故人アカウント管理連絡先がアクセスできるデータ

この記事では、故人アカウント管理連絡先が、該当するApple Accountの所有者が亡くなった後でアクセスできるデータの種類をリストにまとめて紹介します。

故人アカウント管理連絡先がアクセスできるデータ

故人アカウント管理連絡先がアクセスできるデータは、該当するApple Accountの所有者（故人）がiCloudやiCloudバックアップに何を保管していたかによって違ってきます。故人アカウント管理連絡先は、以下のすべての種類のデータにアクセスできます。アカウントの所有者（故人）が前もってアクセスできるデータの種類を選別しておくことはできません。たとえば、メッセージやメールにだけアクセスできるようにして、iCloud写真はアクセスできないように故人が選り分けることはできません。ただし、故人が写真をすべて他社のサイトに保管していた場合、それらの写真はAppleには保管されていないので、故人のApple Accountのデータには含まれません。

故人アカウント管理連絡先は、状況にもよりますが、以下のデータにアクセスできます。

• iCloud写真

• メモ

• Mail

• 連絡先

• カレンダー

• リマインダー

• iCloudに保管されているメッセージ

• 通話履歴

• iCloud Driveに保管されているファイル

• ヘルスケアのデータ

• ボイスメモ

• Safariのブックマークとリーディングリスト

• iCloudバックアップ（App Storeからダウンロードしたアプリ、デバイスに保管されていた写真やビデオ、iCloudにバックアップされたデバイス設定やその他のコンテンツのうち、以下のリストで除外されていないものが入っている場合があります）

故人アカウント管理連絡先がアクセスできないデータ

以下のデータには、故人アカウント管理連絡先はアクセスできません。

• ライセンスが必要なメディア（故人が購入した映画、音楽、ブックなど）

• アプリ内課金（アップグレード、サブスクリプション、ゲームの通貨、アプリ内で購入されたその他のコンテンツなど）

• お支払い情報（Apple Accountのお支払い情報やApple Pay用に保存されているカードなど）

• 故人のキーチェーンに保管されている情報（Safariのユーザ名とパスワード、メール、連絡先、カレンダー、メッセージで使われるインターネットアカウント、クレジットカードの番号と有効期限日、Wi-Fiのパスワードなど）

関連情報

故人アカウント管理連絡先は、自分の死後に自分のApple Accountのデータにアクセスできるよう自ら選択しておく人のことです。セキュリティ対策のため、Appleで故人アカウント管理連絡先からの申請内容を審査し、必要な情報の確認がとれた場合にのみ、故人のAppleアカウントのデータへのアクセスを認めます。

• Apple Accountの故人アカウント管理連絡先を追加する方法

• 故人アカウント管理連絡先が故人のApple Accountへのアクセスを申請する方法