AVERAGEIFS

AVERAGEIFS関数は、1つまたは複数の集合が1つまたは複数の関連する条件を満たしている、指定された集合内のセルの平均（算術平均）を返します。

AVERAGEIFS(平均を求める数値, テスト値, 条件, テスト値...,条件...)

平均を求める数値: 平均値の対象とする値を含む集合。「平均を求める数値」は、数値またはブール値だけが含まれる、1つのセル集合への参照です。

テスト値: テストする値を含む集合。「テスト値」には任意の値を含めることができます。

条件: 値を比較またはテストすると、式がブール値TRUEまたはFALSEを返します。条件に比較演算子、定数、アンパサンド連結演算子、参照、ワイルドカードを含めることができます。ワイルドカードを使用すると、式の中で任意の1文字または複数の文字との一致を表せます。1文字を表す?（疑問符）、複数の文字を表す*（アスタリスク）、後続の文字がワイルドカードとしてではなくその文字自体として一致すべきであることを指定する~（ティルダ）を使用できます。

テスト値...: オプションで追加のテストする値を含む集合を含みます。「テスト値」の集合の直後に「条件」式が続く必要があります。このパターンの「テスト値, 条件」は、必要な回数だけ繰り返すことができます。

条件...: オプションの「テスト値」集合が指定されている場合は、ブール値TRUEまたはFALSEを返す式を追加します。「テスト値」の集合ごとに、それに続く1つの「条件」式が必要です。したがって、この関数は常に奇数の引数を持つことになります。

参考

「テスト値」と「条件」のペアのそれぞれに対して、対応する（配列内の位置が同じ）値が条件式と比較されます。すべての条件式が満たされている場合は、「平均を求める数値」の対応する値が平均に含まれます。
「平均を求める数値」とすべての「テスト値」の集合は、同じサイズである必要があります。

例
次のような表があるとします:

	A	B	C	D
1	年齢	性別	既婚/独身	給与
2	35	M	M	71000
3	27	F	M	81000
4	42	M	M	86000
5	51	M	S	66000
6	28	M	S	52000
7	49	F	S	62000
8	63	F	M	89000
9	22	M	M	34000
10	29	F	S	42000
11	35	F	M	56000
12	33	M	S	62000
13	61	M	M	91000

「=AVERAGEIFS(D2:D13, A2:A13, “<40”, B2:B13, “=M”)」は54750を返します。40歳未満の男性（列Bに「M」で示されます）の平均給与です。

「=AVERAGEIFS(D2:D13, A2:A13, “<40”, B2:B13, “=M”, C2:C13, “=S”)」は57000を返します。40歳未満の独身（列Cに「S」で示されます）男性の平均給与です。

「=AVERAGEIFS(D2:D13, A2:A13, “<40”, B2:B13, “=M”, C2:C13, “=M”)」は52500を返します。40歳未満の既婚（列Cに「M」で示されます）男性の平均給与です。

「=AVERAGEIFS(D2:D13, A2:A13, “<40”, B2:B13, “=F”)」は約59667を返します。40歳未満の女性（列Bに「F」で示されます）の平均給与です。

関連項目AVERAGE AVERAGEIF

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数式および関数ヘルプ

AVERAGEIFS

参考