macOS Catalina 10.15.4、セキュリティアップデート 2020-002 Mojave、セキュリティアップデート 2020-002 High Sierra のセキュリティコンテンツについて

macOS Catalina 10.15.4、セキュリティアップデート 2020-002 Mojave、セキュリティアップデート 2020-002 High Sierra のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。

macOS Catalina 10.15.4、セキュリティアップデート 2020-002 Mojave、セキュリティアップデート 2020-002 High Sierra

2020 年 3 月 24 日リリース

Apple HSSPI サポート

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3903:Qihoo 360 Nirvan Team の Proteas 氏

2020 年 5 月 1 日に更新

AppleGraphicsControl

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3904:Qihoo 360 Nirvan Team の Proteas 氏

AppleMobileFileIntegrity

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:アプリケーションが任意のエンタイトルメントを使用できる可能性がある。

説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。

CVE-2020-3883:Linus Henze 氏 (pinauten.de)

Bluetooth

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:ローカルユーザにシステムを突然終了されたり、カーネルメモリを読み取られる可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2020-3907:Didi Research America の Yu Wang 氏

CVE-2020-3908:Didi Research America の Yu Wang 氏

CVE-2020-3912:Didi Research America の Yu Wang 氏

Bluetooth

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3892:Didi Research America の Yu Wang 氏

CVE-2020-3893:Didi Research America の Yu Wang 氏

CVE-2020-3905:Didi Research America の Yu Wang 氏

Bluetooth

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8853:Qihoo 360 Alpha Lab の Jianjun Dai 氏

通話履歴

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:悪意のあるアプリケーションが、ユーザの通話履歴にアクセスできる可能性がある。

説明:この問題は、新しいエンタイトルメントによって解決されました。

CVE-2020-9776:Benjamin Randazzo 氏 (@____benjamin)

CoreBluetooth

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:リモートの攻撃者が、重要なユーザ情報を漏洩させる可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2020-9828:Qihoo 360 Alpha Lab の Jianjun Dai 氏

2020 年 5 月 13 日に追加

CoreFoundation

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:アクセス権の問題がありました。この問題は、アクセス権の検証を強化することで解決されました。

CVE-2020-3913:Avira Operations GmbH & Co. KG の Timo Christ 氏

CUPS

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3898:Security Research Labs (srlabs.de) の Stephan Zeisberg 氏 (github.com/stze)

2020 年 4 月 8 日に追加

FaceTime

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:ローカルユーザが、重要なユーザ情報を閲覧できる可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2020-3881:Israel Institute of Technology の Technion の Yuval Ron 氏、Amichai Shulman 氏、および Eli Biham 氏

アイコン

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:悪意のあるアプリケーションが、ユーザがインストール済みのほかのアプリケーションを識別できる可能性がある。

説明:アイコンのキャッシュの処理を改善することで、この問題に対処しました。

CVE-2020-9773:Zimperium zLabs の Chilik Tamir 氏

Intel Graphics Driver

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:悪意のあるアプリケーションに、制限されたメモリを開示される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、情報漏洩の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-14615:香港科技大学 (Hong Kong University of Science and Technology) の Wenjian HE 氏、香港科技大学の Wei Zhang 氏、インド工科大学ゴア校 (Indian Institute of Technology Goa) の Sharad Sinha 氏、ノースカロライナ大学の Sanjeev Das 氏

IOHIDFamily

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3919:匿名の研究者

IOThunderboltFamily

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3851:Alibaba Inc. の Xiaolong Bai 氏および Min (Spark) Zheng 氏、インディアナ大学ブルーミントン校の Luyi Xing 氏

カーネル

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3914:WaCai の pattern-f 氏 (@pattern_F_)

カーネル

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9785:Qihoo 360 Nirvan Team の Proteas 氏

libxml2

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:libxml2 に複数の脆弱性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2020-3909:LGTM.com

