Mac 用 Logic Pro リリースノート
最新バージョンの Mac 用 Logic Pro の機能の強化点や改善点について説明します。
Mac 用 Logic Pro をアップデートする前に、その時点でインストールされているバージョンの Logic Pro アプリケーションと Logic Pro プロジェクトのバックアップを作成しておいてください。
Mac 用 Logic Pro 10.8.1 の新機能
安定性/信頼性
Logic Pro に特定のプロジェクトを読み込んだときに、MIDI タイムアウトエラーが表示されなくなりました。
コンピュータにインストールされていないプラグインを含むプロジェクトを読み込むと、Logic Pro がハングする場合がありましたが、この問題が解決しました。
複数の MIDI リージョンを Sample Alchemy にドラッグすると、Logic が予期せず終了する場合がありましたが、この問題が解決しました。
開いている複数のプロジェクト間を切り替えると、そのうちの 1 つが Flex Time を使用している場合に、Logic が予期せず終了することがありましたが、この問題が解決しました。
Live Loops セルエディタでオーディオファイルに対して「編集」>「トランジェントを編集」を選択しても、Logic Pro が予期せず終了することがなくなりました。
サンプルレートが異なるプロジェクトからオーディオトラックを読み込むと、Logic がハングする場合がありましたが、この問題が解決しました。
パフォーマンス
矢印ツールで複数のリージョンをドラッグして選択した場合に、その様子が見てわかりやすくなりました。
アクセシビリティ
「control + home」または「control + end」キーを押した場合に、VoiceOver がリージョンの開始点と終了点を読み上げるようになりました。
Sampler/Quick Sampler/Sample Alchemy
サスティンペダルを何度も押すと、Sampler で通常より早くボイスが足りなくなる場合がありましたが、この問題が解決しました。
プラグイン
録音された MIDI ノートが、特定の AUv3 音源プラグインと重複しなくなりました。
MIDI コントロールを提供する Audio Unit プラグインが、オーディオエフェクトとして確実に表示されるようになりました。
Vintage Graphic EQ プラグインのインスタンスが、プロジェクトの読み込み時に予期した通りにアクティブになります。
テイクとコンピング
「表示」>「アピアランス」>「リージョンカラー」>「トラックカラーとして」設定が有効になっている場合に、テイクフォルダの色を変更すると、個々のテイクの色も変更されるようになりました。
ミキサー
チャンネルストリップインスペクタの「チャンネルストリップのコンポーネント」の「トラックカラー」設定が正しく機能するようになりました。
Track Stack の内外の両方で選択されている複数のフェーダーを同時に調整できるようになりました。
Drummer/Drum Machine Designer
Logic Pro の起動直後にプロジェクトを開くと、一部の Drummer トラックのサウンドが違って聞こえる場合がありましたが、この問題が解決しました。
キーコマンド
「プロジェクトオーディオ」ウインドウの「ファイルを削除」キーコマンドで、トラックが削除されなくなりました。
ピアノロールで選択されているノートのベロシティを調整する場合に、「最後にクリックしたパラメータの値を増やす/減らす」キーコマンドが正しく機能するようになりました。
トラックヘッダ
トラックヘッダの電源ボタンを「option」キーを押しながらクリックすると、プラグインの読み込みを解除することなくトラックが無効になります。
コントロールサーフェス/MIDI コントローラ
Behringer X-Touch Extender コントロールサーフェスにトラックカラーが正しく表示されるようになりました。
編集
オーディオファイルエディタで手動で編集したトランジェントが、リージョンのサイズを変更しても維持されるようになりました。
ピアノロールのベロシティツールが、複数のリージョンにまたがって選択されているすべてのノートに対して使えるようになりました。
選択されている複数のノートのベロシティをピアノロールのオートメーションで調整した場合に、ベロシティ範囲が正常に圧縮/拡張するようになりました。
フォルダ内で選択されている複数のリージョンが、ピアノロールに正しく表示されるようになりました。
