Safari 13.1 のセキュリティコンテンツについて
Safari 13.1 のセキュリティコンテンツについて説明します。
Apple セキュリティアップデートについて
Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。
Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。
セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。
Safari 13.1
Safari のダウンロード
対象 OS:macOS Mojave および macOS High Sierra、macOS Catalina に付属
影響:悪意のある iframe が別の Web サイトのダウンロード設定を使用する可能性がある。
説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9784:Tencent Security Xuanwu Lab の Ruilin Yang 氏、Ryan Pickren 氏 (ryanpickren.com)
WebKit
対象 OS:macOS Mojave および macOS High Sierra、macOS Catalina に付属
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-3901:Benjamin Randazzo 氏 (@____benjamin)
WebKit
対象 OS:macOS Mojave および macOS High Sierra、macOS Catalina に付属
影響:ダウンロードのオリジンが間違って関連付けられる可能性がある。
説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-3887:Ryan Pickren 氏 (ryanpickren.com)
WebKit
対象 OS:macOS Mojave および macOS High Sierra、macOS Catalina に付属
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-3895:grigoritchy 氏
CVE-2020-3900:Venustech の ADLab に協力する Dongzhuo Zhao 氏
WebKit
対象 OS:macOS Mojave および macOS High Sierra、macOS Catalina に付属
影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。
説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。
CVE-2020-3894:Google Project Zero の Sergei Glazunov 氏
WebKit
対象 OS:macOS Mojave および macOS High Sierra、macOS Catalina に付属
影響:リモートの攻撃者によって任意のコードが実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-3897:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Brendan Draper 氏 (@6r3nd4n)
WebKit
対象 OS:macOS Mojave および macOS High Sierra、macOS Catalina に付属
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、コードが実行される可能性がある。
説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-9783:Apple
WebKit
対象 OS:macOS Mojave および macOS High Sierra、macOS Catalina に付属
影響:リモートの攻撃者によって任意のコードが実行される可能性がある。
説明:メモリ処理を強化し、メモリ消費の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-3899:OSS-Fuzz により検出
WebKit
対象 OS:macOS Mojave および macOS High Sierra、macOS Catalina に付属
影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、クロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。
説明:入力検証を強化し、入力検証の脆弱性に対処しました。
CVE-2020-3902:Yiğit Can YILMAZ 氏 (@yilmazcanyigit)
WebKit ページの読み込み
対象 OS:macOS Mojave および macOS High Sierra、macOS Catalina に付属
影響:ファイルの URL が間違って処理される可能性がある。
説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。
CVE-2020-3885:Ryan Pickren 氏 (ryanpickren.com)
ご協力いただいたその他の方々
Safari
Tencent Security Xuanwu Lab の Dlive 氏、Procter & Gamble の Jacek Kolodziej 氏、LLC の One Up Security の Justin Taft 氏のご協力に感謝いたします。
Safari 機能拡張
underpassapp.com の Jeff Johnson 氏のご協力に感謝いたします。
Safari リーダー
Payatu Labs (payatu.com) の Nikhil Mittal 氏 (@c0d3G33k) のご協力に感謝いたします。
WebKit
Mozilla の Emilio Cobos Álvarez 氏、Google Project Zero の Samuel Groß 氏、hearmen 氏のご協力に感謝いたします。
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