MacのKeynoteでiCloud Driveを使う
デバイスでiCloud Driveがオンになっている場合は、プレゼンテーションを保存して、同じApple IDでサインインしているコンピュータ、iOSデバイス、およびiPadOSデバイスで、それらを最新の状態に保つことができます。直前の編集をどこで行ったかに関係なく、プレゼンテーションの最新バージョンをいつでも表示できます。
プレゼンテーションの同期をシームレスに行うには、iCloud Driveと最小システム要件(macOS 11、iOS 14、またはiPadOS 14)を満たすデバイスを使用します。iPhoneまたはiPadでは、iCloud Driveに保存されている項目は、プレゼンテーションマネージャに表示されます。
Keynote for iCloudを使用すると、MacまたはWindowsコンピュータでサポートされているWebブラウザを使用して、Keynoteプレゼンテーションを作成および編集することもできます。
MacのiCloud Driveを設定する
アップルメニュー >「システム設定」(または「システム環境設定」)と選択してから、以下のいずれかの操作を行います:
すでにApple IDでMacにサインインしている場合: 名前の右側にあるApple IDをクリックします。macOS Catalina 10.15以前では、「iCloud」をクリックします。
Apple IDでサインインしていない場合: 「サインイン」をクリックし、Apple IDとパスワードを入力してから、表示される指示に従います。
Apple IDをお持ちでない場合: 「Apple IDを作成」をクリックしてApple IDを作成してから、サインインします。
重要: Apple IDまたはそのパスワードを忘れた場合は、Apple IDのWebサイトで復旧することができます。複数のApple IDを持つことはできますが、推奨されていません。あるApple IDを使って購入したものを別のApple IDを使って購入したものと一緒にすることはできません。
「iCloud Drive」チェックボックスを選択します。
macOS Catalina 10.15以降でこのチェックボックスが表示されていない場合は、左側の列の「iCloud」をクリックします。
「iCloud Drive」チェックボックスの横にある「オプション」をクリックしてから、「Keynote」チェックボックスを選択します。
Mac上のKeynoteでiCloud Driveがオフになっている場合、作成した新規プレゼンテーションや行った編集内容はiCloudに保存されません。同様に、デバイスまたはほかのコンピュータで作成した新規プレゼンテーションやプレゼンテーションに加えた編集内容は、お使いのMacのKeynoteでは使用できません。
Keynote for iCloud Webアプリケーションを開く
Keynote for iCloudを使って作成したプレゼンテーションは、iCloudを使用するように設定されていて同じApple IDでサインインしているMac、iPhone、およびiPad上のKeynoteで、自動的に使用できるようになります。同様に、iPhone、iPad、またはMacでKeynoteを使用して作成したプレゼンテーションは、Keynote for iCloudに自動的に表示されます。
Apple IDでサインインして、iCloud Driveを使用していることを確認してください。確認するには、以下のいずれかの操作を行います:
macOS Ventura 13以降: アップルメニュー >「システム設定」>「Apple ID」>「iCloud Drive」と選択し、「オプション」をクリックしてから、「Keynote」チェックボックスが選択されていることを確認します。
macOS 12以前: アップルメニュー >「システム環境設定」>「Apple ID」と選択し、「iCloud Drive」の横にある「オプション」をクリックしてから、「Keynote」チェックボックスが選択されていることを確認します。(「オプション」が表示されない場合は、「iCloud Drive」チェックボックスが選択されていることを確認してください。)
MacまたはWindowsコンピュータでiCloud.comにアクセスし、同じApple IDを使用してサインインします。
「Keynote」をクリックします。
Keynote for iCloudの使い方について詳しくは、「Keynote for iCloudヘルプ」を参照してください。
複数デバイス間でプレゼンテーションを管理する際のヒント
以下に、iCloudを使用して複数デバイス間でプレゼンテーションを管理するときに留意するべきいくつかの点を示します:
インターネットに接続していない状態でプレゼンテーションを編集して閉じようとすると、Mac上の「開く」ダイアログのプレゼンテーションサムネールの横にクラウドアイコンが表示されます。次回インターネットに接続するとき、編集済みのプレゼンテーションがiCloud Driveに保存されます。
複数のコンピュータまたはデバイスでプレゼンテーションを編集し、編集内容を同期する時間がない場合、不一致が発生します。バージョンの不一致が発生した場合、いずれかのバージョンまたはすべてのバージョンを保持することができます。(これは、ほかのユーザと共有していないプレゼンテーションにのみ当てはまります)。
ほかのユーザから共有されたプレゼンテーションを削除すると、そのプレゼンテーションは、自分のiCloud DriveとすべてのデバイスのKeynoteから削除されます。共有されたリンクを再度クリックすれば、プレゼンテーションがiCloud Driveに戻り、iCloudがオンになっているすべてのコンピュータやデバイスで再び利用できるようになります。
フォルダを使用してプレゼンテーションを整理すると、すべてのデバイスに同じフォルダ構成が反映されます。
あるデバイスでプレゼンテーションにパスワードを追加した場合、そのプレゼンテーションを開くためにすべてのデバイスでパスワードが必要になります。