tvOS 13.4 のセキュリティコンテンツについて

tvOS 13.4 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。

tvOS 13.4 のセキュリティコンテンツについて説明します。

2020 年 3 月 24 日リリース

ActionKit

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:アプリケーションが、プライベートフレームワークから提供された SSH クライアントを使用できる可能性がある。

説明:この問題は、新しいエンタイトルメントによって解決されました。

CVE-2020-3917:Steven Troughton-Smith 氏 (@stroughtonsmith)

AppleMobileFileIntegrity

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:アプリケーションが任意のエンタイトルメントを使用できる可能性がある。

説明:この問題は、チェックを強化することで解決されました。

CVE-2020-3883:Linus Henze 氏 (pinauten.de)

アイコン

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:悪意のあるアプリケーションが、ユーザがインストール済みのほかのアプリケーションを識別できる可能性がある。

説明:アイコンのキャッシュの処理を改善することで、この問題に対処しました。

CVE-2020-9773:Zimperium zLabs の Chilik Tamir 氏

画像処理

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9768:Mohamed Ghannam 氏 (@_simo36)

IOHIDFamily

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3919:匿名の研究者

カーネル

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3914:WaCai の pattern-f 氏 (@pattern_F_)

カーネル

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9785:Qihoo 360 Nirvan Team の Proteas 氏

libxml2

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:libxml2 に複数の脆弱性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2020-3909:LGTM.com

CVE-2020-3911:OSS-Fuzz により検出

libxml2

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:libxml2 に複数の脆弱性がある。

説明:サイズ検証を強化し、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2020-3910:LGTM.com

WebKit

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3895:grigoritchy 氏

CVE-2020-3900:Venustech の ADLab に協力する Dongzhuo Zhao 氏

WebKit

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:検証を追加することで、競合状態に対処しました。

CVE-2020-3894:Google Project Zero の Sergei Glazunov 氏

WebKit

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:リモートの攻撃者によって任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ消費の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3899:OSS-Fuzz により検出

WebKit

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、クロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。

説明:入力検証を強化し、入力検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3902:Yiğit Can YILMAZ 氏 (@yilmazcanyigit)

WebKit

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3901:Benjamin Randazzo 氏 (@____benjamin)

WebKit

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:ダウンロードのオリジンが間違って関連付けられる可能性がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3887:Ryan Pickren 氏 (ryanpickren.com)

WebKit

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、コードが実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-9783:Apple

WebKit

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:リモートの攻撃者によって任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3897:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Brendan Draper 氏 (@6r3nd4n)

WebKit ページの読み込み

対象となるデバイス:Apple TV 4K および Apple TV HD

影響:ファイルの URL が間違って処理される可能性がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2020-3885:Ryan Pickren 氏 (ryanpickren.com)

ご協力いただいたその他の方々

FontParser

Google Chrome の Matthew Denton 氏のご協力に感謝いたします。

カーネル

Siguza 氏のご協力に感謝いたします。

LinkPresentation

Travis 氏のご協力に感謝いたします。

WebKit

Mozilla の Emilio Cobos Álvarez 氏、Google Project Zero の Samuel Groß 氏、匿名の研究者のご協力に感謝いたします。

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