イベントリストの表示が「イベントの位置と長さを時間で表示」に設定されている場合に、SMPTE 位置をコピーしてテキストエディタに貼り付けることができるようになりました。
一般
ゲインツールが、テイクフォルダ内のテイクに対して正常に機能するようになりました。
グローバルトラックで要素を作成または変更した場合に、選択されているリージョンが予期した通りに自動的に選択解除されるようになりました。
既存のトラックにリージョンをドラッグしてコピーすると、トラックのフォーカスが最上位のトラックに移る場合がありましたが、この問題が解決しました。
フェードタイプのドロップダウンメニューをはじめて開いたときに、「フェードアウト」が 2 回表示されることがなくなりました。
ユーザが無効にした MIDI ポートが、「MIDI」>「入力」設定のリストの末尾にアクティブなポートとして予期せず追加される場合がありましたが、この問題が解決しました。
以前のバージョン
Logic Pro 10.8
新機能
Mastering Assistant と、直感的なサウンドシェーピングツールを集めたプロ仕様のパレットを使用して、すぐにリリースできるミックスを生成できます。
Sample Alchemy を使って、どのようなオーディオサンプルでも、演奏可能なサウンドへ自由自在に変換できます。
Beat Breaker でオーディオを大胆にリシェイプ、リシャッフルできます。Beat Breaker は、タイミングとピッチのモーフィングのための洗練された音源です。
新しいスリップツールと回転ツールで、リージョン内のコンテンツをタイムライン上の位置とは関係なく移動できます。
サポート対象のオーディオデバイスを使えば、32ビットフロート録音ができるようになりました。
無料の Hybrid Textures Sample Alchemy パックには、ファウンドサウンドを組み立てて独創的で演奏可能な音源に変換した 70 のパッチと 80 以上のループが収録されています。
改善点
「Logic Pro」>「設定」>「表示」の「MIDI データの表示形式」ポップアップメニューから、MIDI 2.0 データの表示形式を選択できます。
手動で録音可能にしたソフトウェア音源トラックの録音ボタンが点滅するようになりました。
ピアノロールエディタのノートのコンテクストメニューに、ノートの長さの分だけノートを左右にナッジするコマンドが表示されるようになりました。
ユーザが作成したチューニングテーブルを書き出せるようになりました。
現在のアーティキュレーションセットで 1 つ前と次のアーティキュレーションを選択するためのキーコマンドが追加されました。
Hermode Tuning の使用時に、トラックインスペクタに「解析」「適用」「解析して適用」の新しいオプションが表示されます。
安定性/信頼性
MIDI 2.0 を有効にした状態で、MIDI を出力する Audio Units を使用する際の安定性が向上しました。
Atmos プラグインの後に配置された Audio Unit のマルチモノラルインスタンスのチャンネル割り当てが変更されたときに、Logic Pro が予期せず終了する場合がありましたが、この問題が解決しました。
最近削除されたオーディオファイルと同じ名前のファイルをバウンスしても、Logic Pro が予期せず終了することがなくなりました。
新しく作成されたアレンジメントマーカーを削除しても、Logic Pro がハングして予期せず終了することがなくなりました。
AUv3 プラグインの安定性が向上しました。
ネストされたフォルダスタックを複製しても、Logic Pro がハングしなくなりました。
LCD の数値位置表示がハイライトされて入力できる状態になっているときに「トランスフォーム」ウインドウを開くと、Logic Pro がハングしていましたが、この問題が解決しました。
VoiceOver を使用してテンポリストエディタにアクセスすると、Logic Pro が予期せず終了する場合がありましたが、この問題が解決しました。
Drum Machine Designer サブトラックから Quick Sampler を削除すると、Logic Pro が予期せず終了する場合がありましたが、この問題が解決しました。
AAF ファイルを読み込むと Logic が予期せず終了する場合がありましたが、この問題が解決しました。
多数のオートメーションポイントをコピー/ペーストすると、Logic Pro が予期せず終了する場合がありましたが、この問題が解決しました。
別のプロジェクトからスコアセットを読み込むと、Logic Pro が予期せず終了していましたが、この問題が解決しました。
