iPad用Final Cut Proでオーディオレベルを表示する
タイムラインの右側にあるオーディオメーターには、再生中にビデオのダイナミックオーディオレベルが表示されます。クリップのオーディオチャンネルが安全な最大の音量(0dB)に近づくと、縦方向のメーターのバーの色が緑から黄色に変わり、音の歪み(クリッピング)が発生する可能性があることを警告します。
オーディオレベルが0dBを超えると、バーが黄色から赤に変わり、バーの上のクリッピングインジケータが赤くなります。停止してから再生を再開すると、クリッピングインジケータは元に戻ります。(また、タップして手動でクリッピングインジケータを消すこともできます。)
クリップのオーディオチャンネルでクリッピングを防ぐには、音量を下げます。クリップに適切なレベルは、ミックスによって異なります。いずれにしても、同時に再生されるすべてのクリップを組み合わせたときに、音量が最も大きい部分でも再生中にレベルが0dBを超えないようにすることが重要です。
オーディオメーターを表示する
iPad用Final Cut Proで、プロジェクトを開きます。
タイムラインの右上隅にある「オプション」をタップします。
「アピアランス」をタップしてから、「オーディオメーター」をオンにします。
オーディオメーターを非表示にするには、「オプション」をタップし、「アピアランス」をタップしてから、「オーディオメーター」をオフにします。
注記: 数値のクリッピングインジケータがある展開されたオーディオメーターを表示するには、画面の左下隅にある「音量」をタップします。
オーディオクリッピングを修正する
iPad用Final Cut Proで、プロジェクトを開きます。
タイムラインで、クリッピングしている(オーディオメーターでピークが赤いゾーンに達している)クリップを選択します。
音量を調整してから、クリップをもう一度再生してクリッピングしていないか確認します。
クリッピングインジケータにピークラウドネスレベルがデシベル(dB)で表示されます。音量を下げて、クリップのピークレベル(最大のサウンド)が0dBになるようにします。
クリップの音量を調整しているときに、波形(クリップの下部)のうちクリッピングレベルに近づいている部分は黄色くなります。クリッピングしている部分は赤くなります。