macOS Serverへのリモートアクセスを許可する
Serverアプリケーション、画面共有、Apple Remote Desktop、またはSSH(Secure Shell)を使用してリモートコンピュータがこのサーバにアクセスするのを許可または拒否できます。
サーバへのリモートログインを許可する
Serverアプリケーションを使用して、ほかのコンピュータからサーバにリモートログインすることを許可できます。リモートログインを許可すると、ほかのコンピュータでssh
コマンドラインツールを使ってサーバにログインできるようになります。デフォルトでは、「管理者」グループのメンバーのみがSSHにアクセスできます。
Serverアプリケーション のサイドバーでサーバを選択して、「設定」をクリックします。
「SSHによるリモートログインを許可」を選択します。
SSHを使用してサーバにアクセスできるユーザを選択します。
「アクセス」をクリックします。
「カスタムアクセス」リストで目的のサービスを選択します。
「その他」ボタン をクリックし、「カスタムアクセスを編集」を選択します。
「許可する接続元」ポップアップメニューをクリックし、「一部のユーザのみ」を選択します。
「ユーザとグループ」シートに、ユーザまたはグループの名前を入力します。
ユーザまたはグループをさらに追加するには、「追加」ボタン をクリックし、別の名前を入力します。
目的のユーザおよびグループをすべて追加したら、「OK」をクリックします。
サーバへのリモートログインを許可することで、サーバのセキュリティが低下することがあります。サーバのセキュリティを確保する方法については、Macヘルプで「Macの情報を保護する」を検索してください。
画面共有とリモート管理を許可する
Serverアプリケーションを使用して、ほかのコンピュータが自分の画面を表示してお使いのサーバを制御することを許可できます。ほかのコンピュータのユーザが自分の画面に何が表示されているかを確認したり、ファイルやウインドウを開いたり移動したり閉じたり、アプリケーションを開いたり、サーバを再起動したりできます。
画面共有とリモート管理を許可した場合は、別のコンピュータでVNCプロトコルを使用するか、別のMacでApple Remote Desktopを使用することで、画面共有ソフトウェアから自分のサーバを監視して制御することができます。VNC画面共有は、macOSに組み込まれています。Windowsコンピュータ、iPhone、iPad、iPod touch用のアプリケーションもあります。Apple Remote Desktopは、Mac App Storeから入手できます。
Serverアプリケーション のサイドバーでサーバを選択して、「設定」をクリックします。
「画面共有とリモートマネジメントを入にする」を選択します。
画面共有とリモートマネジメントの3つの状態を以下に示します:
状態
説明
-
画面共有が有効です。
√
リモートマネジメントが有効です。
未選択
リモートマネジメントと画面共有が無効です。
Serverアプリケーションでこのオプションを選択しても、サーバを最初に設定したときに作成した管理者アカウントでないと、画面共有とApple Remote Desktopへのアクセスは許可されます。
画面共有を使用してサーバにアクセスできるユーザを選択します。
「アクセス」をクリックします。
「カスタムアクセス」リストで目的のサービスを選択します。
「その他」ボタン をクリックし、「カスタムアクセスを編集」を選択します。
「許可する接続元」ポップアップメニューをクリックし、「一部のユーザのみ」を選択します。
「ユーザとグループ」シートに、ユーザまたはグループの名前を入力します。
ユーザまたはグループをさらに追加するには、「追加」ボタン をクリックし、別の名前を入力します。
目的のユーザおよびグループをすべて追加したら、「OK」をクリックします。
ほかのVNCビューア・ソフトウェア・アプリケーションにアクセスを許可したい場合は、「共有」環境設定で「リモートマネージメント」または「画面共有」を選択し、「VNC使用者が画面を操作することを許可 パスワード: 」を選択して、パスワードを入力します。