OSC コントロールサーフェスが接続されている間にフォルダをパックしても、Logic Pro が予期せず終了することがなくなりました。
「コントロールサーフェス設定」で新規ゾーンにコントローラを割り当てても、Logic が予期せず終了しなくなりました。
macOS Sonoma でプロジェクトをダブルクリックしたときに、Logic Pro がハングすることなく正しく開くようになりました。
パフォーマンス
オートメーショングループの表示/非表示の動きが速くなりました。
クイックスワイプコンピングを実行するときや、階層が深いオーディオテイクフォルダを分割するときのパフォーマンスが向上しました。
多数のイベントをコピーするときのパフォーマンスが向上しました。
スコアエディタの全体的なパフォーマンスが向上しました。
アクセシビリティ
VoiceOver で Live Loops のシーンをトリガできるようになりました。
ミキサーのチャンネルストリップに移動すると、VoiceOver が想定通りの順序でパラメータを読み上げるようになりました。
再生時、録音時、スクラブ時の再生ヘッドについて、VoiceOver の詳細度を個別に制御する設定が追加されました。
VoiceOver が、ツールバーの「波形の拡大/縮小」ボタンの状態を読み上げるようになりました。
VoiceOver が、ミキサーチャンネルの「オートメーションモード」チェックボックスの名前を読み上げるようになりました。
ラウンドトリップの互換性
iPad 用 Logic Pro で作成された Drummer リージョンを、そのプロジェクトを Mac 用 Logic Pro で開いたときにパターンリージョンに変換できるようになりました。
Mac 用 Logic Pro のプロジェクトを iPad 用 Logic Pro で開いて保存し、Mac で再び開いた場合に、他社製の Mac 専用 Audio Units プラグインが正しく復元されるようになりました。
Live Loops
グローバルな「非表示にしたトラック」ボタンを切り替えると、グリッドセルの表示/非表示が予期した通りに切り替わるようになりました。
左のループハンドルを右端までドラッグして、0 ティックのループ長を作成できる問題を解決しました。
Sampler/Quick Sampler
Sampler のグループとゾーンのデータをクリップボードにコピーできるようになりました。
ユーザが作成した Sampler 音源のサンプルが正しく検出されるようになりました。
サンプルを Sampler に読み込むときに、キーボードの範囲全体に均等にマッピングするコマンドが追加されました。
Sampler でループのクロスフェード値が確実に表示されるようになりました。
Quick Sampler がリコーダーモードではないのにオーディオ入力を渡す場合がある問題が解決しました。
ステップシーケンサー
メインのトランスポートが停止すると、ステップシーケンサーのプレビューも停止するようになりました。
ステップシーケンサーに、サブ行を自動的に拡大/縮小する表示オプションが追加されました。
Drum Machine Designer トラックで新しく作成されたパターンリージョンに、Drum Machine Designer サブトラックと同数のステップシーケンサー行が含まれるようになりました。
外部 MIDI コントローラから変更された Smart Control の値が、ライブ録音モードで書き込まれるようになりました。
ステップシーケンサーの出荷時テンプレートがクロマティックに設定されているのに、予期せず曲のキーに合わせてクオンタイズされる場合がありましたが、この問題が解決しました。
「option」キーとスクロールホイールを使用して、ステップシーケンサーエディタを拡大/縮小できるようになりました。
ステップシーケンサーのデフォルトのパターン長で、パターンリージョン位置の現在の拍子が考慮されるようになりました。
空間オーディオ
Atmos オブジェクトトラックを所定の場所にバウンスして新規トラックを作成した場合に、新規トラックのパンナーの位置がニュートラル位置に設定されるようになりました。
Audio Units プラグインを使用するオブジェクトトラックを再生すると同期がずれる問題が解決しました。
ボリュームオートメーションによってモノラル入力がミュートされたバスを含むプロジェクトを ADM BWF で書き出した場合に、書き出し後のファイルに該当バスからの信号が含まれることがありましたが、この問題が解決しました。
スマートテンポ
スマートテンポがヒントモードで拍子を表示するようになりました。
スマートテンポで変更を適用すると、録音全体に適用されたヒントが正しく考慮されるようになりました。
