Radeon Pro W5500X MPX モジュールは、AMD Radeon Pro W5500X グラフィックプロセッサ (GPU)、8 GB の GDDR5 メモリ、2 基の HDMI 2.0 ポートを搭載しています。Mac Pro に Radeon Pro W5500X MPX モジュールを装着している場合、Mac Pro の上部*や背面にある Thunderbolt 3 ポートも併せて使い、さらにディスプレイを追加して接続できます。
Boot Camp を使ってすでに Windows を設定してある場合は、Radeon Pro W5500X MPX モジュールを取り付ける前に AMD ドライバをインストールしてください。
1 つの Radeon Pro W5500X MPX モジュールにディスプレイを接続する
Radeon Pro W5500X MPX モジュールを 1 つ装着している場合、MPX モジュールの HDMI ポートに最大 2 台の 4K ディスプレイを解像度 3840 x 2160 (60 Hz) で接続できます。
さらに、Mac Pro の Thunderbolt 3 ポートに追加で最大 2 台のディスプレイを以下の構成で接続できます。
- 1 台の Apple Pro Display XDR (解像度 6016 x 3384、60 Hz)
- 1 台の 5K ディスプレイ (解像度 5120 x 2880、60 Hz)
- 2 台の 4K ディスプレイ (解像度 3840 x 2160、60 Hz)
2 つの Radeon Pro W5500X MPX モジュールにディスプレイを接続する
Radeon Pro W5500X MPX モジュールを 2 つ装着している場合は、MPX モジュールの HDMI ポートに最大 4 台の 4K ディスプレイを解像度 3840 x 2160 (60 Hz) で接続できます。
さらに、Mac Pro の Thunderbolt 3 ポートに追加で最大 4 台のディスプレイを以下の構成で接続できます。
- 2 台の Apple Pro Display XDR (解像度 6016 x 3384、60 Hz) を Mac Pro の上部*および背面の Thunderbolt 3 ポートに接続
- 2 台の 5K ディスプレイ (解像度 5120 x 2880、60 Hz)
- 4 台の 4K ディスプレイ (解像度 3840 x 2160、60 Hz)
Microsoft Windows で Radeon Pro W5500X MPX モジュールを使う
Boot Camp を使っていて、Mac で設定が済んでいる場合は、Radeon Pro W5500X MPX モジュールを取り付ける前に AMD ドライバをインストールしてください。
- Mac を Windows で起動します。
- AMD の Web サイトにアクセスし、「ドライバーとサポート」をクリックします。
- メニューではなく、リストから製品を選択します。まず、「Graphics」を選択してから次の列で「Mac Graphics」を選択し、その次の列で「Apple Boot Camp」を選択します。
- 「送信」をクリックすると、利用できるドライバのリストが表示されます。
- お使いの Mac モデルに対応しているドライババージョンを確認し、「Download」をクリックします。
- ダウンロードした ZIP ファイルを展開し、展開されたフォルダ内の Setup App を実行して、ドライバをインストールします。
- Mac をシステム終了してから、Radeon Pro W5500X MPX モジュールを取り付けます。
AMD ドライバをインストールしておらず、画面が真っ黒になる (何も表示されない) 場合は、ディスプレイを HDMI で接続してから、上記の手順を実行してください。AMD ドライバをインストールした後、Thunderbolt 3 でディスプレイを接続できるようになります。
関連情報
- Mac Pro (2019) に PCIe カードを取り付ける方法については、こちらの記事を参照してください。
- Mac Pro (2019) に取り付け可能なカードについては、こちらの記事を参照してください。
- Mac での Apple Pro Display XDR の設定方法と使い方については、こちらの記事を参照してください。
- Mac で LG UltraFine 5K Display を使う方法については、こちらの記事を参照してください。
- Mac で 23.7 インチの LG UltraFine 4K Display を使う方法については、こちらの記事を参照してください。
* ラックマウントモデルでは、これらのポートは上部ではなく前面にあります。