Safari 15 のセキュリティコンテンツについて

Safari 15 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。

Safari 15

2021 年 9 月 20 日リリース

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成されたオーディオファイルを処理すると、制限されたメモリが漏洩する可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2021-30836:STAR Labs の Peter Nguyen Vu Hoang 氏

2021 年 11 月 18 日に追加

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意のあるアプリケーションに Gatekeeper チェックを回避される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2021-30861:Ryan Pickren 氏 (ryanpickren.com)、Wojciech Reguła 氏 (@_r3ggi)

2021 年 11 月 18 日に追加

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ステート処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。

CVE-2021-30818:Zon8Research の Amar Menezes 氏 (@amarekano)

2021 年 10 月 25 日に追加

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者が、HSTS をバイパスできる可能性がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2021-30823:Recurity Labs の David Gullasch 氏

2021 年 10 月 25 日に追加

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2021-30809:匿名の研究者

2021 年 10 月 25 日に追加

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2021-30846:Google Project Zero の Sergei Glazunov 氏

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、コードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2021-30848:Google Project Zero の Sergei Glazunov 氏

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2021-30849:Google Project Zero の Sergei Glazunov 氏

WebKit

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、コードが実行される可能性がある。

説明:ロック処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2021-30851:Google Project Zero の Samuel Groß 氏

WebRTC

対象 OS:macOS Big Sur および macOS Catalina

影響:攻撃者がユーザの IP アドレスを悪用して、ユーザをトラッキングできる可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2021-30930:Oguz Kırat 氏、Matthias Keller 氏 (m-keller.com)

2022 年 5 月 25 日に追加、2022 年 9 月 16 日に更新

ご協力いただいたその他の方々

WebKit

Nikhil Mittal 氏 (@c0d3G33k) のご協力に感謝いたします。

2021 年 11 月 18 日に追加

WebRTC

Matthias Keller 氏 (m-keller.com) のご協力に感謝いたします。

2021 年 11 月 18 日に追加

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