フリーテンポ録音が 1 1 1 1 より前に配置される場合がありましたが、この問題が解決しました。
同じサイクル領域に録音されたテイクフォルダが削除された後で、サイクルが有効な状態で KEEP モードで録音したリージョンにテンポ情報が書き込まれる場合がありましたが、この問題が解決しました。
ミキサー
「option」キーを押しながらドラッグして作成されたトラックが、ミキサーと接続先のコントロールサーフェスで予期した通りに選択されるようになりました。
ミキサーの選択項目への自動スクロールが正しく機能するようになりました。
メインウインドウのミキサーに、別のミキサーウインドウが開いた後も引き続きメーターが表示されるようになりました。
ミキサーのセンドノブの値が、手動で値を入力している間も表示されるようになりました。
トラックがオフに設定されているのに、チャンネルストリップのセンドがアクティブ状態を維持することがなくなりました。
ソロにした Aux チャンネルに、サミングスタック内のトラックから送信されたオーディオが含まれるようになりました。
オーディオリージョンのマーキー選択範囲を「option」キーを押しながらトラック領域の下部にドラッグして新しいトラックを作成すると、代わりに重複したステレオ出力が作成される場合がありましたが、この問題が解決しました。
チャンネルストリップの ARA プラグインが占有している最初のプラグインスロットの上に新しいプラグインを挿入することはできなくなりました。
選択されている複数のミキサーチャンネルに含まれるミキサーコントロールを調整した際に、選択されているうちの一部がオートメーショントリムモードで、一部がそうではない場合に、一部のチャンネルが予期せず変更されることがなくなりました。
プラグイン
プラグインマネージャに「フォーマット」列が追加され、Logic Pro、AUv2、AUv3 のプラグインを区別できるようになりました。
サイドチェーンプラグインによるディレイ補正が正確に計算されるようになりました。
Remix FX の Repeater が 3 連符に設定されている場合に、有効になっている時間が長くても一貫したタイミングで結果が得られるようになりました。
低レイテンシモードが有効な場合に、高レイテンシのプラグインの後に配置した時間ベースのプラグインが正しく聞こえるようになりました。
Randomizer MIDI プラグインの「Seed」パラメータが予期した通りに「Probability」設定と連動するようになりました。
Scanner Vibrato の再現度が向上しました。
Omnisphere Audio Units 音源プラグインが、Logic Pro で予期した通りにインスタンス化されるようになりました。
Alchemy
Alchemy のインスタンスで「Formant」を無効にした場合に、プロジェクトを保存してから再び開いたときにその設定が維持されるようになりました。
Apple Loops
ループのインデックス作成で、インストールされている Apple Loops がすべて正しく検出されるようになりました。
ARA
テンポイベントが 1 1 1 1より前にあるプロジェクトで、Melodyne ARA が予期せずクリップモードで開く場合がありましたが、この問題が解決しました。
Lookahead やサイドチェーンを使用する別のプラグインが同じチャンネルストリップにある場合でも、ARA プラグインを使用するトラックが確実に同期して再生されるようになりました。
Melodyne ARA プラグインと別のサイドチェーンプラグインを含むトラックで、予期しないレイテンシが生じることがなくなりました。
オートメーション
リージョンベースのオートメーションをリージョン間でコピー/ペーストできるようになりました。
「option」キーを押しながらドラッグしてプラグインの 2 つ目のコピーをトラックに挿入した場合に、そのプラグインの既存のトラックオートメーションがコピーに移動しなくなりました。
リージョンオートメーションポイントをシングルトラックのフォルダでドラッグできるようになりました。
ピアノロールエディタで MIDI テイクリージョンを表示している場合に、オートメーションパラメータを選択できるようになりました。
バウンス/書き出し
「所定の場所にバウンス」を使用してテイクフォルダを置換した場合に、テイクレーンが残らなくなりました。
Drummer/Drum Machine Designer
Drummer トラックから Drum Machine Designer トラックにリージョンをドラッグすると、リージョンからコンテンツが削除される場合がありましたが、この問題が解決しました。
