iPhoneまたはiPadでiCloud共有写真ライブラリを使う方法

iCloud共有写真ライブラリを使えば、自分以外に最大5人の人と写真やビデオをシームレスに共有できます。みんなで一緒にコレクションを作り上げていけるので、思い出がさらに楽しく広がります。共有ライブラリの設定方法と使い方をご案内します。

iCloud共有写真ライブラリの仕組み

自分の写真やビデオをiCloud共有写真ライブラリに提供すると、それらの写真やビデオが個人用ライブラリから共有ライブラリに移動します。1つの共有ライブラリに参加でき、何を共有するかは自分で選べます。また、カメラから自動的に共有することもできます。

すべての参加者が共有ライブラリのコンテンツを追加、編集、削除できます。すべてのコンテンツの保管には、ライブラリ作成者(共有ライブラリを設定した人)のiCloudストレージが使われます。ほかの人は共有ライブラリのコンテンツにアクセスでき、自分のiCloudストレージは一切消費されません。

共有ライブラリを設定または参加するには、iOS 16.1、iPadOS 16.1、macOS Ventura以降が搭載されたデバイスでiCloud写真を有効にしておく必要があります。13歳未満の場合は、所属するファミリー共有グループのメンバーとの共有ライブラリに限り、参加または作成できます。*

MacでiCloud共有写真ライブラリを設定する方法

共有ライブラリを作成する

  1. iPhoneまたはiPadで「設定」>「アプリ」>「写真」の順に選択します。iOS 17以前では、「設定」>「写真」の順に選択します。

  2. 「共有ライブラリ」をタップします。

  3. 最大5人のメンバーを選択して招待するか、後からメンバーを招待できます。

  4. 共有ライブラリに移動したい過去の写真やビデオを選択するか、後から写真を移動する選択肢を選びます。

  5. 画面の案内に従って共有ライブラリをプレビューし、共有したいコンテンツを確認し、さらにメンバーを招待します。

    設定中に共有ライブラリのプレビューが表示されているiPhoneの画面。プレビューの画像には、笑顔の人々、植物のクローズアップ、風景が含まれています。

共有ライブラリに参加する

  1. iPhoneまたはiPadで、ライブラリ作成者から届いた参加依頼を開くか、「設定」>「アプリ」>「写真」の順に選択します。iOS 17以前では、「設定」>「写真」の順に選択します。

    共有ライブラリの参加依頼がある場合は、デバイスの設定の「写真」セクションの上部にある「共有ライブラリの参加依頼」で見つけることができます。
  2. 「同意して続ける」をタップします。

  3. 画面の案内に従って、共有ライブラリに移動したい写真やビデオを選択するか、後から写真を移動する選択肢を選びます。

  4. 画面の案内に従って、共有ライブラリのコンテンツをプレビューし、共有したいコンテンツを確認します。

カメラから直接写真を共有する

  1. iPhoneまたはiPadで「設定」>「アプリ」>「写真」の順に選択します。iOS 17以前では、「設定」>「写真」の順に選択します。

  2. 「共有ライブラリ」をタップします。

  3. 「カメラから共有」をタップし、この設定がオンになっていることを確かめます。

    「カメラから共有」の設定が表示されているiPhone。「カメラから共有」がオンになり、「自動的に共有」が選択されています。
    • 共有ライブラリのメンバーが近くにいるときにカメラアプリから自動で共有ライブラリに写真を追加するには、「自動的に共有」を選択します。

    • カメラアプリから共有ライブラリに写真をいつ追加するか自分で選ぶには、「手動で共有」を選択します。

    • 自宅で撮った写真を共有ライブラリに自動で共有するには、「在宅時に共有」を選択します。

  4. カメラアプリで、写真やビデオを直接共有ライブラリに送るには、共有ライブラリボタン画像の代替テキストなし がオンになっていることを確かめます。写真やビデオを個人用ライブラリに送るには、ボタンをタップしてオフにしておきます。

    iPhoneのカメラアプリの画面上部に「共有ライブラリ」ボタンが表示されているところ。

個人用ライブラリと共有ライブラリを切り替える

  1. iPhoneまたはiPadで写真アプリを開きます。

  2. 「ライブラリ表示オプション」に移動します。

    • iOS 26以降では「ライブラリ」をタップし、並べ替えとフィルタボタンnull をタップするか、「コレクション」をタップしてから 詳細ボタンnull をタップします。

    • iOS 18では、上部隅のプロフィールボタンをタップし、下にスクロールして「ライブラリ表示オプション」を表示します。

    • iOS 17以前では、「アルバム」タブまたは「ライブラリ」タブの上部で、右隅にある「選択」の横のボタンをタップします。

  3. 「個人用ライブラリ」「共有ライブラリ」または「両方のライブラリ」を選択します。

    iPhoneの画面に、「ライブラリ表示オプション」として「両方のライブラリ」「個人用ライブラリ」「共有ライブラリ」が表示されているところ。

「両方のライブラリ」または「共有ライブラリ」の表示で、共有ライブラリにある写真は隅のアイコンで識別できます。アイコンをオフにするには、「共有ライブラリインジケータ」をタップします。

共有ライブラリへの参加をやめる

自分でiCloud共有写真ライブラリを作成した場合は、いつでもメンバーを削除し、共有ライブラリを削除できます。共有ライブラリを削除すると、メンバー全員に通知が届きます。

  • メンバーが共有ライブラリに参加して7日以上経っている場合、共有ライブラリのコンテンツがすべて自動的に個人用ライブラリに入ります。

  • 共有ライブラリに参加して7日未満の場合は、自分が追加した写真やビデオだけを受け取ります。

共有ライブラリに招待してもらった立場なら、いつでも参加をやめられます。共有ライブラリの中身を全部コピーして個人用ライブラリに入れるか、自分が提供したものだけを受け取るかを選択できます。

共有ライブラリへの参加をやめる方法

共有ライブラリに問題がある場合

  • 以前のバージョンのiOS、iPadOS、macOS、tvOS、Windows用iCloudをデバイスでご利用の場合、共有ライブラリに移動したコンテンツを見ることができません。共有ライブラリをiCloud.comで見るか、共有ライブラリの最小条件を満たしたデバイスで見ることができます。

  • ライブラリ作成者のiCloudストレージが足りなくなると、共有ライブラリにコンテンツを追加できなくなります。編集やお気に入り指定、メタデータ調整などの変更は同期されなくなります。ストレージを増量し、その他の特典機能を利用するため、ライブラリ作成者はiCloud+のプランをアップグレードするか、iCloudストレージを管理する必要があります。

  • メンバーが共有ライブラリから削除した写真やビデオは、「最近削除した項目」に移動します。その写真やビデオを提供した本人だけが、「最近削除した項目」からそれらを削除できます。

問題がある場合

何が起きているのか詳しく教えてください。次にできることを提案します。

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