セキュリティアップデート 2022-001 Catalina のセキュリティコンテンツについて
セキュリティアップデート 2022-001 Catalina のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple セキュリティアップデートについて
Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。
Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。
セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。
セキュリティアップデート 2022-001 Catalina
Kernel
対象 OS:macOS Catalina
影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。
CVE-2022-22593:STAR Labs の Peter Nguyễn Vũ Hoàng 氏
Model I/O
対象 OS:macOS Catalina
影響:悪意を持って作成された STL ファイルを処理すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードが実行される可能性がある。
説明:ステート管理を改善し、情報漏洩の脆弱性に対処しました。
CVE-2022-22579:Trend Micro の Mickey Jin 氏 (@patch1t)
PackageKit
対象 OS:macOS Catalina
影響:アプリケーションが、制限されたファイルにアクセスできる可能性がある。
説明:検証を改良し、アクセス許可の脆弱性に対処しました。
CVE-2022-22583:Perception Point の Ron Hass 氏 (@ronhass7)、Mickey Jin 氏 (@patch1t)
Sandbox
対象 OS:macOS Catalina
影響:悪意のあるアプリケーションがプライバシーの特定の環境設定を回避する可能性がある。
説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。
CVE-2021-30946:@gorelics 氏
TCC
対象 OS:macOS Catalina
影響:悪意のあるアプリケーションがプライバシーの特定の環境設定を回避する可能性がある。
説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。
CVE-2021-30972:Tencent Security Xuanwu Lab (xlab.tencent.com) の Xuxiang Yang 氏 (@another1024)、Zhipeng Huo 氏 (@R3dF09)、および Yuebin Sun 氏 (@yuebinsun2020)、Offensive Security の Csaba Fitzl 氏 (@theevilbit)、jhftss 氏 (@patch1t)、Wojciech Reguła 氏 (@_r3ggi)
ご協力いただいたその他の方々
PackageKit
Trend Micro の Mickey Jin 氏 (@patch1t) のご協力に感謝いたします。
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