iPhoneでモバイル通信サービスを設定する
iPhoneのモバイルデータ通信には、通信事業者から提供されるSIMが必要です。モバイル通信プランの設定方法については、ご利用の通信事業者にお問い合わせください。
iPhone 12以降は5Gネットワークに接続できます。Appleサポートの記事「iPhoneで5Gを使う」を参照してください。
iPhoneでは物理的なSIMまたはeSIMをを使って通信事業者のネットワークに接続できます(一部の国や地域では利用できません)。iPhone XS、iPhone XR、およびそれ以降では、次のようにデュアルSIMを使用できます:
1つの物理的なSIMと、1つのeSIM
2つのeSIM(iPhone 13モデルおよびiPhone SE(第3世代)で使用可能)
デュアルSIMの活用方法はいろいろありますが、以下はその一例です:
1つの番号を仕事用に、もう1つの番号を個人用の通話に使用する。
別の地域に行くときに現地のデータプランを追加する。
音声通話プランとデータプランを分けて使用する。
注記: 2つの異なる通信事業者を利用するには、iPhoneのロックを解除する必要があります。
物理的なSIMを装着する
ペーパークリップまたはSIM取り出しツールをiPhoneの右側にあるSIMトレイの小さい穴に差し込み、iPhoneに押し込むようにしてトレイを取り出します。
注記: SIMトレイの形状や向きは、iPhoneのモデルとお住まいの国や地域によって異なります。
iPhoneからトレイを取り外します。
SIMをトレイに入れます。正しい向きは斜めに切れた角で合わせます。
トレイをiPhoneに挿入して戻します。
SIMでPINを設定してある場合は、メッセージが表示されたらPINを慎重に入力します。
警告: SIM PINは当て推量で入力しないでください。推測が外れた場合、SIMが完全にロックされ、新しいSIMを入手するまではその通信事業者のサービスで電話をかけたりモバイルデータ通信を使ったりすることができなくなります。Appleサポートの記事「iPhoneやiPadでSIM PINを使う」を参照してください。
eSIMでモバイル通信プランを設定する
iPhone XS、iPhone XR以降は、通信事業者が提供するeSIMをデジタルに保存することができます。
「設定」
>「モバイル通信」と選択してから、「モバイル通信プランを追加」をタップします。
次のいずれかを行います:
通信事業者から支給されたQRコードを使用して新規プランを設定する: QRコードにiPhoneを向けて、QRコードがフレーム内に収まるように位置を合わせます。または、情報を手動で入力します。通信事業者から支給された確認コードの入力が求められる場合があります。
割り当てられたモバイル通信プランをインストールする: 通信事業者からプランが割り当てられたことを通知された場合は、「モバイル通信プランのインストールの準備ができました」をタップします。
以前のiPhoneのSIMを新しいiPhoneのSIMに転送する: リストから電話番号を選択します。
自分の電話番号が見つからない場合は、両方のiPhoneデバイスで同じApple IDを使ってサインインしていることを確認してください。eSIMへのSIMの転送は、すべての通信事業者やすべてのモバイル通信プランで対応しているわけではありません。詳しくは、Appleサポートの記事「以前のiPhoneのSIMを新しいiPhoneのeSIMに転送する」を参照してください。
「モバイル通信プランを追加」をタップします。
追加するプランが2つ目の回線の場合は、画面に表示される指示に従って、2つのプランをどのように組み合わせるか設定します。
または、通信事業者のAppを使用してモバイル通信プランをアクティベートすることもできます(対応している場合)。App Storeを開き、通信事業者のAppをダウンロードしてから、そのAppを使ってモバイル通信プランをアクティベートします。
物理的なSIMをeSIMに変更する
通信事業者がサポートしている場合は、iPhone XS、iPhone XR、およびそれ以降で、物理的なSIMをeSIMに変更することができます。
「設定」
>「モバイル通信」と選択してから、物理的なSIMを使っているモバイル通信プランをタップします。
「eSIMに変更」をタップしてから、画面に表示される指示に従います。
デュアルSIMのモバイル通信プランを管理する
