iOS 12.3 のセキュリティコンテンツについて

iOS 12.3 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。

iOS 12.3

2019 年 5 月 13 日リリース

AppleFileConduit

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8593:Dany Lisiansky 氏 (@DanyL931)

連絡先

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意のあるアプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力検証を強化し、入力検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8598:Checkpoint Research の Omer Gull 氏

CoreAudio

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成されたムービーファイルを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2019-8585:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する VulWar Corp の riusksk 氏

ディスクイメージ

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意のあるアプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8560:バウマン・モスクワ州立工科大学の Nikita Pupyshev 氏

カーネル

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意のあるアプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8605:Google Project Zero の Ned Williamson 氏

カーネル

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:ローカルユーザにシステムを突然終了されたり、カーネルメモリを読み取られる可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8576:Google Project Zero の Brandon Azad 氏、LINE Security Team の unho Jang 氏および Hanul Choi 氏

カーネル

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションにシステムを突然終了されたり、カーネルメモリに書き込まれる可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8591:Google Project Zero に協力する Ned Williamson 氏

ロック画面

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:iOS デバイスに物理的にアクセスできる人物が、iTunes で使われているメールアドレスを確認できる可能性がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8599:ノースフロリダ大学の Jeremy Peña-Lopez 氏 (Radio)

メール

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成されたメッセージを処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:入力検証を強化し、入力検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8626:Google Project Zero の Natalie Silvanovich 氏

メールメッセージフレームワーク

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:リモートの攻撃者によって任意のコードが実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8613:Google Project Zero の Natalie Silvanovich 氏

MobileInstallation

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:ローカルユーザが、ファイルシステムの保護された部分を変更できる可能性がある。

説明:symlinks の処理に、検証不備の脆弱性がありました。この問題は、シンボリックリンクの検証を強化することで解決されました。

CVE-2019-8568:Dany Lisiansky 氏 (@DanyL931)

MobileLockdown

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意のあるアプリケーションがルート権限を取得できる場合がある。

説明:入力検証を強化し、入力検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8637:Dany Lisiansky 氏 (@DanyL931)

写真のストレージ

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:サンドボックス化されたプロセスが、サンドボックスの制約を回避できる可能性がある。

説明:サンドボックスの制限を追加で設けて、アクセス関連の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8617:匿名の研究者

SQLite

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:メモリ処理を改善し、入力検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8577:Checkpoint Research の Omer Gull 氏

SQLite

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された SQL クエリによって、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8600:Checkpoint Research の Omer Gull 氏

SQLite

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意のあるアプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:入力検証を強化し、入力検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8598:Checkpoint Research の Omer Gull 氏

SQLite

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:脆弱なコードを削除することで、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8602:Checkpoint Research の Omer Gull 氏

ステータスバー

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:ロック画面に、ロックが解除された後もロック済みのアイコンが表示される場合がある。

説明:UI の処理を改善することで、この問題を解決しました。

CVE-2019-8630:Jon M. Morlan 氏

StreamingZip

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:ローカルユーザが、ファイルシステムの保護された部分を変更できる可能性がある。

説明:symlinks の処理に、検証不備の脆弱性がありました。この問題は、シンボリックリンクの検証を強化することで解決されました。

CVE-2019-8568:Dany Lisiansky 氏 (@DanyL931)

sysdiagnose

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:アプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8574:Seekintoo (@seekintoo) の Dayton Pidhirney 氏 (@_watbulb)

WebKit

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2019-8607:LINE Security Team の Junho Jang 氏および Hanul Choi 氏

WebKit

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-6237:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する G. Geshev 氏、Qihoo 360 Vulcan Team の Liu Long 氏

CVE-2019-8571:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する 01 氏

CVE-2019-8583:Tencent Xuanwu Lab の sakura 氏、Tencent Keen Lab の jessica 氏 (@babyjess1ca_)、Venustech の ADLab の dwfault 氏

CVE-2019-8584:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する MWR Labs の G. Geshev 氏

CVE-2019-8586:匿名の研究者

CVE-2019-8587:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する G. Geshev 氏

CVE-2019-8594:KAIST Web Security & Privacy Lab の Suyoung Lee 氏および Sooel Son 氏、KAIST SoftSec Lab の HyungSeok Han 氏および Sang Kil Cha 氏

CVE-2019-8595:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する MWR Labs の G. Geshev 氏

CVE-2019-8596:Georgia Tech の SSLab の Wen Xu 氏

CVE-2019-8597:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する 01 氏

CVE-2019-8601:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Fluoroacetate 氏

CVE-2019-8608:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する G. Geshev 氏

CVE-2019-8609:Georgia Tech の SSLab の Wen Xu 氏

CVE-2019-8610:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する匿名の研究者

CVE-2019-8611:Google Project Zero の Samuel Groß 氏

CVE-2019-8615:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する MWR Labs の G. Geshev 氏

CVE-2019-8619:Georgia Tech の SSLab の Wen Xu 氏、Chaitin Security Research Lab の Hanqing Zhao 氏

CVE-2019-8622:Google Project Zero の Samuel Groß 氏

CVE-2019-8623:Google Project Zero の Samuel Groß 氏

CVE-2019-8628:Georgia Tech の SSLab の Wen Xu 氏、Chaitin Security Research Lab の Hanqing Zhao 氏

Wi-Fi

対象となるデバイス:iPhone 5s 以降、iPad Air 以降、iPod touch (第 6 世代)

影響:デバイスが WiFi MAC アドレスでパッシブに追跡される可能性がある。

説明:ブロードキャスト MAC アドレスを削除し、ユーザのプライバシーにかかわる問題に対処しました。

CVE-2019-8620:ダルムシュタット工科大学 Secure Mobile Networking Lab の David Kreitschmann 氏および Milan Stute 氏

ご協力いただいたその他の方々

Clang

Google Project Zero の Brandon Azad 氏のご協力に感謝いたします。

CoreFoundation

Vozzie 氏および Rami 氏、Tencent の Xuanwu Lab の m4bln 氏、Xiangqian Zhang 氏、Huiming Liu 氏のご協力に感謝いたします。

カーネル

Google Project Zero の Brandon Azad 氏、および匿名の研究者のご協力に感謝いたします。

MediaLibrary

Angel Ramirez 氏および Min (Spark) Zheng 氏、Alibaba Inc. の Xiaolong Bai 氏のご協力に感謝いたします。

MobileInstallation

Yiğit Can YILMAZ 氏 (@yilmazcanyigit) のご協力に感謝いたします。

Safari

Ben Guild 氏 (@benguild) のご協力に感謝いたします。

Apple 製以外の製品に関する情報や、Apple が管理または検証していない個々の Web サイトは、推奨や承認なしで提供されています。Apple は他社の Web サイトや製品の選定、性能、使用については一切責任を負いません。Apple は他社の Web サイトの正確性や信頼性については一切明言いたしません。インターネットの使用にはリスクがつきものです。詳しくは各社にお問い合わせください。その他の会社名や製品名は、それぞれの所有者の商標である場合があります。

公開日: