Remote Desktopを使用してファイルをコピーする
システム・ソフトウェア・ファイル以外のあらゆるファイルを1台以上のクライアントコンピュータにコピーできます。
ファイルのコピーは、ファイルの数が少ないほど速くなります。例えば、通常は1つ10KBのファイル10個をコピーする方が、100KBのファイル1つをコピーする場合より時間がかかります。より速くコピーするには、単一のファイルアーカイブ(.zip ファイルなど)でリモートコンピュータにコピーします。項目をコピーしようとしたときにクライアントコンピュータがスリープ状態になっている場合は、Remote Desktopを使って対象コンピュータをスリープ解除してから、項目をコピーする必要があります。
ドラッグ&ドロップを使用してコピーする
管理用コンピュータの Finder ウインドウ、Remote Desktop ウインドウ、および制御ウインドウの間でドラッグして、項目をコピーできます。
これはリモートコンピュータ間でファイルを収集または配布するのに便利な方法です。
Finderウインドウから、選択したコンピュータのメインウインドウまたは制御ウインドウに項目をドラッグします。
項目を制御ウインドウにドラッグしたり、制御ウインドウからほかの場所へドラッグしたりするときは、以下のことを考慮する必要があります:
ログインしているユーザは、項目を追加した場所の書き込みアクセス権を持っている必要があります。
コピーしている項目と同じ名前の項目がコピー先にすでに存在する場合は、すでにある項目がコピーされてその名前の後に番号が付きます。
コピーされた項目は「ファイル転送」ウインドウに表示されます。「履歴」のタスクとしては記録されません。
コピーされる項目の元のオーナーとアクセス権は変更されません。
管理用コンピュータからクライアントにコピーする
同時に何台のクライアントコンピュータにでも項目をコピーできます。
Remote Desktop で、メインウインドウのサイドバーでコンピュータリストを選択し、1台以上のコンピュータを選択してから、「管理」>「項目をコピー」と選択します。
「コピーする項目」リストにファイルまたはフォルダを追加します。
「追加」ボタン をクリックして、ローカルボリュームでコピーする項目をブラウズするか、ファイルおよびフォルダをリストにドラッグします。
項目をリストから削除したい場合は、その項目を選択して「削除」ボタン をクリックします。
コピーしたいすべての項目がリストに追加されるまで、この手順を繰り返します。
コピーオプションを選択します。
このイベントを別の時間に予約するか、繰り返すように設定したい場合は、予約ボタンをクリックします。
詳しくは、タスクを予定するを参照してください。
「項目をコピー」をクリックします。
項目が指定されたコピー先にコピーされます。正常にコピーされなかった場合は、タスクフィードバックウインドウにエラーメッセージが表示されます。
Finder からクライアントへコピーする
ファイルまたはフォルダを管理用コンピュータのFinderから制御ウインドウに直接コピーできます。
Remote Desktop で、メインウインドウのサイドバーでコンピュータリストを選択し、1台以上のコンピュータを選択します。
Finderで、コピーしたい項目を見つけて、それらの項目をFinderからクライアントの画面の制御ウインドウにドラッグします。
コピーオプションを選択して、「項目をコピー」をクリックします。
クライアントから Finder へコピーする
ファイルまたはフォルダを、リモートコンピュータから管理用コンピュータにコピーできます。
ファイルをコピーするには、レポートを使うかまたは制御ウインドウで探してファイルを見つける必要があります。また、制御ウインドウから管理用コンピュータのデスクトップに項目をドラッグすることもできます。コピーされる項目の元のオーナーとアクセス権は変更されません。
Remote Desktop で、メインウインドウのサイドバーでコンピュータリストを選択し、1台以上のコンピュータを選択してから、ファイル検索レポートを選択して項目を探します。
詳しくは、ファイルを検索するを参照してください。
コピーしたい項目をレポートウインドウで選択します。
項目をレポートウインドウから管理用コンピュータの Finder にドラッグするか、レポートウインドウの上部にある「このコンピュータにコピー」ボタンをクリックします。
コピーオプションを選択して、「項目をコピー」をクリックします。
クライアント間でコピーする
リモートコンピュータ間でファイルまたはフォルダをコピーできます。
ファイルをコピーするには、レポートを使ってファイルを見つけ、ファイルを受け取る対象コンピュータまたはリストを選択します。
Remote Desktop で、メインウインドウのサイドバーでコンピュータリストを選択し、1台以上のコンピュータを選択してから、「レポート」>「ファイル検索」または「操作」>「Spotlight検索」と選択します。
詳しくは、ファイルを検索するを参照してください。
コピーしたい項目をレポートウインドウで選択し、Remote Desktopウインドウで1台以上のコンピュータを選択します。
「ファイル検索」レポートウインドウからコピーしたい項目を、Remote Desktop ウインドウで選択したクライアントにドラッグします。
コピーオプションを選択して、「項目をコピー」をクリックします。
マスターコピーから項目を復元する
「項目をコピー」コマンドを使うと、マスターコピーを利用してクライアントコンピュータでシステム以外のファイルを復元できます。これは、各クライアントコンピュータに同じファイルがあることを確認するときに便利です。
「項目をコピー」コマンドでは、隠されている(Finder に表示されない)システムソフトウェアはコピーされません。「項目をコピー」コマンドを使って、macOS システムソフトウェアをクライアントコンピュータにコピーすることはできません。
コピーしたいmacOSフォルダとファイルを含むディスクイメージの作成から始めることができます。または、ローカルボリュームや外部記憶装置からファイルをコピーすることもできます。タスクを予定するで説明するように、復元プロセスを自動化することもできます。
復元するファイルがあるボリュームのマスターコピーを作成します。
マスターコピーボリュームを管理用コンピュータにマウントします。
マスター・コピー・ボリュームはローカルボリュームである必要があり、ネットワークを介してマウントすることはできません。
Remote Desktop で、メインウインドウのサイドバーでコンピュータリストを選択し、1台以上のコンピュータを選択してから、「管理」>「項目をコピー」と選択します。
マスターコピーボリュームを「項目をコピー」リストに追加し、コピーオプションを選択します。
このイベントを別の時間に予約するか、繰り返すように設定したい場合は、予約ボタンをクリックします。
詳しくは、タスクを予定するを参照してください。
「項目をコピー」をクリックします。