Compressorでキャプションを書き出す
ジョブにキャプションを読み込み、必要に応じてテキストのプロパティを編集して、タイミングを調整したら、ビデオとキャプションを書き出します。標準のCompressorバッチでは、ジョブの出力方法は選択したトランスコード設定およびキャプションのフォーマットによって決まります。
標準のトランスコード設定(「Appleデバイス」や「MPEGファイル」など)を使用してビデオをCEA-608クローズドキャプションと結び付けると、Compressorでキャプションを出力ビデオファイルに直接埋め込むことができます。必要に応じて、Compressorで別個のキャプション・テキスト・ファイル(.sccファイル名フォーマット)をコンピュータに保存できます。
標準トランスコード設定を使用してビデオをiTT字幕またはSRT字幕と結合すると、ビデオファイル(キャプションが埋め込まれていない状態)および別個のキャプション・テキスト・ファイル(.ittまたは .srtファイル名フォーマット)がコンピュータに保存されます。
注記:iTT字幕およびSRT字幕はビデオファイルに埋め込むことができないため、iTunes Storeパッケージを作成する場合を除いて、このフォーマットを使用することは推奨されていません。
標準のトランスコード設定を使ってビデオとキャプションをトランスコードする
いずれかの「Appleデバイス」設定、あるいは「QuickTimeムービー」、「MPEG-2」、または「MPEG-4」フォーマットに基づく設定を使ってビデオとキャプションを書き出すには、以下のいずれかの操作を行います:
出力ビデオにCEA-608キャプションを埋め込みたい場合は、Compressorのバッチ領域の出力行(「設定」見出しの下)をクリックしてから、「一般」インスペクタで「クローズドキャプションを埋め込む」が選択されていることを確認します。
注記:iTT字幕またはSRT字幕を出力ビデオに埋め込むことはできません。
別個のキャプションファイル(CEA-608、iTT、またはSRTフォーマット)を出力したい場合は、バッチ領域でビデオ・ソース・ファイル名をクリックし、「ジョブ」インスペクタの下部にある「キャプションをディスクに保存」を選択します。
バッチ領域の右下隅にある「バッチを開始」ボタンをクリックします。
ジョブにエラーがある場合は、警告ダイアログが表示されます。「確認」ボタンをクリックして、エラーを表示します。エラーを修復してから、もう一度「バッチを開始」ボタンをクリックします。