macOS High Sierra 10.13 のセキュリティコンテンツについて

macOS High Sierra 10.13 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。Apple との通信は、Apple Product Security PGP キーで暗号化できます。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

macOS High Sierra 10.13

2017 年 9 月 25 日リリース

802.1X

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:攻撃者に TLS 1.0 の脆弱性を悪用される (エクスプロイト) 可能性がある。

説明:TLS 1.1 および TLS 1.2 を有効にすることで、プロトコルセキュリティの脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13832:フロリダ州立大学の Doug Wussler 氏

2017 年 10 月 31 日に追加、2017 年 11 月 10 日に更新

Apache

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:Apache に複数の脆弱性がある。

説明:Apache に複数の脆弱性がありました。Apache をバージョン 2.4.25 にアップデートすることで、これらの脆弱性に対処しました。

CVE-2016-0736

CVE-2016-2161

CVE-2016-5387

CVE-2016-8740

CVE-2016-8743

2017 年 10 月 31 日に追加、2018 年 12 月 14 日に更新

Apple アカウントの設定

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:ローカルの攻撃者が iCloud の認証トークンにアクセスできる可能性がある。

説明:機密情報であるトークンの保管処理に脆弱性がありました。この問題は、トークンをキーチェーンに配置することで解決されました。

CVE-2017-13909:Andreas Nilsson 氏

2018 年 10 月 18 日に追加

AppleScript

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:osadecompile で AppleScript をデコンパイルすると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13809:bat0s 氏

2017 年 10 月 31 日に追加、2017 年 11 月 10 日に更新

アプリケーションファイアウォール

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:以前拒否されていたアプリケーションファイアウォールの設定が、アップグレード後に有効になる場合がある。

説明:アップグレード中のファイアウォール設定の処理に脆弱性がありました。この問題は、アップグレード中のファイアウォール設定の処理を改善することで解決されました。

CVE-2017-7084:匿名の研究者

AppSandbox

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションから、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:メモリ処理を強化することで、複数のサービス拒否の脆弱性が解決されました。

CVE-2017-7074:Red Sweater Software の Daniel Jalkut 氏

ATS

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13820:Doyensec の John Villamil 氏

2017 年 10 月 31 日に追加

オーディオ

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成された QuickTime ファイルを解析すると、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ消費の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13807:Qihoo 360 Qex Team の Yangkang 氏 (@dnpushme)

2017 年 10 月 31 日に追加

Captive Network Assistant

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:ローカルユーザが意図せず、パスワードを暗号化されない状態のままネットワーク上に送出する場合がある。

説明:キャプティブポータルブラウザのセキュリティの状態が明らかになっていませんでした。この問題は、キャプティブポータルブラウザのセキュリティの状態について可視性を向上することで解決されました。

CVE-2017-7143:ジョンズ・ホプキンス大学の Matthew Green 氏

2017 年 10 月 3 日に更新

CFNetwork

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13829:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Niklas Baumstark 氏および Samuel Gro 氏

CVE-2017-13833:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Niklas Baumstark 氏および Samuel Gro 氏

2017 年 11 月 10 日に追加

CFNetwork Proxies

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者から、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:メモリ処理を強化することで、複数のサービス拒否の脆弱性が解決されました。

CVE-2017-7083:Zscaler Inc. の Abhinav Bansal 氏

CFString

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13821:Australian Cyber Security Centre – Australian Signals Directorate

2017 年 10 月 31 日に追加

CoreAudio

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:Opus をバージョン 1.1.4 にアップデートして、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2017-0381:Trend Micro の Mobile Threat Research Team の V.E.O 氏 (@VYSEa)

CoreText

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成されたフォントファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ消費の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13825:Australian Cyber Security Centre – Australian Signals Directorate

2017 年 10 月 31 日に追加、2018 年 11 月 16 日に更新

CoreTypes

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成された Web ページを処理すると、ディスクイメージがマウントされる可能性がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13890:Apple、Syndis の Theodor Ragnar Gislason 氏

2018 年 3 月 29 日に追加

DesktopServices

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:ローカルの攻撃者が、保護されていないユーザデータを観察できる可能性がある。

説明:ホームフォルダの特定のファイルに、ファイルアクセスの問題が起きていました。この問題は、アクセス制限を強化することで解決されました。

CVE-2017-13851:Henrique Correa de Amorim 氏

2017 年 11 月 2 日に追加、2018 年 2 月 14 日に更新

ディレクトリユーティリティ

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:ローカルの攻撃者が、コンピュータの所有者の Apple ID を判断できる可能性がある。

