Mac用Pagesユーザガイド
MacでPages書類をパスワード保護する
書類にパスワードを割り当てると、パスワードを知っている人しか書類を開けなくなります。パスワードは、数字、大文字または小文字の英字、および特殊キーボード文字をほとんど任意で組み合わせて構成できます。
書類に設定できるパスワードは1つだけです。書類をほかのユーザと共有するときに既存のパスワードを変更した場合、元のパスワードは新しいパスワードに置き換えられます。書類を共有したあとでパスワードを追加する場合は、参加者に伝えてください。
重要: パスワードを忘れた場合、回復する方法はありません。忘れることがないパスワードを選択するか、パスワードを書き留めて安全な所に保管するようにしてください。
コンピュータにTouch ID(指紋認識機能)が搭載されている場合は、それを使用して、パスワードで保護された書類を指紋だけで開くことができます。
書類を開くときにパスワードを要求する
MacでPagesアプリ を開きます。
画面上部の「ファイル」メニューで、「ファイル」>「パスワードを設定」と選択し、要求された情報を入力してから、「パスワードを設定」をクリックします。
コンピュータにTouch IDが設定されていない場合は、「このパスワードをキーチェーンに保存」が表示されます。このチェックボックスを選択してキーチェーンにパスワードを追加すると、パスワードを毎回入力する必要がなくなります。
コンピュータにTouch IDが設定されている場合は、「Touch IDで開く」が表示されます。このチェックボックスを選択すると、この書類でTouch IDがオンになります。
注記: 書類にパスワードを追加すると、ファイルが暗号化されます。
パスワードを変更または削除する
MacでPagesアプリ を開きます。
パスワードで保護された書類を開いてから、以下のいずれかの操作を行います:
パスワードを変更する: 画面上部の「ファイル」メニューから、「ファイル」>「パスワードを変更」と選択します。要求された情報を入力してから、「パスワードを変更」をクリックします。
書類に設定できるパスワードは1つだけです。書類を共有するときにパスワードを変更する場合は、それが書類の唯一のパスワードになります。
パスワードを削除する: 「ファイル」>「パスワードを変更」と選択します。古いパスワードを入力してから、「パスワードを削除」をクリックします。
書類の共同作業への参加を依頼した相手が編集権限を持っている場合は、パスワードを追加、変更、または削除できます。
パスワードで保護された書類を開けるようにTouch IDを設定する
Touch IDを使用してパスワードで保護された書類を開くには、コンピュータでTouch IDを設定する必要があります。
Touch IDを設定するには、以下の操作を行います:
Macで、アップルメニュー >「システム設定」と選択してから、サイドバーで「Touch IDとパスワード」をクリックします。(下にスクロールする必要がある場合があります。)
右側の「指紋を追加」をクリックし、画面に表示される指示に従います。
Pagesアプリ を開き、画面上部の「Pages」メニューで、「Pages」>「設定」と選択し、「Touch IDを使用」のチェックボックスを選択します。
パスワードで保護された書類をTouch IDで開く
MacでPagesアプリ を開きます。
パスワードで保護された書類をダブルクリックしてから、Touch IDに指を置きます。
書類にパスワードを追加するか、既存のパスワードを変更した場合、新しいパスワードは、パスワードを追加または変更した書類およびそれ以降のバージョンにのみ適用されます。
書類を共有している場合、この書類の保護されていないバージョンや古いパスワードがかけられたバージョンをほかのユーザが復元できないようにするには、書類の共有を停止し、新しいパスワードを追加してから、書類を再度共有します。