macOS High Sierra 10.13.4、セキュリティアップデート 2018-002 Sierra、セキュリティアップデート 2018-002 El Capitan のセキュリティコンテンツについて

macOS High Sierra 10.13.4、セキュリティアップデート 2018-002 Sierra、セキュリティアップデート 2018-002 El Capitan のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。Apple との通信は、Apple Product Security PGP キーで暗号化できます。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

macOS High Sierra 10.13.4、セキュリティアップデート 2018-002 Sierra、セキュリティアップデート 2018-002 El Capitan

2018 年 3 月 29 日リリース

Admin Framework

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:sysadminctl に指定したパスワードが、ほかのローカルユーザに漏洩する場合がある。

説明:sysadminctl コマンドラインツールでは、パスワードを引数として渡すことが必須だったため、ほかのローカルユーザにパスワードが漏洩する危険性がありました。今回のアップデートでは、パスワードパラメータが任意指定になり、sysadminctl が必要に応じてパスワードのプロンプトを表示するようになりました。

CVE-2018-4170:匿名の研究者

APFS

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:APFS ボリュームのパスワードが予期せず切り詰められる場合がある。

説明:入力検証を強化し、インジェクションの脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4105:David J Beitey 氏 (@davidjb_)、Geoffrey Bugniot 氏

ATS

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:悪意を持って作成されたファイルを処理すると、ユーザ情報が漏洩する可能性がある。

説明:symlinks の処理に、検証不備の脆弱性がありました。この問題は、symlinks の検証を強化することで解決されました。

CVE-2018-4112:Mozilla の Haik Aftandilian 氏

CFNetwork Session

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。

CVE-2018-4166:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

CoreFoundation

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。

CVE-2018-4155:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

CVE-2018-4158:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

CoreText

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:悪意を持って作成された文字列を処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、サービス拒否の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4142:Google Switzerland GmbH の Robin Leroy 氏

CoreTypes

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6

影響:悪意を持って作成された Web ページを処理すると、ディスクイメージがマウントされる可能性がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13890:Apple、Syndis の Theodor Ragnar Gislason 氏

curl

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6

影響:curl に複数の脆弱性がある。

説明:curl に整数オーバーフローの脆弱性がありました。この問題は、配列境界チェック機能を改善することで解決されました。

CVE-2017-8816:Alex Nichols 氏

2018 年 3 月 30 日に更新

ディスクイメージ

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:悪意のあるディスクイメージをマウントすると、アプリケーションが起動する場合がある。

説明:検証を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4176:Syndis の Theodor Ragnar Gislason 氏

ディスク管理

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:APFS ボリュームのパスワードが予期せず切り詰められる場合がある。

説明:入力検証を強化し、インジェクションの脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4108:ShiftLeft Inc. の Kamatham Chaitanya 氏、匿名の研究者

EFI

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:Wi-Fi 通信範囲内にいる攻撃者が、WPA クライアントでノンス (nonce) の再利用を強制する場合がある (Key Reinstallation Attacks - KRACK)。

説明:ステート遷移の処理において、ロジックに脆弱性がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。

CVE-2017-13080:KU Leuven の imec-DistriNet グループの Mathy Vanhoef 氏

2018 年 10 月 2 日に追加

ファイルシステムイベント

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。

CVE-2018-4167:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

iCloud Drive

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。

CVE-2018-4151:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

Intel Graphics Driver

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4132:Qihoo 360 の IceSword Lab の Axis 氏および pjf 氏

IOFireWireFamily

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4135:Alibaba Inc. の Xiaolong Bai 氏および Min (Spark) Zheng 氏

カーネル

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4150:匿名の研究者

カーネル

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4104:英国の National Cyber Security Centre (NCSC)

カーネル

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4143:derrek 氏 (@derrekr6)

カーネル

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2018-4136:lgtm.com および Semmle の Jonas Jensen 氏

カーネル

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2018-4160:lgtm.com および Semmle の Jonas Jensen 氏

カーネル

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:悪意のあるアプリケーションが、カーネルメモリのレイアウトを判断できる可能性がある。

説明:プログラムの状態遷移に際して、情報漏洩の脆弱性がありました。この問題は、ステート処理を改善することで解決されました。

CVE-2018-4185:Brandon Azad 氏

2018 年 7 月 19 日に追加

kext ツール

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ロジックに脆弱性があり、メモリ破損が起きていました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。

CVE-2018-4139:Google Project Zero の Ian Beer 氏

LaunchServices

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:悪意を持って作成されたアプリケーションに、コード署名の実行を回避される可能性がある。

説明:検証を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4175:Syndis の Theodor Ragnar Gislason 氏

libxml2

対象 OS:macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3、OS X El Capitan 10.11.6

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、Safari が予期せずクラッシュする可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-15412:Nick Wellnhofer 氏

2018 年 10 月 2 日に更新

ローカル認証

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:ローカルユーザが、重要なユーザ情報を閲覧できる可能性がある。