説明:Apple ID の処理に、アクセス権の問題がありました。この問題は、アクセス制御を強化することで解決されました。

CVE-2017-7138:マサリク大学の Daniel Kvak 氏

2017 年 10 月 3 日に更新

file

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:file に複数の脆弱性がある。

説明:バージョン 5.30 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-7121:OSS-Fuzz により検出

CVE-2017-7122:OSS-Fuzz により検出

CVE-2017-7123:OSS-Fuzz により検出

CVE-2017-7124:OSS-Fuzz により検出

CVE-2017-7125:OSS-Fuzz により検出

CVE-2017-7126:OSS-Fuzz により検出

file

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:file に複数の脆弱性がある。

説明:バージョン 5.31 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13815

2017 年 10 月 31 日に追加

Fonts

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:信頼されていないテキストをレンダリングすると、偽装攻撃を受ける可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ユーザインターフェイス不一致の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13828:Google Chrome の Leonard Grey 氏および Robert Sesek 氏

2017 年 10 月 31 日に追加、2017 年 11 月 10 日に更新

fsck_msdos

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13811:Trend Micro の Mobile Advanced Threat Team の V.E.O 氏 (@VYSEa)

2017 年 11 月 2 日に更新

fsck_msdos

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションに権限を昇格され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13835:匿名の研究者

2018 年 10 月 18 日に追加

Heimdal

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者が、サービスを偽装できる可能性がある。

説明:KDC-REP サービス名の処理における検証に脆弱性がありました。この問題は、検証を強化することで解決されました。

CVE-2017-11103:Jeffrey Altman 氏、Viktor Duchovni 氏、Nico Williams 氏

HelpViewer

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:隔離した HTML ファイルが任意の JavaScript をクロスオリジンで実行する可能性がある。

説明:HelpViewer にクロスサイトスクリプティングの脆弱性がありました。この問題は、影響を受けたファイルを削除することで解決されました。

CVE-2017-13819:SecuriTeam Secure Disclosure の Filippo Cavallarin 氏

2017 年 10 月 31 日に追加、2017 年 11 月 10 日に更新

HFS

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13830:Ruhr-University Bochum の Sergej Schumilo 氏

2017 年 10 月 31 日に追加

ImageIO

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成された画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13814:Australian Cyber Security Centre – Australian Signals Directorate

2017 年 10 月 31 日に追加、2018 年 11 月 16 日に更新

ImageIO

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成されたイメージを処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13831:Glen Carmichael 氏

2017 年 10 月 31 日に追加、2019 年 4 月 3 日に更新

Installer

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意のあるアプリケーションが、FileVault のロック解除キーにアクセスできる可能性がある。

説明:この問題は、追加のエンタイトルメントを削除することで解決されました。

CVE-2017-13837:Synack の Patrick Wardle 氏

2017 年 10 月 31 日に追加、2017 年 11 月 10 日に更新

IOAcceleratorFamily

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13906

2018 年 10 月 18 日に追加

IOFireWireFamily

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-7077:Brandon Azad 氏

IOFireWireFamily

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-7119:Xiaolong Bai 氏、Alibaba Inc. の Min (Spark) Zheng 氏、PDX の Benjamin Gnahm 氏 (@mitp0sh)

カーネル

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-7114:MWR InfoSecurity の Alex Plaskett 氏

カーネル

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:ローカルユーザにより、重要なユーザ情報が漏洩される可能性がある。

説明:カーネルパケットのカウンターに、アクセス権に関する問題がありました。この問題は、アクセス権の検証を強化することで解決されました。

CVE-2017-13810:カリフォルニア大学リバーサイド校の Zhiyun Qian 氏

2017 年 10 月 31 日に追加、2017 年 11 月 10 日に更新

カーネル

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:ローカルユーザがカーネルメモリを読み取れる場合がある。

説明:領域外読み込みの脆弱性があり、これを悪用されると、カーネルメモリが漏洩する可能性がありました。この問題は、入力検証を強化することで解決されました。

CVE-2017-13817:Maxime Villard 氏 (m00nbsd)

2017 年 10 月 31 日に追加

カーネル

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13818:英国の National Cyber Security Centre (NCSC)

