iPad(A16):音量ボタン
始める前に
警告
始める前に「バッテリーの安全性」を読み、作業スペースとバッテリーの取り扱いに関するガイドラインに従ってください。
以下の部品を取り外してから作業を開始してください。
ツール
11インチ修理トレイ
接着剤除去ツール
静電気放電防止ピンセット
エタノールワイプまたはイソプロピルアルコール(IPA)ワイプ
プラスネジ用JCISビット
ナイロン製プローブ(ブラックスティック)
トルクドライバー(ブルー、0.65 kgf cm)
トルクドライバー(グレイ、0.55 kgf cm)
すべての修理に必要なツールの一覧を参照してください。

重要
この部品を交換する場合は、修理アシスタントを実行して修理を完了することをおすすめします。すべての取り付け手順を完了すると、修理アシスタントがデバイスで利用可能になります。
取り外し
注:取り外しの手順がすでに完了している場合は、「取り付け」に進んでください。
トルクドライバーとJCISビットを使って、カメラコネクタカウリングからプラスネジを取り外します。取り外したネジは横に置いておきます。カウリングを取り外し、再度利用するために保管しておきます。
音量ボタンのブラケットから環境光センサーをそっとはがします。
トルクドライバーとJCISビットを使って、音量ボタンのブラケットから2本のプラスネジを、音量ボタンのフレックスケーブルから1本のプラスネジを取り外します。取り外したネジは横に置いておきます。
カメラのフレックスケーブルの端を持ち上げ、コネクタから外してそっと脇に寄せます。
静電気放電防止ピンセットを使って、音量ボタンのフレックスケーブルの端からポリエステルフィルムのタブをはがします。
音量ボタンのフレックスケーブル(1)のロックレバーを上げます。次に、フレックスケーブルをスライドさせてコネクタ(2)から外します。
Wi-Fi + Cellularモデルのみ:アンテナの同軸ケーブルの端を持ち上げ、コネクタから外してそっと脇に寄せます。
筐体からマイクをはがします。
注:マイクは音量ボタンのフレックスケーブルに取り付けられています。
接着剤除去ツールを使って、音量ボタンのブラケットと筐体の間の接着剤をはがします。次に、音量ボタンのフレックスケーブルとブラケットを筐体から取り出します。
外側から音量ボタンを押して、筐体の内側から外に押し出して取り外します。
取り付け
静電気放電防止ピンセットを使って、筐体から音量ボタンのガスケットの欠片を取り除きます。
次に、エタノールワイプまたはIPAワイプを使って、音量ボタンの開口部(1)とマイクの穴(2)に残っている接着剤をきれいに拭き取ります。
ガスケットを装着した交換用の音量ボタンを筐体の開口部に配置します。
交換用接着シートを筐体のマイクの穴に取り付けます。
交換用の音量ボタンのフレックスケーブルとブラケットを筐体の開口部に配置します。ブルーのトルクドライバーとJCISビットを使って、音量ボタンのブラケットに新しいプラスネジ(452-11913)を2本取り付けます。
音量ボタンを押して、正常にカチッという音がすることを確認します。音量ボタンから正常にカチッという音がする場合は、手順5に進みます。カチッという音がしない場合は、音量ボタンのフレックスケーブル、ブラケット、音量ボタン、ガスケットを取り外します。その後、取り付け手順1~5を再度実施します。
ブルーのトルクドライバーとJCISビットを使って、音量ボタンのフレックスケーブルに新しいプラスネジ(452-12345)を1本取り付けます。
マイクを10秒間押さえて筐体に接着させます。
音量ボタンのフレックスケーブルの端をコネクタに差し込み、ロックレバーを下げます。次に、ポリエステルフィルムのタブをコネクタに押し付けます。
Wi-Fi + Cellularモデルのみ:アンテナ同軸ケーブルの端をコネクタにはめ込みます。
環境光センサーのフレックスケーブルを曲げて、環境光センサーの位置を音量ボタンブラケットの中央に合わせます。環境光センサーを10秒間そっと押さえて、音量ボタンのブラケットに接着させます。
カメラのフレックスケーブルの端をコネクタにはめ込みます。
カメラコネクタカウリングをカメラフレックスケーブルの端にかぶせます。グレイのトルクドライバーとJCISビットを使って、カウリングに1本の新しいプラスネジ(452-11910)を取り付けます。
以下の部品を取り付けて組立てを完了します。
重要
交換した部品によっては、修理を完了するために修理アシスタントがデバイスで利用可能になる場合があります。修理アシスタントの起動方法について詳しくはこちらを確認してください。
注:修理アシスタントを実行していない場合、デバイスの「部品と修理の履歴」で部品のステータスが「修理完了」と表示され、セルフサービス修理のためのApple Diagnosticsで部品のステータスが「不明」と表示される可能性があります。