ディスクユーティリティを使って Apple シリコン搭載の Mac を消去する
Apple シリコンを搭載した Mac に内蔵されている起動ディスクを消去 (フォーマット) する方法をご案内します。
以下の手順は、Apple シリコン搭載の Mac コンピュータにのみ適用されます。お使いの Mac がApple シリコンを搭載していない場合は、intel 搭載の Mac を消去する手順を実行してください。
Mac を消去する前に
macOS Monterey 以降をお使いの場合は、この記事の手順ではなく、こちらの記事の手順にそって、すべてのコンテンツと設定を消去してください。Mac を売却または譲渡する場合や下取りに出す場合にも、すべてのコンテンツと設定を消去しておく必要があります。
Bluetooth デバイスと Mac との接続 (ペアリング) は解除されます。Bluetooth 対応のキーボード、マウス、トラックパッドで以下の手順を実行する場合は、できれば USB ケーブルで接続してください。
保存しておきたいファイルのバックアップを作成しておきましょう。Mac を消去すると、ファイルは完全に削除されてしまいます。
ディスクユーティリティを使って Mac を消去する
Mac の電源を入れ、起動オプションのウインドウが表示されるまで、電源ボタンを押し続けます。「オプション」を選択し、「続ける」をクリックします。
ユーザの選択画面が表示されたら、パスワードがわかっているユーザを選択して、その管理者パスワードを入力します。
画面の案内に従って、この Mac で以前使われていた Apple Account の情報を入力します。Apple Account を忘れた場合は、こちらの記事を参照してください。
ユーティリティウインドウで「ディスクユーティリティ」を選択し、「続ける」をクリックします。
ディスクユーティリティのサイドバーの「内蔵」セクションで、「Macintosh HD」という名前のボリュームが表示されていることを確かめます。「Macintosh HD」が表示されない場合
過去にディスクユーティリティを使って起動ディスクにボリュームを追加している場合は、追加した内蔵ボリュームをそれぞれサイドバーで選択し、ツールバーのボリュームの削除ボタン (-) をクリックして、そのボリュームを削除します
「Macintosh HD」または「Macintosh HD - Data」という名前の内蔵ボリュームと、サイドバーの「外部」セクションや「ディスクイメージ」セクションに表示されるボリュームは、この手順の対象外です。
サイドバーで「Macintosh HD」を選択します。
ツールバーの
をクリックし、名前とフォーマットを指定します。名前:Macintosh HD
フォーマット:APFS
「消去」をクリックします。「ボリュームグループを消去」が代わりに表示される場合は、このボタンをクリックしてください。
画面の案内に従って、Apple Account の情報を入力してください。Apple Account を忘れた場合は、こちらの記事を参照してください。
この Mac を消去してもよいか確認する画面が表示されたら、「Mac を消去して再起動」をクリックします。
Mac が再起動したら、画面に案内に従って言語を選択します。
Mac はこの段階でアクティベーションを試みます。それには、インターネット接続が必要です。メニューバーの
を使って Wi-Fi ネットワークを選択するか、ネットワークケーブルをつないでください。Mac のアクティベーションが終わったら、「終了して復旧ユーティリティに戻る」をクリックします。
消去したディスクから再び起動したい場合は、ユーティリティウインドウで「macOS を再インストール」を選択して「続ける」をクリックし、画面の案内に従ってmacOS を再インストールします。macOS のアップグレードを以前インストールした場合は、アップグレード前に使用していた macOS が提供される可能性があります。
ディスクユーティリティに「Macintosh HD」が表示されない場合
内蔵の起動ディスクは、ディスクユーティリティのサイドバーで先頭に表示されるはずです。名前は変更していない限りは「Macintosh HD」です。その場所に表示されない場合は、Apple メニュー >「システム終了」の順に選択し、必須ではないデバイスをすべて Mac から取り外してから、やり直してください。
それでもディスクユーティリティにディスクが表示されない場合や、ディスクユーティリティで消去できないというメッセージが表示される場合は、Mac の修理が必要だと考えられます。サポートが必要な場合は、Apple サポートにお問い合わせください。
ディスクユーティリティの使い方について詳しくは、ディスクユーティリティのユーザガイドを参照してください。