CVE-2017-13836:Vlad Tsyrklevich 氏

CVE-2017-13841:Vlad Tsyrklevich 氏

CVE-2017-13840:Vlad Tsyrklevich 氏

CVE-2017-13842:Vlad Tsyrklevich 氏

CVE-2017-13782:Semmle Ltd. の Kevin Backhouse 氏

2017 年 10 月 31 日に追加、2018 年 6 月 18 日に更新

カーネル

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13843:匿名の研究者、匿名の研究者

2017 年 10 月 31 日に追加

カーネル

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13854:Qihoo 360 Nirvan Team の shrek_wzw 氏

2017 年 11 月 2 日に追加

カーネル

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:不正な形式の mach バイナリを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13834:Maxime Villard 氏 (m00nbsd)

2017 年 11 月 10 日に追加

カーネル

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意のあるアプリケーションが、デバイス上のほかのアプリケーションの有無や動作状況に関する情報を学習できる場合がある。

説明:アプリケーションが、オペレーティングシステムで管理されているネットワークアクティビティ情報に無制限でアクセスできていました。この問題は、他社製アプリケーションで利用できるようにする情報を減らすことで、解決されました。

CVE-2017-13873:オハイオ州立大学の Xiaokuan Zhang 氏および Yinqian Zhang 氏、インディアナ大学ブルーミントン校の Xueqiang Wang 氏および XiaoFeng Wang 氏、清華大学の Xiaolong Bai 氏

2017 年 11 月 30 日に追加

kext ツール

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ステート処理を改善し、kext の読み込みにおけるロジックのエラーに対処しました。

CVE-2017-13827:匿名の研究者

2017 年 10 月 31 日に追加

libarchive

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成されたアーカイブを解凍すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13813:OSS-Fuzz により検出

CVE-2017-13816:OSS-Fuzz により検出

2017 年 10 月 31 日に追加

libarchive

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成されたアーカイブを解凍すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:libarchive に複数のメモリ破損の脆弱性がありました。これらの問題は、入力検証を強化することで解決されました。

CVE-2017-13812:OSS-Fuzz により検出

2017 年 10 月 31 日に追加

libarchive

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2016-4736:匿名の研究者

2017 年 10 月 31 日に追加

libc

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:リモートの攻撃者からサービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:glob() におけるリソース枯渇の脆弱性に、アルゴリズムを改善することで対処しました。

CVE-2017-7086:Google の Russ Cox 氏

libc

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションから、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ消費の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-1000373

libexpat

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:expat に複数の脆弱性がある。

説明:バージョン 2.2.1 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2016-9063

CVE-2017-9233

libxml2

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成された XML を処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:検証を強化し、ヌルポインタ逆参照に対処しました。

CVE-2018-4302:Gustavo Grieco 氏

2018 年 10 月 18 日に追加

libxml2

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成された XML を処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。

CVE-2017-5130:匿名の研究者

CVE-2017-7376:匿名の研究者

2018 年 10 月 18 日に追加

libxml2

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成された XML を処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-9050:Google Project Zero の Mateusz Jurczyk 氏 (j00ru)

2018 年 10 月 18 日に追加

libxml2

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成された XML を処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-9049:南洋理工大学 (シンガポール) の Wei Lei 氏および Liu Yang 氏

2018 年 10 月 18 日に追加

メール

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:メールの送信者が、受信者の IP アドレスを判断できる可能性がある。

説明:「メッセージ内のリモートコンテンツを読み込む」をオフにしても、すべてのメールボックスに適用されていませんでした。この問題は、設定が伝搬されるように改善することで解決されました。

CVE-2017-7141:The New York Times の John Whitehead 氏

2017 年 10 月 3 日に更新

メールの下書き

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者が、メールの内容を傍受できる可能性がある。

説明:暗号化に際して、メールの下書きの処理に脆弱性がありました。この問題は、暗号化して送信される予定のメールの下書きの処理を改善することで解決されました。

CVE-2017-7078:Petter Flink 氏、マルセイユ (フランス) の Pierre ALBARÈDE 氏、匿名の研究者

2017 年 10 月 3 日に更新

ntp

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:ntp に複数の脆弱性がある。

説明:バージョン 4.2.8p10 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-6451:Cure53

