macOS High Sierra 10.13 のセキュリティコンテンツについて
macOS High Sierra 10.13 のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple セキュリティアップデートについて
Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。
セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。Apple との通信は、Apple Product Security PGP キーで暗号化できます。
Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。
macOS High Sierra 10.13
802.1X
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:攻撃者に TLS 1.0 の脆弱性を悪用される (エクスプロイト) 可能性がある。
説明:TLS 1.1 および TLS 1.2 を有効にすることで、プロトコルセキュリティの脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13832:フロリダ州立大学の Doug Wussler 氏
Apache
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:Apache に複数の脆弱性がある。
説明:Apache に複数の脆弱性がありました。Apache をバージョン 2.4.25 にアップデートすることで、これらの脆弱性に対処しました。
CVE-2016-0736
CVE-2016-2161
CVE-2016-5387
CVE-2016-8740
CVE-2016-8743
Apple アカウントの設定
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:ローカルの攻撃者が iCloud の認証トークンにアクセスできる可能性がある。
説明:機密情報であるトークンの保管処理に脆弱性がありました。この問題は、トークンをキーチェーンに配置することで解決されました。
CVE-2017-13909:Andreas Nilsson 氏
AppleScript
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:osadecompile で AppleScript をデコンパイルすると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13809:bat0s 氏
アプリケーションファイアウォール
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:以前拒否されていたアプリケーションファイアウォールの設定が、アップグレード後に有効になる場合がある。
説明:アップグレード中のファイアウォール設定の処理に脆弱性がありました。この問題は、アップグレード中のファイアウォール設定の処理を改善することで解決されました。
CVE-2017-7084:匿名の研究者
AppSandbox
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションから、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:メモリ処理を強化することで、複数のサービス拒否の脆弱性が解決されました。
CVE-2017-7074:Red Sweater Software の Daniel Jalkut 氏
ATS
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13820:Doyensec の John Villamil 氏
オーディオ
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成された QuickTime ファイルを解析すると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ消費の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13807:Qihoo 360 Qex Team の Yangkang 氏 (@dnpushme)
Captive Network Assistant
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:ローカルユーザが意図せず、パスワードを暗号化されない状態のままネットワーク上に送出する場合がある。
説明:キャプティブポータルブラウザのセキュリティの状態が明らかになっていませんでした。この問題は、キャプティブポータルブラウザのセキュリティの状態について可視性を向上することで解決されました。
CVE-2017-7143:ジョンズ・ホプキンス大学の Matthew Green 氏
CFNetwork
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13829:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Niklas Baumstark 氏および Samuel Gro 氏
CVE-2017-13833:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Niklas Baumstark 氏および Samuel Gro 氏
CFNetwork Proxies
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者から、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:メモリ処理を強化することで、複数のサービス拒否の脆弱性が解決されました。
CVE-2017-7083:Zscaler Inc. の Abhinav Bansal 氏
CFString
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13821:Australian Cyber Security Centre – Australian Signals Directorate
CoreAudio
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:Opus をバージョン 1.1.4 にアップデートして、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。
CVE-2017-0381:Trend Micro の Mobile Threat Research Team の V.E.O 氏 (@VYSEa)
CoreText
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ消費の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13825:Australian Cyber Security Centre – Australian Signals Directorate
CoreTypes
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成された Web ページを処理すると、ディスクイメージがマウントされる可能性がある。
説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13890:Apple、Syndis の Theodor Ragnar Gislason 氏
DesktopServices
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:ローカルの攻撃者が、保護されていないユーザデータを観察できる可能性がある。
説明:ホームフォルダの特定のファイルに、ファイルアクセスの問題が起きていました。この問題は、アクセス制限を強化することで解決されました。
CVE-2017-13851:Henrique Correa de Amorim 氏
ディレクトリユーティリティ
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:ローカルの攻撃者が、コンピュータの所有者の Apple ID を判断できる可能性がある。
説明:Apple ID の処理に、アクセス権の問題がありました。この問題は、アクセス制御を強化することで解決されました。
CVE-2017-7138:マサリク大学の Daniel Kvak 氏
file
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:file に複数の脆弱性がある。
説明:バージョン 5.30 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7121:OSS-Fuzz により検出
CVE-2017-7122:OSS-Fuzz により検出
CVE-2017-7123:OSS-Fuzz により検出
CVE-2017-7124:OSS-Fuzz により検出
CVE-2017-7125:OSS-Fuzz により検出
CVE-2017-7126:OSS-Fuzz により検出
file
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:file に複数の脆弱性がある。
説明:バージョン 5.31 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13815
Fonts
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:信頼されていないテキストをレンダリングすると、偽装攻撃を受ける可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、ユーザインターフェイス不一致の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13828:Google Chrome の Leonard Grey 氏および Robert Sesek 氏
