Mac用Final Cut Proユーザガイド
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Mac用Final Cut Proのマルチカム編集のヒント
Final Cut Proのマルチカムワークフローを効率化するには、以下の情報を参考にしてください:
マルチカムプロジェクトを作成するときは、素材を撮影する前に、ビデオカメラなどの記録装置で日付、時刻、タイムゾーンを設定しておきます。これらの情報は、Final Cut Proでマルチカムクリップを自動作成するときに役立ちます(Mac用Final Cut Proでマルチカムクリップを作成するを参照してください)。
注記: ソースクリップの「コンテンツの作成日」の日時はブラウザでいつでも変更できます。1つまたは複数のクリップを選択して、「変更」>「コンテンツの作成日時を調整」と選択します。
Final Cut Proには高度な自動オーディオ同期機能があり、マルチカムクリップのアングルを高い精度で同期できます。そのため、マルチカムプロジェクトでは、すべてのビデオカメラおよび記録装置で音声を記録することをお勧めします。そのため、マルチカムプロジェクトでは、すべてのビデオカメラおよび記録装置で音声を記録することをお勧めします(録音の品質が良いほど正確な結果が得られます)。
アングルエディタでマルチカムクリップを編集する前に、ブラウザでクリップを複製して編集前のバックアップコピーを残しておきます。
マルチカムクリップの各アングルが正しく同期しているかどうかを確認するには、アングルエディタでクリップを開き、一度に2つ以上のアングルのオーディオモニタリングをオンにします。オーディオが一致しているかどうかで、アングルが正しく同期しているか、または調整が必要かを判断できます。
マルチカムプロジェクトでの作業中にパフォーマンスが低下する場合は、以下のいずれかの操作を行います:
ビューアの右上隅にある「表示」ポップアップメニューの「メディア」セクションで「プロキシ」を選択して、プロキシメディアを使用するように設定します。プロキシ再生にすると、一度により多くのアングルを再生できます。プロキシ再生を使用するには、メディアのプロキシがすでにあるか、プロキシを作成する必要があります。Mac用Final Cut Proで最適化されたファイルおよびプロキシファイルを作成するを参照してください。
「再生」設定で「マルチカムクリップ用に最適化されたメディアを作成」が選択されていることを確認します。このオプションを選択すると、ビデオがApple ProRes 422コーデックフォーマットにトランスコードされます。これにより、マルチカム編集のパフォーマンスが向上します。このオプションはデフォルトでオンになっています。元のカメラフォーマットを適切なパフォーマンスで編集できる場合は、このオプションの選択を解除してもかまいません。
マルチカム・ソース・クリップが保存されているディスクの動作速度が十分速く、すべてのメディアを一度に再生しても問題なく表示されることを確認します。ディスクのパフォーマンスを監視するには、「Final Cut Pro」>「設定」と選択し、「再生」をクリックして、「ディスクのパフォーマンスが原因でコマ落ちが発生する場合は、再生後に警告」を選択します。それ以外の原因で再生に問題が起きているかどうかを監視するには、「コマ落ちが発生する場合は、再生を停止して警告」を選択します。
複数のアングルのオーディオを含めることができます。マルチカムプログラムをカットして切り替えた場合でもオーディオは継続します。タイムラインでマルチカムクリップを選択し、「オーディオ」インスペクタでマルチカムクリップ内のほかのアングルのオーディオコンポーネントを有効にするチェックボックスを選択します。タイムラインでクリップが選択されている状態のまま、「クリップ」>「オーディオコンポーネントを展開」と選択して(またはControl+Option+Sキーを押して)、タイムラインにコンポーネントを表示します。その後、タイムラインで個々のオーディオコンポーネントを選択して、適切なレベルに調節します。Mac用Final Cut Proのオーディオチャンネルを構成する、マルチカムクリップのロールコンポーネントを管理する、およびオーディオコンポーネントを展開表示するを参照してください。
カメラで撮影した写真をマルチカムクリップに追加できます。写真の日時(コンテンツの作成日)情報がほかのアングルのコンテンツと一致する場合は、そのアングルの長さに合わせて写真の継続時間が自動的に調整されます。
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