デュアルSIM搭載モデルの設定中、各回線をどのように使用するか選択できます。後で設定を変更するには、次の操作を行います:
「設定」
>「モバイル通信」と選択します。
「モバイル通信プラン」の下で、2つの回線がオンになっていることを確認します。いずれかの回線のオン/オフを切り替えるには、回線をタップしてから、「この回線をオンにする」をタップします。
「モバイル通信プランの名称」、「Wi-Fi通話」(通信事業者で使用可能な場合)、「ほかのデバイスでの通話」、「SIM PIN」などの設定を変更することもできます。モバイル通信プランの名称は、「電話」、「メッセージ」、「連絡先」に表示されます。
「モバイルデータ通信」をタップしてから、デフォルトの回線を選択します。iPhoneが受信可能範囲と利用可能状況に応じて回線を使用できるようにするには、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにします。
「データローミング」がオンになっていて、通信事業者のネットワークのサービスエリアでない国や地域にいるときは、ローミングの料金が発生する場合があります。
「デフォルトの音声回線」をタップしてから、回線を選択します。
デュアルSIMの使用中は、以下に注意してください:
一方の回線を通話に使用しているときに他方の回線で電話を受けられるようにするには、回線の「Wi-Fi通話」をオンにする必要があります。一方の回線で通話中に他方の回線で電話を受けたとき、利用できるWi-Fi接続がない場合には、通話にすでに使用されている方の回線のモバイルデータ通信を使用して他方の回線の電話を受けることになります。これには料金がかかる場合があります。他方の回線の電話を受けるには、通話中の回線のデータを使用することを「モバイルデータ通信」設定で許可しておく必要があります(「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオンにし、デフォルトの回線またはデフォルトではない回線として設定します)。
回線の「Wi-Fi通話」がオンになっていないと、その回線にかかってきた電話(緊急通報サービスからの着信も含む)は、他方の回線が使用中の場合、直接留守番電話(通信事業者で使用可能な場合)に転送されます。不在着信通知は表示されません。
話し中や圏外などの条件に応じて別の回線に自動電話転送するよう設定した場合、着信は留守番電話に転送されません。利用可否や設定方法については、ご利用の通信事業者にお問い合わせください。
デュアルSIMを搭載するiPhone経由でMacなどのほかのデバイスから電話をかける場合は、デフォルトの音声回線が使用されます。
1つの回線を使ってSMS/MMSメッセージの会話を開始した場合、その会話を別の回線に切り替えることはできません。会話を削除して、別の回線で新たに会話を開始する必要があります。また、モバイルデータ通信用に選択されていない回線でSMS/MMSによる添付ファイルを送信すると、追加料金が発生する場合があります。
Instant Hotspotとインターネット共有では、モバイルデータ通信用に選択された回線が使用されます。
重要: 携帯電話サービスを利用するには、GSMネットワークや一部のCDMAネットワークに接続するときにSIMが必要な場合があります。CDMAワイヤレスネットワークでアクティベートされたiPhoneでも、GSMネットワーク(主に国際ローミング用)に接続するためにSIMを使用する場合があります。iPhoneは、携帯電話サービスプロバイダの契約の対象となります。例えば、必要最小限のサービス契約が終了した後でも、サービスプロバイダやローミングを切り替えることは制限されます。詳しくは、携帯電話サービスプロバイダにお問い合わせください。モバイルデータ通信で利用できる機能は、携帯電話のネットワーク、iPhoneのモデル、ご利用の場所によって異なります。
iPhoneを旅行に持って行く場合は特に、該当するデータ、音声、ローミング料金を考慮してモバイル通信プランを管理してください。iPhoneでモバイルデータ通信の設定を表示する/変更するを参照してください。
一部の通信事業者は、iPhoneのロックを解除して別の通信事業者でも使えるようにしています(追加料金が必要になる場合があります)。認証および設定情報については、ご利用の通信事業者にお問い合わせください。Appleサポートの記事「iPhoneのロックを解除して別の通信事業者で使う方法」を参照してください。