メールアドレスを共有する/プライベートにする
「Apple でサインイン」を使ってアカウントを設定する際に App や Web サイトでメールアドレスの提示を求められた場合、選択肢は 2 つあります。
- App や Web サイトのデベロッパと個人用のメールアドレスを共有する場合は、「メールを共有」を選択します。その App をよく知っていて、先方からメールアドレスで本人確認されても差し支えない場合は、「メールを共有」を選択しても大丈夫です。
- 個人用のメールアドレスは教えずに、一意でランダムなアドレスを代わりに共有する場合は、「メールを非公開」を選択します。そのデベロッパについてあまり知らない場合や、プライバシーを重視したい場合は、「メールを非公開」を選択しましょう。
「メールを非公開」を選択した場合
一意でランダムなメールアドレスが作成されるので、アカウントの設定やサインインプロセスに際して、App や Web サイトのデベロッパに個人用のメールアドレスが伝わることはありません。このアドレスはユーザとデベロッパを一意に特定し、<一意の英数字の文字列>@privaterelay.appleid.com という形式になります。
たとえば、Apple ID が j.appleseed@icloud.com の場合、ある App 用の一意でランダムなメールアドレスは dpdcnf87nu@privaterelay.appleid.com のようになります。
App や Web サイトのデベロッパがこのアドレスに送ったメッセージは、Apple のプライベートメールリレーサービスによって個人用のメールアドレスに自動転送されます。それらのメールを読んで直接返信できます。それでも、個人用のアドレスのプライバシーは守られたままです。
Apple では、当社のリレーサービスを経由するメールメッセージの内容を読んだり処理したりすることはありません。ただし、信頼できるメールプロバイダとしての地位を守るため、最低限必要な標準のスパムフィルタリングだけは実行します。メールメッセージはユーザに配信された後、通常は数秒以内にリレーサーバーから削除されます。
デベロッパから届くメッセージの転送先のメールアドレスはいつでも変更できます。または、メール転送を無効にして、デベロッパからのメッセージの受信をやめることができます。App や Web サイトの中で直接、デベロッパと個人用のメールアドレスを共有するように選択することもできます。