Mac の起動を完了できない場合にセーフモードを試す

Mac の起動が最後まで進まない場合、セーフモードを使えば問題を解決できることがあります。

セーフモードとは?

セーフモード (セーフブートと呼ばれることもあります) は、Mac を起動する方法の 1 つです。起動時に所定のチェックを行い、一部のソフトウェアが自動的に読み込まれたり、起動したりしないよう阻止します。Mac をセーフモードで起動すると、次の処理が行われます。

  • 起動ディスクを検証して、必要に応じてディレクトリの問題の修復を試みる
  • 必要なカーネル機能拡張だけを読み込む
  • 起動項目とログイン項目が自動的に開かないように阻止する
  • ユーザがインストールしたフォントを無効にする
  • フォントキャッシュ、カーネルキャッシュ、その他のシステムキャッシュファイルを削除する

こうした変更が総合的に作用し、起動ディスクに関連した問題の解決や切り分けに役立つ場合があります。 

セーフモードで起動する

セーフモードで起動するには、以下の手順を実行してください。

  1. Mac を起動または再起動して、すぐに「shift」キーを押し、そのまま押し続けます。白い Apple ロゴが画面に表示されます。Apple ロゴが表示されない場合の対処法については、こちらの記事を参照してください。
  2. ログインウインドウが表示されたら「shift」キーを放します。起動ディスクが FileVault で暗号化されている場合は、ログインが 2 回必要になることがあります。1 回目で起動ディスクのロックが解除され、2 回目で Finder にログインします。

セーフモードを終了するには、Mac を再起動し、起動中にどのキーも押しません。

セーフモードだと問題が起きない場合

Mac をセーフモードで起動すると問題が解消する場合は、キーを押さずに再起動してみてください。

  • 問題が再発する場合は、互換性がないログイン項目があると考えられます。
  • 問題が再発しなかった場合、おそらく、起動ディスクのキャッシュやディレクトリに問題があり、セーフモードでその問題が解決したと考えられます。

セーフモードで Mac が再起動またはシステム終了する場合

Mac をセーフモードで起動すると、起動ディスクのディレクトリが自動的にチェックされます。このとき、ディスクユーティリティを使ってディスクを検証または修復するときと似たような処理が行われます。ディレクトリが修復された場合、Mac は自動的に再起動します。

Mac の電源が切れた場合は、Mac と電源コンセントがしっかり接続されているか確認してください。MagSafe 電源アダプタをお使いの場合は、電源アダプタの LED が黄色または緑色に点灯しているか確認してください。その上で、もう一度セーフモードで起動します。

Mac がセーフモードの間に何度も再起動またはシステム終了する場合は、Apple サポートにお問い合わせいただくか、Apple 正規サービスプロバイダや Apple Store 直営店にご相談ください。

Mac がセーフモードで起動していることを確かめる方法

Mac がセーフモードで起動しているかどうかわからない場合は、システム情報を使って確かめることができます。セーフモードで起動しているときは、システム情報の「ソフトウェア」セクションで、「起動モード」が「通常」ではなく「セーフ」と表示されます。

ログインウインドウにも、Mac がセーフモードのときは画面の右上隅に「セーフブート」と表示されます。

セーフモードで利用できない機能

セーフモードで起動している間は、Mac の一部の機能を利用できません。たとえば、セーフモードでは以下の機能は使えません。

  • DVD プレーヤーで映画を再生できません。
  • iMovie やその他のビデオ App でビデオを録画できません。
  • 一部のオーディオ入出力デバイスが動作しない場合があります。
  • 一部の USB、FireWire、Thunderbolt デバイスを利用できない場合があります。
  • お使いの Mac や macOS バージョンに応じて、Wi-Fi ネットワークが制限されるか使用できなくなります。

OS X v10.5 以降のセーフモードでは、高速グラフィックスも無効になります。このため、システム環境設定で「半透明メニューバー」または「透明度を下げる」を選択していても、メニューバーは不透明に表示されます。Mac がセーフモードで起動したときのログイン中に、画面が「点滅」したり「分割」して表示されたりすることもあります。

OS X Snow Leopard v10.6 以降のセーフモードでは、ファイル共有も無効になります。

Mac にキーボードがなくてセーフモードで起動できない場合

キーボードを使えなくてセーフモードで起動できない場合も、Mac にリモートアクセスできれば、コマンドラインを使って Mac をセーフモードで起動するように設定できます。

  1. ターミナルをリモート起動するか、SSH 経由で対象のコンピュータにログインします。
  2. 次のターミナルコマンドを使います。
    sudo nvram boot-args="-x"

    起動時に Verbose モードも有効にする場合は、次のコマンドを代わりに使います。
    sudo nvram boot-args="-x -v"

  3. セーフモードを使った後、次のターミナルコマンドを使って、通常起動するように設定し直します。
    sudo nvram boot-args=""
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