iOS 10.3.2 のセキュリティコンテンツについて

iOS 10.3.2 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。Apple との通信は、Apple Product Security PGP キーで暗号化できます。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

iOS 10.3.2

2017 年 5 月 15 日リリース

AVEVideoEncoder

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-6989:Zimperium zLabs Team の Adam Donenfeld 氏 (@doadam)

CVE-2017-6994:Zimperium zLabs Team の Adam Donenfeld 氏 (@doadam)

CVE-2017-6995:Zimperium zLabs Team の Adam Donenfeld 氏 (@doadam)

CVE-2017-6996:Zimperium zLabs Team の Adam Donenfeld 氏 (@doadam)

CVE-2017-6997:Zimperium zLabs Team の Adam Donenfeld 氏 (@doadam)

CVE-2017-6998:Zimperium zLabs Team の Adam Donenfeld 氏 (@doadam)

CVE-2017-6999:Zimperium zLabs Team の Adam Donenfeld 氏 (@doadam)

2017 年 5 月 17 日に更新

CoreAudio

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2502:Qihoo360 Qex Team の Yangkang 氏 (@dnpushme)

CoreFoundation

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成されたデータを解析すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2522:Google Project Zero の Ian Beer 氏

2017 年 5 月 19 日に追加

CoreText

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成されたファイルを処理すると、アプリケーションが予期せず終了する可能性がある。

説明:検証を強化し、サービス運用妨害の問題に対処しました。

CVE-2017-7003:SPYSCAPE の Jake Davis 氏 (@DoubleJake)、Salesforce の João Henrique Neves 氏および Stephen Goldberg 氏

2017 年 6 月 7 日に追加

Foundation

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成されたデータを解析すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2523:Google Project Zero の Ian Beer 氏

2017 年 5 月 19 日に追加

iBooks

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成されたブックが、ユーザの許可なく任意の Web サイトを開く可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、URL 処理における脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2497:Jun Kokatsu 氏 (@shhnjk)

iBooks

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションにルート権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:シンボリックリンクのパス検証ロジックに脆弱性が存在します。この問題は、パスのサニタイズ処理を改善することで解決されました。

CVE-2017-6981:YSRC (sec.ly.com) の evi1m0 氏

IOSurface

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得される可能性がある。

説明:ロック処理を強化することで、競合状態の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-6979:Zimperium zLabs Team の Adam Donenfeld 氏 (@doadam)

2017 年 5 月 17 日に更新

JavaScriptCore

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-7005:Google Project Zero の lokihardt 氏

2017 年 6 月 9 日に追加

カーネル

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ロック処理を強化することで、競合状態の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2501:Google Project Zero の Ian Beer 氏

カーネル

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2507:Google Project Zero の Ian Beer 氏

CVE-2017-6987:Synack の Patrick Wardle 氏

通知

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションから、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:メモリ処理の改善により、サービス拒否の脆弱性が解決されました。

CVE-2017-6982:CoffeeBreakers の Vincent Desmurs 氏 (vincedes3)、Sem Voigtlander 氏 (OxFEEDFACE)、Joseph Shenton 氏

Safari

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web ページにアクセスすると、アプリケーションがサービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、Safari の履歴メニューの脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2495:Gehirn Inc. の Tubasa Iinuma 氏 (@llamakko_cafe)

セキュリティ

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:証明書信頼ポリシーのアップデート

説明:信頼されていない証明書の処理において、証明書の検証に問題がありました。この問題は、ユーザによる信頼の承認処理を改善することで解決されました。

CVE-2017-2498:Andrew Jerman 氏

セキュリティ

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:ローカルアプリケーションが、資格 (entitlements) がなくても特権付きの XPC メッセージを送信できる場合がある。

説明:整合性チェックを改善することで、競合状態の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-7004:Google Project Zero の Ian Beer 氏

2017 年 6 月 8 日に追加

SQLite

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された SQL クエリによって、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2513:OSS-Fuzz により検出

SQLite

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された SQL クエリによって、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2518:OSS-Fuzz により検出

CVE-2017-2520:OSS-Fuzz により検出

SQLite

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された SQL クエリによって、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2519:OSS-Fuzz により検出

SQLite

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-6983:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Chaitin Security Research Lab (@ChaitinTech)

CVE-2017-6991:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Chaitin Security Research Lab (@ChaitinTech)

CVE-2017-7000:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Chaitin Security Research Lab (@ChaitinTech)

CVE-2017-7001:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Chaitin Security Research Lab (@ChaitinTech)

CVE-2017-7002:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Chaitin Security Research Lab (@ChaitinTech)

2017 年 5 月 24 日に更新

TextInput

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成されたデータを解析すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2524:Google Project Zero の Ian Beer 氏

WebKit

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2496:Apple

CVE-2017-2505:Google Project Zero の lokihardt 氏

CVE-2017-2506:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Baidu Security Lab の Zheng Huang 氏

CVE-2017-2514:Google Project Zero の lokihardt 氏

CVE-2017-2515:Google Project Zero の lokihardt 氏

CVE-2017-2521:Google Project Zero の lokihardt 氏

CVE-2017-2525:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する、Tencent の Xuanwu Lab (tencent.com) の Kai Kang 氏 (4B5F5F4B)

CVE-2017-2526:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する、Tencent の Xuanwu Lab (tencent.com) の Kai Kang 氏 (4B5F5F4B)

CVE-2017-2530:Baidu Security Lab の Wei Yuan 氏、Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Baidu Security Lab の Zheng Huang 氏

CVE-2017-2531:Google Project Zero の lokihardt 氏

CVE-2017-2538:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Richard Zhu 氏 (fluorescence)

CVE-2017-2539:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Richard Zhu 氏 (fluorescence)

CVE-2017-2544:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する 360 Security (@mj0011sec)

CVE-2017-2547:Google Project Zero の lokihardt 氏、Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Team Sniper (Keen Lab および PC Mgr)

CVE-2017-6980:Google Project Zero の lokihardt 氏

CVE-2017-6984:Google Project Zero の lokihardt 氏

2017 年 6 月 20 日に更新

WebKit

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。

説明:WebKit Editor コマンドの処理におけるロジックに問題がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。

CVE-2017-2504:Google Project Zero の lokihardt 氏

WebKit

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。

説明:lokihardt コンテナノードの処理におけるロジックに問題がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。

CVE-2017-2508:Google Project Zero の lokihardt 氏

WebKit

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。

説明:pageshow イベントの処理におけるロジックに問題がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。

CVE-2017-2510:Google Project Zero の lokihardt 氏

WebKit

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。

説明:WebKit のキャッシュ済みフレームの処理におけるロジックに問題がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。

CVE-2017-2528:Google Project Zero の lokihardt 氏

WebKit

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2536:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Samuel Groß 氏および Niklas Baumstark 氏

WebKit

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。

説明:フレームの読み込み処理におけるロジックに問題がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。

CVE-2017-2549:Google Project Zero の lokihardt 氏

WebKit Web インスペクタ

対象となるデバイス:iPhone 5 以降、iPad (第 4 世代) 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションに未署名のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-2499:George Dan 氏 (@theninjaprawn)

ご協力いただいたその他の方々

カーネル

HCL Technologies、Aleph Research の Orr A. 氏のご協力に感謝いたします。

Safari

Flyin9_L (ZhenHui Lee) (@ACITSEC) 氏のご協力に感謝いたします。

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