Mac を消去して工場出荷時の設定にリセットする

「すべてのコンテンツと設定を消去」を使えば、設定、データ、アプリをすべて簡単に、しかも安全に消去できる一方で、インストールされているオペレーティングシステムはそのまま残せます。

「すべてのコンテンツと設定を消去」を使う

この機能を使うには、macOS Monterey 以降と、Apple シリコン搭載の Mac または Apple T2 セキュリティチップ搭載モデルの Mac が必要です。「すべてのコンテンツと設定を消去」を使えない場合の対処法については、こちらを参照してください。

macOS Ventura 以降

  1. 画面の左上にある Apple メニュー  から「システム設定」を選択します。

  2. サイドバーで「一般」をクリックします。

  3. 右側で「転送またはリセット」をクリックします。

  4. 「すべてのコンテンツと設定を消去」をクリックします。このオプションが表示されない場合

macOS Monterey

  1. 画面の左上隅にある Apple メニュー  から「システム環境設定」を選択します。

  2. メニューバーの「システム環境設定」メニューから「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。このオプションが表示されない場合

消去アシスタントが開きます。画面に表示される手順に従って、Mac を消去し、工場出荷時の設定にリセットすることができます。消去が開始される前に、消去または無効になるすべての設定、メディア、データ、その他の項目の要約が表示されます。

Mac が再起動し、画面が一瞬黒くなるか、進捗状況バーが表示されます。

  • キーボードやマウスなどの Bluetooth アクセサリの再接続が必要な場合は、それらのアクセサリの電源を入れるように案内されます。アクセサリが 30 秒以内に接続されない場合は、アクセサリの電源をいったん切ってから入れ直してください。Bluetooth キーボードが再接続されると、言語の選択画面が表示されます。

  • Wi-Fi ネットワークを選択するか、ネットワークケーブルを接続するよう案内される場合があります。Wi-Fi ネットワークを選択するには、画面の右上隅にある Wi-Fi メニュー Wi-Fi メニュー を使います。

ネットワークに接続すると、Mac がアクティベートされます。「再起動」をクリックします。

macOS Monterey ですべてのコンテンツと設定を消去した後に表示される「再起動」

Mac が再起動した後は、Mac をはじめて設定するときと同様に、設定アシスタントが設定プロセスを案内してくれます。

Mac を売却または譲渡したり下取りに出したりするため、出荷時の状態のままにしておきたい場合は、設定アシスタントを使わないでください。以前 Bluetooth デバイスを接続していた場合、それらのデバイスも使わないようにします。そのまま Mac の電源ボタンを、電源が切れるまで押し続けてください。

「すべてのコンテンツと設定を消去」できない場合

「すべてのコンテンツと設定を消去」は macOS Monterey 以降でのみ利用できます。また、Apple シリコン搭載の Mac または Apple T2 セキュリティチップを搭載した Mac でのみ対応しています。この機能が Mac で利用できない場合や正常に動作しない場合は、以下の手順で対処してください。

  • Mac を消去して工場出荷時の状態にリセットする場合は、こちらの記事の手順に従います。ただし、「すべてのコンテンツと設定を消去」を使う手順は実行しないでください。

  • Mac の消去だけを行い、工場出荷時の状態にリセットしない場合は、Apple シリコン搭載の Mac についてはこちらの記事、Intel 搭載の Mac についてはこちらの記事で消去方法をご確認ください。

  • 「すべてのコンテンツと設定を消去」を使う際に、先にほかのボリュームを消去しないとコンテンツや設定をすべて消去できないというメッセージが表示される場合、Boot Camp を使って Microsoft Windows をインストールしている可能性が考えられます。その場合は、Boot Camp を使って Windows とそのパーティションを削除してください。

サポートが必要な場合は、Apple サポートにお問い合わせください。

モデルやその状態は問いません。使い終わったデバイスを、自分にとっても、地球にとっても良いものに変えませんか。Apple Trade In で Mac を下取りに出す方法やリサイクルする方法については、こちらをご覧ください。

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