watchOS 5.1 のセキュリティコンテンツについて

watchOS 5.1 のセキュリティコンテンツについて説明します。

Apple セキュリティアップデートについて

Apple では、ユーザ保護の観点から、調査が終了してパッチやリリースが公開されるまでは、セキュリティ上の問題を公開、説明、または是認いたしません。最近のリリースについては、「Apple セキュリティアップデート」ページに一覧形式でまとめています。

セキュリティについて詳しくは、Apple 製品のセキュリティに関するページを参照してください。Apple との通信は、Apple Product Security PGP キーで暗号化できます。

Apple のセキュリティ関連の文書では、可能な場合、脆弱性の CVE-ID に言及しています。

watchOS 5.1

2018 年 10 月 30 日リリース

AppleAVD

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意のあるアプリケーションに権限を昇格される可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4384:Google Project Zero の Natalie Silvanovich 氏

CoreCrypto

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:ミラー・ラビン素数判定法の脆弱性を悪用した攻撃者が、素数を不正確に判定する可能性がある。

説明:素数の判定法に脆弱性がありました。この問題は、素数の判定に擬似乱数の底を使うことで解決されました。

CVE-2018-4398:ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイの Martin Albrecht 氏、Jake Massimo 氏、Kenny Paterson 氏、ルール大学ボーフムの Juraj Somorovsky 氏

ICU

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された文字列を処理すると、ヒープ破損が起きる可能性がある。

説明:入力検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4394:匿名の研究者

IPSec

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションに、昇格した権限を取得される可能性がある。

説明:入力検証を強化することで、領域外読み込みに対処しました。

CVE-2018-4371:Leviathan Security Group の Tim Michaud 氏 (@TimGMichaud)

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:脆弱なコードを削除することで、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4420:Mohamed Ghannam 氏 (@_simo36)

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションが、制限されたメモリを読み取れる可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ初期化の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4413:TrendMicro Mobile Security Team の Juwei Lin 氏 (@panicaII)

カーネル

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:アプリケーションにカーネル権限を取得され、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4419:Mohamed Ghannam 氏 (@_simo36)

NetworkExtension

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:VPN サーバに接続すると、DNS クエリが DNS プロキシに漏洩する可能性がある。

説明:ステート管理を改善し、ロジックの問題に対処しました。

CVE-2018-4369:匿名の研究者

Safari リーダー

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された Web ページで Safari リーダー機能を有効にすると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。

説明:検証を強化し、ロジックの脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4374:Ryan Pickren 氏 (ryanpickren.com)

Safari リーダー

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された Web ページで Safari リーダー機能を有効にすると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティング攻撃につながるおそれがある。

説明:Safari に、クロスサイトスクリプティングの脆弱性がありました。この問題は、URL の検証を強化することで解決されました。

CVE-2018-4377:Ryan Pickren 氏 (ryanpickren.com)

セキュリティ

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された S/MIME 署名済みのメッセージを処理すると、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:ロジックを改良し、検証の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4400:LAC Co., Ltd. の Yukinobu Nagayasu 氏

WebKit

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。

説明:メモリ処理を強化し、複数のメモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4372:KAIST Softsec Lab (韓国) の HyungSeok Han 氏、DongHyeon Oh 氏、Sang Kil Cha 氏

CVE-2018-4373:ngg 氏、alippai 氏、DirtYiCE 氏、Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する Tresorit の KT 氏

CVE-2018-4375:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する南洋理工大学の Yu Haiwan 氏および Wu Hongjun 氏

CVE-2018-4376:Trend Micro の Zero Day Initiative に協力する 010 氏

CVE-2018-4382:Google Project Zero の lokihardt 氏

CVE-2018-4386:Google Project Zero の lokihardt 氏

CVE-2018-4392:360 ESG Codesafe Team の zhunki 氏

CVE-2018-4416:Google Project Zero の lokihardt 氏

WebKit

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、コードが実行される可能性がある。

説明:検証を強化し、メモリ破損の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4378:匿名の研究者、360 ESG Codesafe Team の zhunki 氏

WiFi

対象となるデバイス:Apple Watch Series 1 以降

影響:ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者から、サービス運用妨害を受ける可能性がある。

説明:検証を強化し、サービス運用妨害の脆弱性に対処しました。

CVE-2018-4368:ダルムシュタット工科大学 Secure Mobile Networking Lab の Milan Stute 氏および Alex Mariotto 氏

ご協力いただいたその他の方々

証明書署名

Yiğit Can YILMAZ 氏 (@yilmazcanyigit) のご協力に感謝いたします。

セキュリティ

Parachute の Marinos Bernitsas 氏のご協力に感謝いたします。

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