macOS の起動可能なインストーラを作成する方法

外付けのドライブやセカンダリボリュームを起動ディスクとして使い、そこから Mac オペレーティングシステムをインストールできます。

以下に紹介する手順は、システム管理者や、コマンドラインの扱いに習熟した方を主に対象とした高度な内容となっています。起動可能なインストーラがなくても macOS をアップグレードまたはインストールできますが、macOS を複数のコンピュータにインストールする場合は、毎回インストーラをダウンロードしなくて済むので便利です。

macOS をダウンロードする

macOS の各バージョンへのアップグレード手順は、以下のリンク先の記事で紹介しています。記事中に、適切なダウンロードリンクが掲載されています。

  • macOS CatalinamacOS MojavemacOS High Sierra は、「macOS Catalina インストール」「macOS Mojave インストール」または「macOS High Sierra インストール」という名前の App として「アプリケーション」フォルダに直接ダウンロードされます。ダウンロード後にインストーラが開いたら、インストールを続けずに、そのまま終了します。
    必要なインストーラをダウンロードするには、macOS Sierra 10.12.5 以降または El Capitan 10.11.6 を搭載した Mac からダウンロードしてください。企業の管理者の方は、ローカルでホストしているソフトウェア・アップデート・サーバではなく、Apple からダウンロードしてください。 
  • macOS Sierra は、「InstallOS.pkg」という名前のファイルが入ったディスクイメージとしてダウンロードされます。このファイルを開いて、画面に表示される案内に従ってください。「macOS Sierra インストール」という名前の App が「アプリケーション」フォルダにインストールされます。
  • OS X El Capitan は、「InstallMacOSX.pkg」という名前のファイルが入ったディスクイメージとしてダウンロードされます。このファイルを開いて、画面に表示される案内に従ってください。「OS X El Capitan インストール」という名前の App が「アプリケーション」フォルダにインストールされます。 

ターミナルで 'createinstallmedia' コマンドを使う

  1. 起動可能なインストーラとして使う予定の USB フラッシュドライブやその他のボリュームを接続します。空き容量が 12 GB 以上あり、Mac OS 拡張でフォーマットされているものを用意してください。
  2. ターミナルを開きます (「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダにあります)。
  3. 以下のいずれかのコマンドをターミナルに入力またはペーストします。いずれも、インストーラが「アプリケーション」フォルダにあり、利用する USB フラッシュドライブやその他のボリュームの名前が「MyVolume」であるという前提になっています。ボリュームの名前が違う場合は、以下のコマンドの MyVolume を適切なボリュームの名前に置き換えてください。

    Catalina:*
    sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
    

    Mojave:*
    sudo /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
    

    High Sierra:*
    sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
    

    Sierra
    sudo /Applications/Install\ macOS\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ Sierra.app
    

    El Capitan
    sudo /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app
    

  4. コマンドを入力したら「return」キーを押します。
  5. プロンプトが表示されたら、管理者のパスワードを入力し、「return」キーをもう一度押します。ターミナルでパスワードを入力する際、画面上には何も表示されません。
  6. プロンプトが表示されたら、「Y」と入力して、ボリュームを消去することを確定し、「return」キーを押します。起動可能なインストーラの作成状況がターミナルに表示されます。 
  7. ターミナルに処理が終わったというメッセージが表示されたら、ボリュームの名前が、ダウンロードしたインストーラと同じ名前になります (「macOS Catalina インストール」など)。この時点で、ターミナルを終了し、ボリュームを取り出せます。

* Mac に macOS Sierra 以前が搭載されている場合は、--applicationpath 引数を含めてください。上記の Sierra および El Capitan のコマンドでは、この引数が使われているため、参考にしてください。

起動可能なインストーラを使う

起動可能なインストーラを作成したら、以下の手順で使ってください。

  1. 起動可能なインストーラを互換性のある Mac に接続します。
  2. Startup Manager またはシステム環境設定の「起動ディスク」を使って、起動可能なインストーラを起動ディスクとして選択し、インストーラから起動します。Mac が macOS 復元から起動します。 
    起動ディスクの選択方法や Mac が起動ディスクから起動しない場合の対処法については、こちらの記事を参照してください。
  3. 言語の選択画面が表示されたら、選択します。
  4. 起動可能なインストーラは macOS をインターネットからダウンロードするわけではありませんが、Mac のモデルに固有の情報 (ファームウェアアップデートなど) を入手するためにインターネット接続が必要です。Wi-Fi ネットワークに接続する必要がある場合は、メニューバーの Wi-Fi メニュー を使います。 
  5. 「ユーティリティ」ウインドウから「macOS をインストール」(または「OS X をインストール」) を選択し、「続ける」をクリックして、画面の指示に従います。

関連情報

createinstallmedia コマンドおよびその引数について調べるには、「アプリケーション」フォルダに macOS インストーラがあることを確認の上、ターミナルに以下のパスを入力してください。

Catalina

/Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia

Mojave

/Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia

High Sierra

/Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia

Sierra

/Applications/Install\ macOS\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia

El Capitan

/Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app/Contents/Resources/createinstallmedia
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