CVE-2017-6452:Cure53

CVE-2017-6455:Cure53

CVE-2017-6458:Cure53

CVE-2017-6459:Cure53

CVE-2017-6460:Cure53

CVE-2017-6462:Cure53

CVE-2017-6463:Cure53

CVE-2017-6464:Cure53

CVE-2016-9042:Cisco の Matthew Van Gundy 氏

Open Scripting Architecture

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:osadecompile で AppleScript をデコンパイルすると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13824:匿名の研究者

2017 年 10 月 31 日に追加

PCRE

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:pcre に複数の脆弱性がある。

説明:バージョン 8.40 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13846

2017 年 10 月 31 日に追加

Postfix

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:Postfix に複数の脆弱性がある。

説明:バージョン 3.2.2 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-10140:匿名の研究者

2017 年 10 月 31 日に追加、2017 年 11 月 17 日に更新

クイックルック

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13822:Australian Cyber Security Centre – Australian Signals Directorate

2017 年 10 月 31 日に追加

クイックルック

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:悪意を持って作成された Office ドキュメントを解析すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行されたりする可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ消費の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-7132:Australian Cyber Security Centre – Australian Signals Directorate

2017 年 10 月 31 日に追加

QuickTime

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力のサニタイズ処理を強化し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13823:Institute of Software Chinese Academy of Sciences の Xiangkun Jia 氏

2017 年 10 月 31 日に追加、2017 年 11 月 10 日に更新

リモート管理

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13808:匿名の研究者

2017 年 10 月 31 日に追加

サンドボックス

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13838:Alastair Houghton 氏

2017 年 10 月 31 日に追加、2017 年 11 月 10 日に更新

画面のロック

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションファイアウォールのプロンプトがログインウインドウの上に表示されるように見える。

説明:ステート管理を強化し、ウインドウ管理の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-7082:Tim Kingman 氏

セキュリティ

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:失効した証明書が信頼される場合がある。

説明:失効データの処理における証明書の検証に脆弱性がありました。この問題は、検証を強化することで解決されました。

CVE-2017-7080:adesso mobile solutions gmbh の Sven Driemecker 氏、Bærum kommune の Rune Darrud 氏 (@theflyingcorpse)、匿名の研究者、匿名の研究者

SMB

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:ローカルの攻撃者が、SMB 共有を経由して非実行テキストファイルを実行できる可能性がある。

説明:検証を強化し、ファイル権限の処理における脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13908:匿名の研究者

2018 年 10 月 18 日に追加

Spotlight

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:Spotlight にユーザに属さないファイルの結果が表示される可能性がある。

説明:Spotlight にアクセスに関する問題がありました。この問題は、アクセス制限を強化することで解決されました。

CVE-2017-13839:the Free Robot Collective の Ken Harris 氏

2017 年 10 月 31 日に追加、2017 年 11 月 10 日に更新

Spotlight

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションが、制限されたファイルにアクセスできる可能性がある。

説明:アプリケーションに対してサンドボックスの制限を追加で設けて、アクセス関連の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-13910

2018 年 10 月 18 日に追加

SQLite

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:SQLite に複数の脆弱性がある。

説明:バージョン 3.19.3 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-10989:OSS-Fuzz により検出

CVE-2017-7128:OSS-Fuzz により検出

CVE-2017-7129:OSS-Fuzz により検出

CVE-2017-7130:OSS-Fuzz により検出

SQLite

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2017-7127:匿名の研究者

zlib

対象 OS:OS X Mountain Lion 10.8 以降

影響:zlib に複数の脆弱性がある。

説明:バージョン 1.2.11 にアップデートして、複数の脆弱性に対処しました。

CVE-2016-9840

CVE-2016-9841

CVE-2016-9842

CVE-2016-9843

ご協力いただいたその他の方々

メール

HackerOne の Jon Bottarini 氏のご協力に感謝いたします。

2020 年 2 月 6 日に追加

セキュリティ

Zscaler, Inc. の Abhinav Bansal 氏のご協力に感謝いたします。

NSWindow

Google Chrome チームの Trent Apted 氏のご協力に感謝いたします。

WebKit Web インスペクタ

Bloggify の Ioan Bizău 氏のご協力に感謝いたします。

macOS High Sierra 10.13 追加アップデート

macOS High Sierra 10.13 を新たにダウンロードした場合は、macOS High Sierra 10.13 追加アップデートのセキュリティコンテンツが適用されています。

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