iPhoneのiMovieのビューアでエフェクトを調整する
iMovieのビューアには、再生中のビデオクリップの表示サイズや、Ken Burnsエフェクトでの写真の動き、ピクチャ・イン・ピクチャなどのビデオ・オーバーレイの表示方法を含め、エフェクトを調整するためのコントロールがあります。
Ken Burnsエフェクトでの写真の動きを調整する
iMovieで、プロジェクトに追加する写真にKen Burnsエフェクトを適用します。このエフェクトを適用すると、カメラが写真の上を移動して写真を拡大または縮小するように見えます。人が撮影されている写真の場合は、人物検出機能が使用されて、人物が表示領域内に保持されます。
イメージの指定した部分で動きを開始して終了するように、Ken Burnsエフェクトを調整できます。
タイムラインで、調整したい写真をタップします。
ビューア内のイメージの右下隅にKen Burnsエフェクトコントロールが表示されます。
開始時の写真の表示領域を設定するには、「開始」ボタン をタップします。
ピンチして拡大/縮小し、必要に応じてビューア内のイメージをドラッグして表示領域を調整します。
終了時の写真の表示領域を設定するには、「終了」ボタン をタップします。
ピンチして拡大/縮小し、必要に応じてビューア内のイメージをドラッグして表示領域を調整します。
コントロールを閉じるには、クリップの外側をタップします。
写真のKen Burnsエフェクトをオフにするには、「Ken Burnsオン」 をタップします。Ken Burnsエフェクトをオンにするには、「Ken Burnsオフ」 をタップします。
ビデオクリップのズームレベルを調整する
プロジェクトが開いている状態で、タイムライン内のビデオクリップをタップして選択します。
クリップ内の表示領域を設定するには、ビューアの「ズームコントロール」ボタン をタップします。
ピンチして拡大/縮小し、必要に応じてビューア内のイメージをドラッグして表示領域を調整します。
調整結果をプレビューするには、「再生」ボタン をタップします。
ビデオ・オーバーレイ・エフェクトを調整する
iMovieでは、オーバーレイとしてビデオクリップや写真を追加できます。クリップがタイムライン内のメインクリップに重ねて表示されます。オーバーレイはほかのクリップと同様に配置できます。オーバーレイには4つのオプションがあります:
カットアウェイ: 再生中にムービーがタイムラインのメインクリップから「カットアウェイ」され、代わりにカットアウェイクリップが表示されるように、クリップが追加されます。その間もメインクリップのオーディオが再生されます。
ピクチャ・イン・ピクチャ: 再生中にクリップが、タイムラインのメインクリップに重ねられた小さいウインドウに表示されるように、クリップが追加されます。
スプリットスクリーン: 再生中にクリップがタイムラインのメインクリップの横に表示されるように、クリップが追加されます。デフォルトでは、2つのクリップが横に並んで同じサイズで表示されますが、クリップを並べる向きを変えて、クリップが上下に並んで表示されるようにすることもできます。
グリーン/ブルースクリーン: 再生中に、グリーンスクリーンまたはブルースクリーンの部分が削除された状態でクリップが表示され、クリップの残りの部分はタイムラインのメインクリップに重なるように、クリップが追加されます。
カットアウェイ、ピクチャ・イン・ピクチャ、スプリットスクリーン、またはグリーンスクリーン/ブルースクリーンのクリップの再生中の表示方法を調整するには、ビューアのコントロールを使用します。
プロジェクトが開いている状態で、タイムライン内のオーバーレイクリップをタップして選択します。
オーバーレイクリップの周囲に黄色の線が表示され、ビューアに追加のコントロールが表示されます。
必要に応じて以下の操作を行います:
ビューア内でピクチャ・イン・ピクチャ・クリップの位置またはサイズを変更する: 「位置コントロール」ボタン をタップしてから、オーバーレイクリップをドラッグして位置を変更するか、ピンチしてサイズを変更します。
ビューア内でピクチャ・イン・ピクチャ・クリップの周囲に枠線を追加する/削除する: 枠線ボタン をタップします。
ビューア内でスプリットスクリーンクリップの向きを入れ替える: 入れ替えボタン をタップします。
スプリットスクリーンクリップの間に線を追加する/削除する: 線ボタン をタップします。
クリップ内の表示領域を設定する: 「ズームコントロール」ボタン をタップしてから、ピンチしてオーバーレイクリップ内の表示領域のズームレベルと位置を調整します。
グリーンスクリーンまたはブルースクリーンのクリップから削除するグリーンまたはブルーの部分の量を変更する: 調整ボタン をタップしてから、「強度」スライダを左右にドラッグします。
グリーン/ブルースクリーンエフェクトで削除する色を変更する: 「リセット」をタップし、クリップ内の色をタップします。
グリーン/ブルースクリーンエフェクトで削除する色としてブルーまたはグリーンを自動で選択する: 「リセット」をタップし、「自動」をタップします。
グリーンスクリーンまたはブルースクリーンクリップのオーバーレイの一部を除外する: マスクボタン をタップしてから、隅をドラッグします。
すべての調整をリセットする: 「ズームコントロール」ボタン をダブルタップするか、「リセット」をタップします。
調整結果をプレビューするには、「再生」ボタン をタップします。
オーバーレイの種類を変更する
オーバーレイをプロジェクトに追加したら、オーバーレイを別の種類に変更できます。
プロジェクトが開いている状態で、タイムライン内のオーバーレイクリップをタップして選択します。
オーバーレイクリップの周囲に黄色の線が表示され、ビューアに追加のコントロールが表示されます。
オーバーレイボタン をタップしてから、以下のいずれかの操作を行います:
オーバーレイの種類をカットアウェイに変更する: 「カットアウェイ」をタップします。
オーバーレイの種類をピクチャ・イン・ピクチャに変更する: 「ピクチャ・イン・ピクチャ」をタップします。
オーバーレイの種類をスプリットスクリーンに変更する: 「スプリットスクリーン」をタップします。
オーバーレイの種類をグリーンスクリーンまたはブルースクリーンに変更する: 「グリーン/ブルースクリーン」をタップします。