。Pro Displayキャリブレータでは以下の機器が使用できます:
Photo Research: PR-740、PR-745、またはPR-788(推奨帯域幅は4nmまたは5nm、必要な測定角(アパーチャー)は0.1、0.125、0.2、または0.25です。)
Colorimetry Research: CR-300
部屋を薄暗くまたは暗くして、換気を良くします。
ディスプレイの周辺が一般的な温度であり、エアコンからの気流やその他の機器の排気口の気流から離れた場所にディスプレイが置かれていることを確認してください。
ヒント: ディスプレイのベースラインを設定しておきたい場合は、キャリブレーションの前後にディスプレイを測定してください。測定とキャリブレーションに同じ分光測光器を使ってください。Appleのサポート記事「Apple Pro Display XDRおよびApple Studio Displayのキャリブレーションを測定する」を参照してください。
ディスプレイを補正する
Macで、アップルメニュー >「システム設定」と選択し、サイドバーで「ディスプレイ」 をクリックします。(下にスクロールする必要がある場合があります。)
再補正したいディスプレイを右側でクリックし、「プリセット」ポップアップメニューをクリックしてから、「ディスプレイを補正」をクリックします。
Pro Displayキャリブレータが開いたあとに、「補正」をクリックします。
画面に表示される指示に従って、補正プロセスを開始します。キャリブレーションが終わるまで最長で2時間かかる場合もあります。これには、30分間のウォームアップ期間も含まれます。補正が完了したら、「完了」をクリックします。
注記: Macに2台以上のディスプレイが接続されている場合は、補正中でないディスプレイに補正状況が表示されます。接続されたディスプレイが1台のみで、そのディスプレイを補正している場合は、補正プロセス中に状況を確認することはできませんが、完了時にメッセージが送信されます。
ディスプレイの補正をリセットする
Pro Displayキャリブレータを使用して、ディスプレイを工場出荷時の補正に戻すことができます。
Macで、アップルメニュー >「システム設定」と選択し、サイドバーで「ディスプレイ」 をクリックします。(下にスクロールする必要がある場合があります。)
再補正したいディスプレイを右側でクリックし、「プリセット」ポップアップメニューをクリックしてから、「ディスプレイを補正」をクリックします。
Pro Displayキャリブレータが開いたあとに、「補正をリセット」をクリックします。