M1 Max または M2 Max を搭載した 16 インチモデルの MacBook Pro で、高出力モードを使用できます。
デフォルトでは「自動」モードに設定されていて、Mac が電力消費とパフォーマンスを天秤にかけて自動調整してくれます。低電力モードは、バッテリーを長持ちさせるため、電力消費量を低く抑えます。高出力モードでは、ファンが通常より高速回転します。冷却能力が上がるため、負荷が集中するような局面でもシステムが高いパフォーマンスを発揮できます。
高出力モードでは、たとえば、8K ProRes 4444 や 8K DNxHR ビデオのカラーグレーディングなど、グラフィックスの負荷が高くなるワークフローでパフォーマンスを向上できます。ビデオ編集や 3D アプリケーションでは、高出力モードのほうが再生がスムーズになり、書き出しも速くなることが期待できます。
高出力モードでは、ファンが高速回転するため、ファンの音が普段より大きくなる場合があります。高出力モードは、Mac を電源に接続していてもいなくても使えます。
高出力モードをオンにする
Mac をバッテリーで使っている場合や電源に接続している場合に、それぞれ違うエネルギーモードを設定できます。たとえば、Mac を電源に接続している時にだけ高出力モードをオンにするように選択しておけます。
macOS Ventura 以降では、以下の手順を実行してください。
- Apple メニュー >「システム設定」の順に選択し、「バッテリー」をクリックします。
- 「エネルギーモード」で「バッテリー使用時」または「電源アダプタ使用時」のポップアップメニューから「高出力」を選択します。
macOS Monterey 以前では、以下の手順を実行してください。
- Apple メニュー >「システム環境設定」の順に選択し、「バッテリー」をクリックします。
- サイドバーで「バッテリー」または「電源アダプタ」をクリックし、「エネルギーモード」ポップアップメニューから「高出力」を選択します。
高出力モードがオンになっているか確認する
高出力モードがオンになっているか確かめるには、メニューバーのバッテリーアイコンをクリックして、バッテリーの状況メニューを表示します。