watchOS 5.2 のセキュリティコンテンツについて

watchOS 5.2 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。

watchOS 5.2

2019 年 3 月 27 日リリース

アカウント

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された vcf ファイルを処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:検証を強化し、サービス運用妨害の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8538:Trevor Spiniolas 氏 (@TrevorSpiniolas)

2019 年 4 月 3 日に追加

CFString

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された文字列を処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:ロジックを改良し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8516:Frifee Inc. の SWIPS Team

configd

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8552:Mohamed Ghannam 氏 (@_simo36)

連絡先

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、バッファオーバーフローの脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8511:匿名の研究者

CoreCrypto

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2019-8542:匿名の研究者

file

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成されたファイルを処理すると、ユーザ情報が漏洩する可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8906:Francisco Alonso 氏

2019 年 4 月 15 日に更新

Foundation

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-7286:匿名の研究者、Google Threat Analysis Group の Clement Lecigne 氏、Google Project Zero の Ian Beer 氏、Google Project Zero の Samuel Groß 氏

GeoServices

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のある SMS リンクをクリックすると、任意のコードが実行される可能性がある。

説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8553:匿名の研究者

iAP

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2019-8542:匿名の研究者

IOHIDFamily

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:ローカルユーザにシステムを突然終了されたり、カーネルメモリを読み取られる可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8545:Zimperium zLabs Team の Adam Donenfeld 氏 (@doadam)

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:ローカルの攻撃者が、メモリを漏洩させる可能性がある。

説明:領域外読み込みの脆弱性があり、これを悪用されると、カーネルメモリが漏洩する可能性がありました。この問題は、入力検証を強化することで解決されました。

CVE-2019-8547:derrek 氏 (@derrekr6)

2019 年 5 月 30 日に追加

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8525:Qihoo 360 Nirvan Team の Zhuo Liang 氏および shrek_wzw 氏

2019 年 5 月 30 日に追加

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:リモートの攻撃者にシステムを突然終了されたり、カーネルメモリを破損されたりする可能性がある。

説明:サイズ検証を強化し、バッファオーバーフローに対処しました。

CVE-2019-8527:Google の Ned Williamson 氏および derrek 氏 (@derrekr6)

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ管理を強化し、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8528:Fabiano Anemone 氏 (@anoane)、Qihoo 360 Vulcan Team の Zhao Qixun 氏 (@S0rryMybad)

2019 年 4 月 3 日に追加

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションが、カーネルメモリのレイアウトを判断できる可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8540:Qihoo 360 Nirvan Team の Weibo Wang 氏 (@ma1fan)

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2019-8514:Google Project Zero の Samuel Groß 氏

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションが、カーネルメモリのレイアウトを判断できる可能性がある。

説明:領域外読み込みの脆弱性があり、これを悪用されると、カーネルメモリが漏洩する可能性がありました。この問題は、入力検証を強化することで解決されました。

CVE-2019-6207:Qihoo 360 Nirvan Team の Weibo Wang 氏 (@ma1fan)

CVE-2019-8510:Antid0te UG の Stefan Esser 氏

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:ローカルユーザがカーネルメモリを読み取れる場合がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-7293:Google の Ned Williamson 氏

MediaLibrary

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションに、制限されたファイルにアクセスされる可能性がある。

説明:脆弱なコードを削除し、追加のチェックを設けることで、アクセス許可の問題に対処しました。

CVE-2019-8532:Alibaba Inc. の Angel Ramirez 氏、Min (Spark) Zheng 氏、および Xiaolong Bai 氏

2019 年 5 月 30 日に追加

メッセージ

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:ローカルユーザが、重要なユーザ情報を閲覧できる可能性がある。

説明:サンドボックスの制限を追加で設けて、アクセス関連の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8546:ChiYuan Chang 氏

パスコード

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:部分的に入力されたパスコードが、デバイスがスリープ状態になる際に消去されない場合がある。

説明:部分的に入力されたパスコードが、デバイスがスリープ状態になる際に消去されない問題がありました。ロック解除されたデバイスがスリープ状態になるときにパスコードを消去することで、この問題に対処しました。

CVE-2019-8548:Tobias Sachs 氏

電源管理

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションにシステム権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:MIG で生成されるコードに、入力検証の脆弱性が複数ありました。検証を強化し、これらの問題に対処しました。

CVE-2019-8549:SSD Secure Disclosure (ssd-disclosure.com) の Mohamed Ghannam 氏 (@_simo36)

プライバシー

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のある App に、インストールの間にユーザをトラッキングされる可能性がある。

説明:モーションセンサーの補正において、プライバシーの脆弱性がありました。モーションセンサーの処理を改善することで、この問題に対処しました。

CVE-2019-8541:ケンブリッジ大学の Stan (Jiexin) Zhang 氏および Alastair R. Beresford 氏、Polymath Insight Limited の Ian Sheret 氏

サンドボックス

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:サンドボックス化されたプロセスが、サンドボックスの制約を回避できる可能性がある。

説明:制限を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8618:Brandon Azad 氏

2019 年 5 月 30 日に追加

セキュリティ

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:信頼されていない RADIUS サーバ証明書が信頼される可能性がある。

説明:Trust Anchor Management に検証不備の脆弱性がありました。検証を強化し、この脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8531:匿名の研究者、SecureW2 の QA チーム

2019 年 5 月 15 日に追加

Siri

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションが、ユーザの承認なしで音声入力リクエストを開始できる可能性がある。

説明:音声入力リクエストの処理において、API に脆弱性がありました。検証を強化し、この脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8502:ノースカロライナ州立大学の Luke Deshotels 氏、ノースカロライナ州立大学の Jordan Beichler 氏、ノースカロライナ州立大学の William Enck 氏、ブカレスト工科大学の Costin Carabaș 氏、ブカレスト工科大学の Răzvan Deaconescu 氏

TrueTypeScaler

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成されたフォントを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。

説明:配列境界チェック機能を改善することで、領域外読み込みの脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8517:Trend Micro Zero Day Initiative に協力する VulWar Corp の riusksk 氏

WebKit

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8536:Apple

CVE-2019-8544:匿名の研究者

WebKit

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、型の取り違え (type confusion) の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8506:Google Project Zero の Samuel Groß 氏

WebKit

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-8518:Google Project Zero の Samuel Groß 氏

CVE-2019-8558:Google Project Zero の Samuel Groß 氏

CVE-2019-8559:Apple

CVE-2019-8563:Apple

CVE-2019-8638:OSS-Fuzz により検出

CVE-2019-8639:OSS-Fuzz により検出

2019 年 5 月 30 日に更新

WebKit

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、プロセスメモリが漏洩する可能性がある。

説明:ロジックを改良し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2019-7292:360 ESG Codesafe Team の Zhunki 氏および Zhiyi Zhang 氏

ご協力いただいたその他の方々

アカウント

ダルムシュタット工科大学 Secure Mobile Networking Lab の Milan Stute 氏のご協力に感謝いたします。

2019 年 5 月 30 日に追加

カーネル

Google Project Zero の Brandon Azad 氏、Brandon Azad 氏、Ilan Ramon High School の Raz Mashat 氏 (@RazMashat) のご協力に感謝いたします。

2019 年 5 月 30 日に更新

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