iOS 16.3.1 および iPadOS 16.3.1 のセキュリティコンテンツについて
iOS 16.3.1 および iPadOS 16.3.1 のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple セキュリティアップデートについて
Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。
Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。
セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。
iOS 16.3.1 および iPadOS 16.3.1
Kernel
対象:iPhone 8 以降、iPad Pro (すべてのモデル)、iPad Air (第 3 世代) 以降、iPad (第 5 世代) 以降、iPad mini (第 5 世代) 以降
影響:App がカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2023-23514:Pangu Lab の Xinru Chi 氏、Google Project Zero の Ned Williamson 氏
Security
対象:iPhone 8 以降、iPad Pro (すべてのモデル)、iPad Air (第 3 世代) 以降、iPad (第 5 世代) 以降、iPad mini (第 5 世代) 以降
影響:悪意を持って作成された証明書を処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。
説明:入力検証を強化し、サービス運用妨害の脆弱性に対処しました。
CVE-2023-23524:Google Chrome の David Benjamin 氏
WebKit
対象:iPhone 8 以降、iPad Pro (すべてのモデル)、iPad Air (第 3 世代) 以降、iPad (第 5 世代) 以降、iPad mini (第 5 世代) 以降
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。Apple では、この脆弱性が悪用された可能性があるという報告について把握しています。
説明:チェックを強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。
CVE-2023-23529:匿名の研究者
ご協力いただいたその他の方々
The University of Toronto’s Munk School の Citizen Lab のご協力に感謝いたします。
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