fsck_msdos
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13811:Trend Micro の Mobile Advanced Threat Team の V.E.O 氏 (@VYSEa)
fsck_msdos
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションに権限を昇格され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13835:匿名の研究者
Heimdal
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者が、サービスを偽装できる可能性がある。
説明:KDC-REP サービス名の処理における検証に脆弱性がありました。この問題は、検証を強化することで解決されました。
CVE-2017-11103:Jeffrey Altman 氏、Viktor Duchovni 氏、Nico Williams 氏
HelpViewer
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:隔離した HTML ファイルが任意の JavaScript をクロスオリジンで実行する可能性がある。
説明:HelpViewer にクロスサイトスクリプティングの脆弱性がありました。この問題は、影響を受けたファイルを削除することで解決されました。
CVE-2017-13819:SecuriTeam Secure Disclosure の Filippo Cavallarin 氏
HFS
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13830:Ruhr-University Bochum の Sergej Schumilo 氏
ImageIO
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13814:Australian Cyber Security Centre – Australian Signals Directorate
ImageIO
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成されたイメージを処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13831:Glen Carmichael 氏
Installer
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意のあるアプリケーションが、FileVault のロック解除キーにアクセスできる可能性がある。
説明:この問題は、追加のエンタイトルメントを削除することで解決されました。
CVE-2017-13837:Synack の Patrick Wardle 氏
IOAcceleratorFamily
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13906
IOFireWireFamily
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7077:Brandon Azad 氏
IOFireWireFamily
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7119:Xiaolong Bai 氏、Alibaba Inc. の Min (Spark) Zheng 氏、PDX の Benjamin Gnahm 氏 (@mitp0sh)
カーネル
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7114:MWR InfoSecurity の Alex Plaskett 氏
カーネル
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:ローカルユーザにより、重要なユーザ情報が漏洩される可能性がある。
説明:カーネルパケットのカウンターに、アクセス権に関する問題がありました。この問題は、アクセス権の検証を強化することで解決されました。
CVE-2017-13810:カリフォルニア大学リバーサイド校の Zhiyun Qian 氏
カーネル
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:ローカルユーザがカーネルメモリを読み取れる場合がある。
説明:領域外読み込みの脆弱性があり、これを悪用されると、カーネルメモリが漏洩する可能性がありました。この問題は、入力検証を強化することで解決されました。
CVE-2017-13817:Maxime Villard 氏 (m00nbsd)
カーネル
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13818:英国の National Cyber Security Centre (NCSC)
CVE-2017-13836:Vlad Tsyrklevich 氏
CVE-2017-13841:Vlad Tsyrklevich 氏
CVE-2017-13840:Vlad Tsyrklevich 氏
CVE-2017-13842:Vlad Tsyrklevich 氏
CVE-2017-13782:Semmle Ltd. の Kevin Backhouse 氏
カーネル
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13843:匿名の研究者、匿名の研究者
カーネル
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13854:Qihoo 360 Nirvan Team の shrek_wzw 氏
カーネル
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:不正な形式の mach バイナリを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13834:Maxime Villard 氏 (m00nbsd)
カーネル
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意のあるアプリケーションが、デバイス上のほかのアプリケーションの有無や動作状況に関する情報を学習できる場合がある。
説明:アプリケーションが、オペレーティングシステムで管理されているネットワークアクティビティ情報に無制限でアクセスできていました。この問題は、他社製アプリケーションで利用できるようにする情報を減らすことで、解決されました。
CVE-2017-13873:オハイオ州立大学の Xiaokuan Zhang 氏および Yinqian Zhang 氏、インディアナ大学ブルーミントン校の Xueqiang Wang 氏および XiaoFeng Wang 氏、清華大学の Xiaolong Bai 氏
kext ツール
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:ステート処理を改善し、kext の読み込みにおけるロジックのエラーに対処しました。
CVE-2017-13827:匿名の研究者
libarchive
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成されたアーカイブを解凍すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13813:OSS-Fuzz により検出
CVE-2017-13816:OSS-Fuzz により検出
libarchive
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成されたアーカイブを解凍すると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:libarchive に複数のメモリ破損の脆弱性がありました。これらの問題は、入力検証を強化することで解決されました。
CVE-2017-13812:OSS-Fuzz により検出
libarchive
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2016-4736:匿名の研究者
libc
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:リモートの攻撃者からサービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:glob() におけるリソース枯渇の脆弱性に、アルゴリズムを改善することで対処しました。
CVE-2017-7086:Google の Russ Cox 氏
libc
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションから、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ消費の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-1000373
libexpat
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:expat に複数の脆弱性がある。
説明:バージョン 2.2.1 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2016-9063
CVE-2017-9233
libxml2
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成された XML を処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:検証を強化し、ヌルポインタ逆参照に対処しました。