Drummer エディタのロータリーノブを、マウスを使って、またはトラックパッドを 2 本指でスクロールして制御できるようになりました。
「新規トラックを作成」シートで、新しい MIDI トラックで使う音源として、Drum Machine Designer を選択できるようになりました。
Drum Machine Designer スタック内に入れ子にした Track Stack を作成した後で、Drum Machine Designer のインスタンスにユーザサンプルを追加できるようになりました。
編集
エンバイロメントにペーストしたケーブル接続のオブジェクトが、予期せず表示領域の下に配置され、ペースト後に自由に移動できる問題が解決しました。
削除したトランスフォームセットが、ユーザが作成したほかのセットがプロジェクトに残っている場合に「機能」メニューに表示され続けることがなくなりました。
新規作成したトランスフォームセットに名前を付けるときに、新しいセットを作成するか、既存のセットの名前を変更するかを確認するメッセージが表示されなくなりました。
ピアノロールエディタで、オートメーションレーンでノートのベロシティを調整するときに、選択されているノートのピッチが出力されるようになりました。
録音中にキーコマンドでピアノロールエディタを開くと、コンテンツに縦方向のフォーカスが正しく合った状態でエディタが開きます。
MIDI エディタで、MIDI 2.0 の使用時に値の分解能が向上しました。
フェード
インスペクタからオーディオリージョンにフェードを追加すると、オートメーション表示の該当リージョンにすぐに反映されるようになりました。
Flex Time/Flex Pitch
6/8 拍子または 7/8 拍子で録音されたリージョンで Flex を有効にした場合に、そのリージョンが予期せず伸びてしまうことがなくなりました。
テイクフォルダをフラット化した後で、オーディオリージョンの左端を延長したことで現れたリージョン部に対して、Flex Pitch ノートが予期した通りに表示されます。
「ギャップを埋める」が有効になっていない場合に、Flex インスペクタの「ディケイ」パラメータが予期した通りにグレイ表示されるようになりました。
グローバルトラック
4/4 以外の拍子でも、グローバルトラックの小節にスナップできるようになりました。
読み込み
サンプルレートの異なるプロジェクトからトラックを読み込むと、オーディオファイルが現在のプロジェクトのサンプルレートに変換されるようになりました。
あるプロジェクトから別のプロジェクトにトラックを読み込むときに、Audio Unit プラグインコントロールのオートメーションデータが読み込まれるようになりました。
別のプロジェクトからグローバルトラックを読み込むときに、テンポセット、キー/拍子セット、マーカーセットがすべて読み込まれるようになりました。
ほかのプロジェクトから読み込まれた Atmos オブジェクトトラックが、動きと位置の情報を維持するようになりました。
別のプロジェクトからトラックを読み込んだ後で、再生ヘッドが予期せずプロジェクトの先頭に戻ることがなくなりました。
オーディオファイルをトラック領域にドラッグして作成したチャンネルが、メイン出力にルーティングされるようになりました。
先頭にノートがない MIDI ファイルから、テンポマップが正しく読み込まれるようになりました。
Track Stack のトラック名が、トラックをプロジェクトに読み込んだ後で予期した通りすぐに表示されるようになりました。
キーコマンド
キーコマンドプリセットを英語からフランス語に切り替えてから元に戻した場合に、割り当て間で予期しない競合が生じることがありましたが、この問題が解決しました。
修飾キーを使用するコマンドが、「キーコマンド」ウインドウの「押下」ビューで予期した通りに強調表示されるようになりました。
スコアでアーティキュレーションを割り当てるキーコマンドが、ピアノロールエディタでも機能するようになりました。
「ウインドウの左端から再生」キーコマンドが正しく機能するようになりました。
すべてのキーコマンドを初期化した後、「キーコマンド」ウインドウに競合が表示される場合がありましたが、この問題が解決しました。
Logic Remote
Logic Remote にインディペンデントパン、フェーダーのセンド、プリフェーダー/ポストフェーダーのセンド位置が表示され、制御できるようになりました。
Logic Pro のパターンリージョンでステップを選択すると、Logic Remote の選択内容が更新されるようになりました。
MIDI
