Mac を消去して工場出荷時の設定にリセットする
「すべてのコンテンツと設定を消去」機能を使えば、設定、データ、アプリをすべて簡単に、しかも安全に消去できる一方で、インストールされているオペレーティングシステムはそのまま残せます。
「すべてのコンテンツと設定を消去」を使う
AppleシリコンまたはApple T2セキュリティチップを搭載したMacには、macOS Monterey以降が必要です。
macOS Ventura以降をお使いの場合:
画面の左上にある Apple メニュー から「システム設定」を選択します。
サイドバーで「一般」をクリックします。
右側で「転送またはリセット」をクリックします。
「すべてのコンテンツと設定を消去」をクリックします。このボタンが表示されない場合
macOS Montereyをお使いの場合:
画面の左上隅にあるAppleメニュー から「システム環境設定」を選択します。
メニューバーの「システム環境設定」メニューから「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。このオプションが表示されない場合
消去アシスタントが開きます。画面の指示に従います。消去が開始される前に、消去または無効になるすべての設定、メディア、データ、その他の項目の要約が表示されます。
管理者の資格情報でサインインするように求められたら、Macへのログインに使っているパスワードを入力します。ログインパスワードを忘れた場合は、こちらを参照してください。
Macが「探す」からサインアウトできるよう、Apple Accountのパスワードを入力するように案内される場合があります。パスワードを忘れた場合は、こちらを参照してください。
Macをリセットする前にバックアップを作成するかどうかを確認される場合があります。
「すべてのコンテンツと設定を消去」ボタンをクリックし、消去することを確定すると、Macが再起動し、画面が一瞬黒くなるか、進捗状況バーが表示されます。
キーボードやマウスなどの Bluetooth アクセサリの再接続が必要な場合は、それらのアクセサリの電源を入れるように案内されます。アクセサリが 30 秒以内に接続されない場合は、アクセサリの電源をいったん切ってから入れ直してください。Bluetooth キーボードが再接続されると、言語の選択画面が表示されます。
Wi-Fiネットワークを選択するか、ネットワークケーブルを接続するよう案内される場合があります。Wi-Fi ネットワークを選択するには、画面の右上隅にある
を使います。ネットワークに接続すると、Macがアクティベートされます。「再起動」をクリックします。
Mac が再起動した後は、Mac をはじめて設定するときと同様に、設定アシスタントが設定プロセスを案内してくれます。
Mac を売却または譲渡したり下取りに出したりするため、出荷時の状態のままにしておきたい場合は、設定アシスタントを使わないでください。以前 Bluetooth デバイスを接続していた場合、それらのデバイスも使わないようにします。そのまま Mac の電源ボタンを、電源が切れるまで押し続けてください。
「すべてのコンテンツと設定を消去」できない場合
「すべてのコンテンツと設定を消去」はmacOS Monterey以降でのみ利用できます。また、Appleシリコン搭載のMacまたはApple T2セキュリティチップを搭載したMacにのみ対応しています。この機能が Mac で利用できない場合や正常に動作しない場合は、以下の手順で対処してください。
Macを消去して工場出荷時の状態にリセットする場合は、こちらの記事の手順に従います。ただし、「すべてのコンテンツと設定を消去」を使う手順は実行しないでください。
Macの消去だけを行い、工場出荷時の状態にリセットしない場合は、Appleシリコン搭載のMacについてはこちらの記事、Intel搭載のMacについてはこちらの記事で消去方法をご確認ください。
「すべてのコンテンツと設定を消去」を使う際に、先にほかのボリュームを消去しないとコンテンツや設定をすべて消去できないというメッセージが表示される場合、Boot Camp を使って Microsoft Windows をインストールしている可能性が考えられます。その場合は、Boot Camp を使って Windows とそのパーティションを削除してください。
モデルやその状態は問いません。使い終わったデバイスを、自分にとっても、地球にとっても良いものに変えませんか。Apple Trade In で Mac を下取りに出す方法やリサイクルする方法については、こちらをご覧ください。