CVE-2018-4302:Gustavo Grieco 氏
libxml2
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成された XML を処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。
CVE-2017-5130:匿名の研究者
CVE-2017-7376:匿名の研究者
libxml2
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成された XML を処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-9050:Google Project Zero の Mateusz Jurczyk 氏 (j00ru)
libxml2
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成された XML を処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-9049:南洋理工大学 (シンガポール) の Wei Lei 氏および Liu Yang 氏
メール
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:メールの送信者が、受信者の IP アドレスを判断できる可能性がある。
説明:「メッセージ内のリモートコンテンツを読み込む」をオフにしても、すべてのメールボックスに適用されていませんでした。この問題は、設定が伝搬されるように改善することで解決されました。
CVE-2017-7141:The New York Times の John Whitehead 氏
メールの下書き
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者が、メールの内容を傍受できる可能性がある。
説明:暗号化に際して、メールの下書きの処理に脆弱性がありました。この問題は、暗号化して送信される予定のメールの下書きの処理を改善することで解決されました。
CVE-2017-7078:Petter Flink 氏、マルセイユ (フランス) の Pierre ALBARÈDE 氏、匿名の研究者
ntp
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:ntp に複数の脆弱性がある。
説明:バージョン 4.2.8p10 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-6451:Cure53
CVE-2017-6452:Cure53
CVE-2017-6455:Cure53
CVE-2017-6458:Cure53
CVE-2017-6459:Cure53
CVE-2017-6460:Cure53
CVE-2017-6462:Cure53
CVE-2017-6463:Cure53
CVE-2017-6464:Cure53
CVE-2016-9042:Cisco の Matthew Van Gundy 氏
Open Scripting Architecture
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:osadecompile で AppleScript をデコンパイルすると、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13824:匿名の研究者
PCRE
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:pcre に複数の脆弱性がある。
説明:バージョン 8.40 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13846
Postfix
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:Postfix に複数の脆弱性がある。
説明:バージョン 3.2.2 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-10140:匿名の研究者
クイックルック
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13822:Australian Cyber Security Centre – Australian Signals Directorate
クイックルック
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:悪意を持って作成された Office ドキュメントを解析すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ消費の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7132:Australian Cyber Security Centre – Australian Signals Directorate
QuickTime
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13823:Institute of Software Chinese Academy of Sciences の Xiangkun Jia 氏
リモート管理
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13808:匿名の研究者
サンドボックス
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13838:Alastair Houghton 氏
画面のロック
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションファイアウォールのプロンプトがログインウインドウの上に表示されるように見える。
説明:ステート管理を強化し、ウインドウ管理の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7082:Tim Kingman 氏
セキュリティ
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:失効した証明書が信頼される場合がある。
説明:失効データの処理における証明書の検証に脆弱性がありました。この問題は、検証を強化することで解決されました。
CVE-2017-7080:adesso mobile solutions gmbh の Sven Driemecker 氏、Bærum kommune の Rune Darrud 氏 (@theflyingcorpse)、匿名の研究者、匿名の研究者
SMB
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:ローカルの攻撃者が、SMB 共有を経由して非実行テキストファイルを実行できる可能性がある。
説明:検証を強化し、ファイル権限の処理における脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13908:匿名の研究者
Spotlight
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:Spotlight にユーザに属さないファイルの結果が表示される可能性がある。
説明:Spotlight にアクセスに関する問題がありました。この問題は、アクセス制限を強化することで解決されました。
CVE-2017-13839:the Free Robot Collective の Ken Harris 氏
Spotlight
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションが、制限されたファイルにアクセスできる可能性がある。
説明:アプリケーションに対してサンドボックスの制限を追加で設けて、アクセス関連の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-13910
SQLite
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:SQLite に複数の脆弱性がある。
説明:バージョン 3.19.3 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-10989:OSS-Fuzz により検出
CVE-2017-7128:OSS-Fuzz により検出
CVE-2017-7129:OSS-Fuzz により検出
CVE-2017-7130:OSS-Fuzz により検出
SQLite
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2017-7127:匿名の研究者
zlib
対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降
影響:zlib に複数の脆弱性がある。
説明:バージョン 1.2.11 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。
CVE-2016-9840
CVE-2016-9841
CVE-2016-9842
CVE-2016-9843
ご協力いただいたその他の方々
メール
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セキュリティ
Zscaler, Inc. の Abhinav Bansal 氏のご協力に感謝いたします。
NSWindow
Google Chrome チームの Trent Apted 氏のご協力に感謝いたします。
WebKit Web インスペクタ
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macOS High Sierra 10.13 追加アップデート
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