プロジェクト設定の「リセットメッセージ」チェックボックスにより、正しい MIDI イベントが確実に送信されるようになりました。
ピッチベンドなどのダブルバイトパラメータの 2 番目のバイトが、再生時に正しく読み取られるようになりました。
録音
サイクルモードで「置き換える」をオンにして作成された新規録音のリージョンが、予期した通りに選択されるようになりました。
ミュートされたトラックにフリーテンポで録音した場合に、トラックのミュートが解除されなくなりました。
「option」キーを押しながら MIDI トラックを録音可能にして、ほかの MIDI トラックの録音を無効にすることが可能になりました。
トラックリストで 32 以上のオーディオトラックが前にあるソフトウェア音源トラックの MIDI 入力が、「フォーカストラックでのみ、および (GarageBandなどで) 入力モニタリングを有効にしたときだけ入力をモニタリング」が有効になっている場合に機能するようになりました。
スコア
スコアエディタのページビューで「選択部分にジャンプ」が正常に機能するようになりました。
スコアでノートのコンテクストメニューに「ノートリピート」コマンドが表示されるようになりました。
既存のスコアセットから複製したスコアセットを削除できるようになりました。
「譜表スタイル」ウインドウのスペース設定で、2 桁を上回る値を表示できるようになりました。
スコアセットで音源別にフィルタリングできるようになりました。
「譜表スタイル」ウインドウのノートの「分割」設定で、ノートのオクターブ番号が一貫して表示されるようになりました。
小さなフォントサイズを使用していても、個々の付点音符が正しく描画されるようになりました。
選択範囲の処理
「新規テイクを作成」オプションが選択されている場合に、選択されている複数のリージョンに選択ベースの処理を適用すると、単一のオーディオファイルが作成されることがありましたが、この問題が解決しました。
設定
「設定」>「オーディオ」>「I/O 割り当て」>「サラウンド」の「表示」設定を変更した場合に、Logic Pro を再起動しても変更後の設定が維持されるようになりました。
共有する/書き出す
書き出した MIDI ファイルが予期せず長くなることがなくなりました。
オフラインレンダリング用のオーバーサンプリング設定が異なるプラグインを使用するトラックが、オフラインバウンスの実行時に同期された状態を維持するようになりました。
「ロケータを自動設定」が有効になっている場合に、手動で設定されたバウンスの長さが、バウンスの実行後に維持されるようになりました。
歌詞イベントを含む MIDI ファイルを書き出した場合に、このファイルを正しく読み込めるようになりました。
リージョンソロが有効な場合に、選択したリージョンをオーディオファイルとして書き出しても、無音のファイルが作成されることがなくなりました。
コントロールサーフェス/MIDI コントローラ
コントロールサーフェス設定でユーザが作成したコントローラアサインメントが、グループインスペクタで目的のコントロールに確実にマッピングされるようになりました。
Recording Light デバイスのステータスが正しく表示されるようになりました。
Logic/Mackie Control 互換のコントロールサーフェスのチャンネルを、「option」キーを押しながらデバイスを選択することで、ユニティゲインに設定できるようになりました。
Behringer X-Touch デバイスのチャンネル LCD ディスプレイにトラックカラーが表示されるようになりました。
MIDI 2.0 が有効になっている場合に、Logic/Mackie Control 互換デバイスの LED がボタン操作 (押す/放す) を反映して確実に更新されるようになりました。
X-Touch コントロールサーフェスに割り当てられた機能が、Logic Pro のウインドウのフォーカスに関係なく作用するようになりました。
LUA スクリプトを使用するコントロールサーフェスが、初回の接続リクエストで確実に接続されるようになりました。
Novation Launchpad X MIDI コントローラとの互換性が向上しました。
Smart Control
Smart Control の「EQ」タブを使用してチャンネルに 2 番目の EQ を追加すると、チャンネルストリップの使用可能なすべてのスロットに EQ が挿入される場合がありましたが、この問題が解決しました。
サウンドライブラリ
ユーザが作成したパッチを読み込んだときに、そのパッチに保存されたセンドがすべて含まれるようになりました。
Track Stack
