Macの「ターミナル」とは?
「ターミナル」は、コマンドラインインターフェイス(CLI)を使ってMacオペレーティングシステムとやりとりできる、上級ユーザおよびデベロッパ向けのアプリです。コマンドやスクリプト(シェルスクリプトと呼ばれています)を入力して、Macでタスクを実行します。
「ターミナル」を開くと、コマンドラインプロンプトが含まれたシンプルなウインドウが表示されます。「ターミナル」には、コマンドやオプションの高度なカタログがあり、これを使って簡単なタスクから非常に複雑なタスクまでを実行できます。「ターミナル」でコマンドを表示したり使用したりする方法について詳しくは、Apple Developer Webサイトの「Reading UNIX Manual Pages(英語)」を参照してください。
ボタン、スライダ、メニューなどのグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を使ってタスクを実行したりアプリの機能にアクセスしたりする一般的なMacのアプリとは異なり、「ターミナル」では、コマンドラインインターフェイスに一連のコード行を入力する必要があります。これらのコードコマンド(およびスクリプトとして送信された複数のコマンド)は、UNIXオペレーティングシステムのユーザインターフェイスであるシェルによって実行されます。
「ターミナル」では、処理内容をシェルに指示するコマンドやスクリプトを実行できます。例えば、フォルダの内容を表示するコマンドを入力したり、アプリを開いてタスクを実行する作業を自動化するスクリプトを入力したりできます。
「ターミナル」で簡単なスクリプトを使って、時間を節約したり、反復の多いタスクを自動化したりすることもできます。素早く低レベルのプログラミングでスクリプトの自動化や操作を行う必要がある場合、「ターミナル」には、BASHやZSHなど、UNIXオペレーティングシェルの入力や出力にアクセスできる優れた機能があります。
「ターミナル」の使用方法とスクリプトの作成方法について詳しくは、Apple Developer Webサイトの「Shell Scripting Primer(英語)」を参照してください。
注記: 「ターミナル」は、AppleサポートとMacの問題のトラブルシューティングを行う場合にも役立ちます。削除しないことをおすすめします。