Final Cut Proのライブマルチカムが機能しない場合
iPad用Final Cut Proでライブマルチカムが機能しない場合や、Final Cut Cameraデバイスを接続できない場合など、ライブマルチカムが正常に動作しない場合の対処法について説明します。
始める前に
iPad用Final Cut Proが最新バージョンにアップデートされていることを確認する
すべてのデバイスを電源に接続する
最良の結果を得るには、ライブマルチカムの使用のベストプラクティスに従ってください。
以下の手順を順番に試してください
以下のリストの各手順を試したら、そのつどライブマルチカムをテストし、問題が解決したかどうかを確認してください。
デバイスを再起動する
ライブマルチカムで使用しているすべてのデバイスの電源を切ってから入れ直して、再起動してください。
外付けデバイスを取り外す
お使いのデバイスにマイクやストレージデバイスなどの外付けデバイスが接続されている場合は、取り外してください。
トラブルシューティングを行うiPhoneまたはiPadの電源を切ります。
外付けのストレージデバイスまたはマイクの接続を外します。
iPhoneまたはiPadの電源を入れます。
特定の外付けデバイスを接続した場合にのみ問題が起きる場合は、そのデバイスのアップデートや修理が必要である可能性があります。詳しいサポートについては、メーカーにお問い合わせください。
システム条件を確認する
お使いのデバイスが iPad用Final Cut ProとFinal Cut Cameraの最小システム要件を満たしていることを確認してください。
アプリが正常に機能しているか確かめる
ライブマルチカムを設定して使用する方法については、「Final Cut Proユーザガイド(iPad用)」のライブマルチカムに関するセクションと Final Cut Cameraに関するヘルプを参照してください。アプリ、警告メッセージ、警告アイコン、エラーメッセージに表示されているキーワードでユーザガイドを検索できます。
Wi-FiとBluetoothを確認する
ライブマルチカムは、ワイヤレスのポイントツーポイント接続を介したストリーミングと転送のプロセスを使用するため、Wi-FiとBluetoothの両方がオンになっている必要があります。ただし、ライブマルチカムが動作するためにデバイスをWi-Fiネットワークに接続する必要はありません。
Wi-Fiがオンになっていることを確認します。
Bluetoothがオンになっていることを確認します。
すべてのデバイスに同じApple Accountでサインインしていることを確認します。
すべてのデバイスに同じApple Accountでサインインしている場合は、デバイス同士がシームレスに接続できるように、iCloudキーチェーンを有効にします。
別のApple Accountでサインインしているデバイスを使用する場合は、ペアリングコードを使用して接続できます。
デバイスでFinal Cut Cameraを開き、
をタップして、「その他のデバイス」に表示されているFinal Cut Proを実行中のiPadの名前をタップします。iPadにコードが表示されます。
Final Cut Cameraで、「カメラペアリングの要求」ウインドウにコードを入力し、「OK」をタップします。
ライブマルチカムセッション中およびメディア転送中は、各デバイスでiPad用Final Cut ProまたはFinal Cut Cameraのアプリがアクティブになるようにしてください。
Final Cut Cameraを実行中のデバイスで検出可能であるか確認する
ライブマルチカムセッションで使用する各デバイスでFinal Cut Cameraを開く際には、「ようこそライブマルチカムへ」の設定手順*を実施する必要があります。これにより、デバイスが検出可能になります。
Final Cut CameraデバイスでWi-FiとBluetoothが有効になっているにもかかわらず、Final Cut Proを実行中のiPadに接続できない場合は、「ようこそライブマルチカムへ」の設定手順を実施してください。
Final Cut Cameraの
をタップし、「続ける」をタップします。画面の指示に従って、デバイスを検出可能にします。
* 「ようこそライブマルチカムへ」の設定手順は、「ようこそFinal Cut Cameraへ」の設定手順とは異なます。「ようこそFinal Cut Cameraへ」の設定手順では、Final Cut Cameraにデバイスのカメラとマイクへのアクセスを許可します。
空き容量を確認する
ライブマルチカムプロジェクトを保存する場所に応じて、iPadまたは外付けのストレージデバイスに十分な空き容量があることを確認します。
iPadに接続された外付けのストレージデバイスの空き容量を確認するには、ファイルアプリを開き、サイドバーで外付けのストレージデバイスを長押しして、「情報を見る」を選択します。
空き容量を増やすためにFinal Cut Cameraアプリからファイルを削除する場合、削除されたファイルはファイルアプリの「最近削除した項目」フォルダに移され、30日間はそこに保管されます。すぐに空き容量を増やすには、「最近削除した項目」フォルダから手動でファイルを削除します。完全に削除される前にファイルを使用する場合は、Final Cut Cameraブラウザで復元できます。
ファイルを誤って削除してしまう懸念がある場合は、削除する前に Final Cut Cameraのファイルをバックアップしておくことができます。
ライブマルチカムセッションの録画を停止すると、元のビデオファイルはバックグラウンドでライブマルチカムプロジェクトに転送されます。各Final Cut CameraデバイスからiPad用Final Cut Proプロジェクトにファイルを正常に転送するには、十分な空き容量を確保しておく必要があります。
外付けのストレージデバイスのフォーマットを確認する
Final Cut Cameraデバイスを使って外付けのストレージに録画する場合は、デバイスが外付けのストレージデバイスへの録画の要件を満たしていること、およびデバイスが適切にフォーマットされていることを確認してください。
ライブマルチカムプロジェクトを外付けのストレージデバイスに保存する場合は、デバイスが外付けのストレージデバイスでの編集または録画の要件を満たしていること、およびデバイスが適切にフォーマットされていることを確認してください。
iPad用Final Cut ProとFinal Cut Cameraを削除してから再インストールする
iPad用Final Cut Proアプリを削除すると、iPad上にローカルに保存したプロジェクトはすべて完全に削除されます。Final Cut Cameraアプリを削除すると、デバイスにローカルに録画したビデオはすべて完全に削除されます。
iPad用Final Cut ProとFinal Cut Cameraを削除してから再インストールするには、次のようにします。
できれば、作業中のプロジェクトをすべて完成させます。
まだバックアップしていない iPad用Final Cut Proのプロジェクトとメディアおよび Final Cut Cameraで録画した既存のビデオがあれば、バックアップします。
ホーム画面でアプリを長押しし、「アプリを削除」をタップします。
App Storeを開き、右上のマイアカウントボタン(または自分の写真)をタップし、「アプリ」をタップして、「マイアプリ」をタップします。
リストからiPad用Final Cut ProまたはFinal Cut Cameraを見つけて、ダウンロードボタンをタップします。