説明:スマートカードの PIN の処理に脆弱性がありました。この問題は、ロジックを追加することで解決されました。

CVE-2018-4179:David Fuhrmann 氏

2018 年 4 月 13 日に追加

メール

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:ネットワーク上の特権的な地位を悪用した攻撃者が、S/MIME で暗号化されたメールの内容を密かに抽出できる可能性がある。

説明:S/MIME HTML メールの処理に脆弱性がありました。S/MIME で暗号化されたメッセージの S/MIME 署名が無効な場合や欠落している場合は、デフォルトでメッセージのリモートリソースを読み込まないようにすることで、この問題に対処しました。

CVE-2018-4111:ミュンヘン応用科学大学 (Münster University of Applied Sciences) の Damian Poddebniak 氏、ミュンヘン応用科学大学の Christian Dresen 氏、ルール大学ボーフムの Jens Müller 氏、ミュンヘン応用科学大学の Fabian Ising 氏、ミュンヘン応用科学大学の Sebastian Schinzel 氏、KU Leuven の Simon Friedberger 氏、ルール大学ボーフムの Juraj Somorovsky 氏、ルール大学ボーフムの Jörg Schwenk 氏

2018 年 4 月 13 日に更新

メール

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:ネットワーク上の特権的な地位を悪用した攻撃者が、S/MIME で暗号化されたメールの内容を傍受できる可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ユーザインターフェイス不一致の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4174:Integrated Mapping Ltd の John McCombs 氏、LoonSoft Inc. の McClain Looney 氏

2018 年 4 月 13 日に更新

メモ

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。

CVE-2018-4152:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

メモ

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。

CVE-2017-7151:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

2018 年 10 月 2 日に追加

NSURLSession

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。

CVE-2018-4166:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

NVIDIA グラフィックスドライバ

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4138:Qihoo 360 の IceSword Lab の Axis 氏および pjf 氏

PDFKit

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:PDF の URL をクリックすると、悪意のある Web サイトにアクセスしてしまう場合がある。

説明:PDF の URL の解析に脆弱性がありました。この問題は、入力検証を強化することで解決されました。

CVE-2018-4107:Innovia Technology の Nick Safford 氏

2018 年 4 月 9 日に更新

PluginKit

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。

CVE-2018-4156:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

クイックルック

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。

CVE-2018-4157:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

リモート管理

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:リモートユーザがルート権限を取得できる場合がある。

説明:リモート管理において、アクセス権の問題がありました。この問題は、アクセス権の検証を強化することで解決されました。

CVE-2018-4298:SupCloud の Tim van der Werff 氏

2018 年 7 月 19 日に追加

セキュリティ

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:サイズ検証を強化し、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2018-4144:Abraham Masri 氏 (@cheesecakeufo)

SIP

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:制限を強化し、構成の問題に対処しました。

CVE-2017-13911:Twocanoes Software の Timothy Perfitt 氏

2018 年 8 月 8 日に追加、2018 年 9 月 25 日に更新

ステータスバー

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:悪意のあるアプリケーションが、ユーザに知らせることなく、マイクにアクセスできる可能性がある。

説明:マイクの使用状況のインジケータをいつ表示すべきかを判定する処理に、一貫性欠如の脆弱性がありました。この問題は、機能の検証を改善することで解決されました。

CVE-2018-4173:pingmd の Joshua Pokotilow 氏

2018 年 4 月 9 日に追加

ストレージ

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。

CVE-2018-4154:Samuel Groß 氏 (@5aelo)

システム環境設定

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:構成プロファイルが削除後も誤って効力を持ち続ける場合がある。

説明:CFPreferences に脆弱性がありました。この問題は、環境設定のクリーンアップを改善することで解決されました。

CVE-2018-4115:Wandera の Johann Thalakada 氏、Vladimir Zubkov 氏、Matt Vlasach 氏

ターミナル

対象 OS:OS X El Capitan 10.11.6、macOS Sierra 10.12.6、macOS High Sierra 10.13.3

影響:悪意のあるコンテンツをペーストすると、任意のコマンド実行の偽装攻撃を受ける場合がある。

説明:Bracketed Paste Mode の処理にコマンドインジェクションの脆弱性がありました。この問題は、特殊文字の検証を強化することで解決されました。

CVE-2018-4106:Simon Hosie 氏

WindowServer

対象 OS:macOS High Sierra 10.13.3

影響:セキュア入力モードが有効になっていても、権限のないアプリケーションがほかのアプリケーションに入力したキー操作をログできる可能性がある。

説明:セキュア入力モードが有効になっている場合でも、キーの状態をスキャンすることで、権限のないアプリケーションがほかのアプリケーションに入力されたキーストロークを記録できる可能性がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。

CVE-2018-4131:folivora.AI GmbH の Andreas Hegenberg 氏

ご協力いただいたその他の方々

メール

Wire Swiss GmbH の Sabri Haddouche 氏 (@pwnsdx) のご協力に感謝いたします。

2018 年 6 月 21 日に追加

セキュリティ

Abraham Masri 氏 (@cheesecakeufo) のご協力に感謝いたします。

2018 年 4 月 13 日に追加

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