アーティキュレーションを含むパッチが、サミングスタック内のトラックに正常に読み込まれるようになりました。
既存の Track Stack に新たに追加されたトラックが、スタック内の別のトラックがソロになったときに、予期した通りにミュートされるようになりました。
取り消し
アレンジメントマーカーを移動してから「取り消す」を実行した後で、ツールチップに正しい位置が表示されるようになりました。
プロジェクトをステレオからアトモスに変更したときに、取り消しステップが作成されるようになりました。
「取り消す」履歴に、「ノーマライズ」機能が予期した通りに表示されるようになりました。
一般
クラウドストレージ上の場所に保存されたプロジェクトが「最近使った項目」メニューに表示されるようになりました。
新しく接続した MIDI デバイスが Logic Pro で正しく検出されるようになりました。
フォルダベースのプロジェクトで「名前を付けて保存」を選択した場合に、最後に保存したプロジェクトフォルダにデフォルトで保存されることがなくなりました。
トラックの並べ替えが正常に機能するようになりました。
トラックアイコンのセレクタウインドウが、ライト/ダークモードの設定に従うようになりました。
「すべてのファイル」ブラウザでビット深度の検索条件として、32 ビットを選択できるようになりました。
「プロジェクトオーディオ」ウインドウの「ファイルを移動」エントリに、移動対象のファイルの数が正しく表示されるようになりました。
トラックヘッダの最後のトラックの下をダブルクリックしても、現在選択されているトラックの選択が解除されなくなりました。
複数のメインウインドウが開いているときに、キーフォーカスが正しいウインドウに留まるようになりました。
トラックヘッダ内でスワイプしてミュート、ソロ、フリーズ、またはトラックオン/オフを切り替えたときに、最後にスワイプしたトラックが予期せず録音可能になることがなくなりました。
1 1 1 1 以外の位置から始まるプロジェクトで、再生ヘッドが正しくスナップするようになりました。
「左へスリップ」コマンドと「右へスリップ」コマンドが、反転されたオーディオリージョンを正しい方向に移動するようになりました。
オーディオトラックエディタが、「プロジェクトオーディオ」ウインドウで選択されたリージョンを反映して更新されるようになりました。
選択されているオーディオファイルでビット深度のみを変更するように設定されている場合に、「プロジェクトオーディオ」ウインドウの「ファイルをコピー/変換」コマンドが正しく機能するようになりました。
ソフトウェア音源トラックの録音可能ステータスが、古いバージョンの Logic Pro で保存したテンプレートでも正しくなりました。
スクリーンセットを呼び出した後も、オーディオファイルエディタにオーディオ波形が引き続き表示されるようになりました。
ツールセレクタが Live Loops グリッドで正しく機能するようになりました。
コントロールサーフェスの設定を「Logic Pro」>「設定」メニューから利用できるようになりました。
トラック設定ウインドウに、オーディオデバイスの設定ウインドウで選択した新しいオーディオデバイスがすぐに表示されるようになりました。
ステップシーケンサーを拡大すると、一番上のレーンではなく、現在フォーカスがあるレーンを中心に拡大されるようになりました。
トラック領域の最後のトラックの下に Apple Loop をドラッグして作成されたトラックが、確実にフォーカスを取得するようになりました。
結合ツールでリージョンを結合するときに、新しいオーディオファイルを作成するかどうかをたずねるダイアログが表示されるようになりました。
「後続のものすべてを選択」コマンドが正常に機能するようになりました。
オーディオファイルエディタで破壊編集を実行したときに表示される進行状況バーに、進行状況が正確に表示されるようになりました。
macOS Sonoma で、新しく選択したツールのカーソルがすぐに表示されるようになりました。
既存のリージョンの一部の上からリージョンをペーストしたときに、「オーバーラップなし」が確実に機能するようになりました。
関連情報
以前の Logic Pro のリリースノートについては、以下の記事を参照してください。
Apple が製造していない製品に関する情報や、Apple が管理または検証していない個々の Web サイトについては、推奨や承認なしで提供されています。Apple は他社の Web サイトや製品の選択、性能、使用に関しては一切責任を負いません。Apple は他社の Web サイトの正確性や信頼性についてはいかなる表明もいたしません。詳しくは各メーカーや開発元にお問い合わせください。