watchOS 6.2 のセキュリティコンテンツについて

watchOS 6.2 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。

watchOS 6.2

2020 年 3 月 24 日

ActionKit

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションが、プライベートフレームワークから提供された SSH クライアントを使用できる可能性がある。

説明:この問題は、新しいエンタイトルメントによって解決されました。

CVE-2020-3917:Steven Troughton-Smith 氏 (@stroughtonsmith)

AppleMobileFileIntegrity

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションが任意のエンタイトルメントを使用できる可能性がある。

説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。

CVE-2020-3883:Linus Henze 氏 (pinauten.de)

CoreFoundation

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:アクセス権の問題がありました。この問題は、アクセス権の検証を強化することで解決されました。

CVE-2020-3913:Avira Operations GmbH & Co. KG の Timo Christ 氏

アイコン

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションが、ユーザがインストール済みのほかのアプリケーションを識別できる可能性がある。

説明:アイコンのキャッシュの処理を改善することで、この問題に対処しました。

CVE-2020-9773:Zimperium zLabs の Chilik Tamir 氏

アイコン

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:代替の App アイコンを設定すると、写真へのアクセス許可を必要とすることなく写真が開示される可能性がある。

説明:サンドボックスの制限を追加で設けて、アクセス関連の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3916:Vitaliy Alekseev 氏 (@villy21)

画像処理

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9768:Mohamed Ghannam 氏 (@_simo36)

IOHIDFamily

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3919:匿名の研究者

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3914:WaCai の pattern-f 氏 (@pattern_F_)

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9785:Qihoo 360 Nirvan Team の Proteas 氏

libxml2

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:libxml2 に複数の脆弱性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2020-3909:LGTM.com

CVE-2020-3911:OSS-Fuzz により検出

libxml2

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:libxml2 に複数の脆弱性がある。

説明:サイズ検証を強化し、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2020-3910:LGTM.com

メッセージ

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:ロックされた iOS デバイスに物理的にアクセスできる人が、返信が無効になっていてもメッセージに返信できる可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2020-3891:Peter Scott 氏

WebKit

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3895:grigoritchy 氏

CVE-2020-3900:Venustech の ADLab に協力する Dongzhuo Zhao 氏

WebKit

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3901:Benjamin Randazzo 氏 (@____benjamin)

WebKit

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:リモートの攻撃者によって任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3897:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Brendan Draper 氏 (@6r3nd4n)

ご協力いただいたその他の方々

FontParser

Google Chrome の Matthew Denton 氏のご協力に感謝いたします。

カーネル

Siguza 氏のご協力に感謝いたします。

LinkPresentation

Travis 氏のご協力に感謝いたします。

電話

Yiğit Can YILMAZ 氏 (@yilmazcanyigit) のご協力に感謝いたします。

rapportd

ダルムシュタット工科大学の Alexander Heinrich 氏 (@Sn0wfreeze) のご協力に感謝いたします。

WebKit

Google Project Zero の Samuel Groß 氏、匿名の研究者のご協力に感謝いたします。

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