CVE-2020-3911:OSS-Fuzz により検出

libxml2

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:libxml2 に複数の脆弱性がある。

説明:サイズ検証を強化し、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2020-3910:LGTM.com

メール

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:リモートの攻撃者によって任意の javascript コードが実行される可能性がある。

説明:検証を強化し、インジェクションの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3884:Apple

プリント

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS High Sierra 10.13.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:悪意のあるアプリケーションにより、任意のファイルに上書きされる可能性がある。

説明:検証を強化して、パスの処理における脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3915:iDefense Labs (https://vcp.idefense.com/) に協力する匿名の研究者、TrendMicro の Zero Day Initiative に協力する Theori の HyungSeok Han (DaramG) 氏

2020 年 5 月 1 日に追加

Safari

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:ユーザのプライベートブラウズの履歴が、スクリーンタイムに予期せず保存される場合がある。

説明:ピクチャ・イン・ピクチャのビデオを表示するタブの処理に脆弱性がありました。この問題は、ステート処理を改善することで解決されました。

CVE-2020-9775:STO64 School Krakow Poland の Andrian 氏 (@retroplasma)、Marat Turaev 氏、Marek Wawro 氏 (futurefinance.com) および Sambor Wawro 氏

2020 年 5 月 13 日に追加

サンドボックス

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:ローカルユーザが、重要なユーザ情報を閲覧できる可能性がある。

説明:サンドボックスの制限を追加で設けて、アクセス関連の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3918:Outcourse Limited の Augusto Alvarez 氏

2020 年 4 月 8 日に追加

sudo

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:攻撃者が、存在しないユーザとしてコマンドを実行できる可能性がある。

説明:この問題は、sudo バージョン 1.8.31 にアップデートすることで解決されました。

CVE-2019-19232

sysdiagnose

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS High Sierra 10.13.6

影響:アプリケーションが sysdiagnose の実行を誘導できる可能性がある。

説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。

CVE-2020-9786:Seekintoo (@seekintoo) の Dayton Pidhirney 氏 (@_watbulb)

2020 年 4 月 4 日に追加

TCC

対象 OS:macOS Mojave 10.14.6、macOS Catalina 10.15.3

影響:悪意を持って作成されたアプリケーションに、コード署名の実行を回避される可能性がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3906:Jamf の Patrick Wardle 氏

Time Machine

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:ローカルユーザが任意のファイルを読み込める可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2020-3889:Danish Cyber Defence の Lasse Trolle Borup 氏

Vim

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:Vim に複数の脆弱性がある。

説明:バージョン 8.1.1850 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9769:LinkedIn の Steve Hahn 氏

WebKit

対象 OS:macOS Catalina 10.15.3

影響:一部の Web サイトが Safari の環境設定に表示されない場合がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9787:Ryan Pickren 氏 (ryanpickren.com)

2020 年 4 月 8 日に追加

ご協力いただいたその他の方々

CoreText

匿名の研究者のご協力に感謝いたします。

FireWire オーディオ

Alibaba Inc. の Xiaolong Bai 氏および Min (Spark) Zheng 氏、インディアナ大学ブルーミントン校の Luyi Xing 氏のご協力に感謝いたします。

FontParser

Google Chrome の Matthew Denton 氏のご協力に感謝いたします。

Install Framework Legacy

Virginia Tech の Pris Sears 氏、UAL Creative Computing Institute の Tom Lynch 氏、匿名の研究者のご協力に感謝いたします。

LinkPresentation

Travis 氏のご協力に感謝いたします。

OpenSSH

匿名の研究者のご協力に感謝いたします。

rapportd

ダルムシュタット工科大学の Alexander Heinrich 氏 (@Sn0wfreeze) のご協力に感謝いたします。

Sidecar

Rick Backley 氏 (@rback_sec) のご協力に感謝いたします。

sudo

Giorgio Oppo 氏 (linkedin.com/in/giorgio-oppo/) のご協力に感謝いたします。

2020 年 4 月 4 日に追加

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